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   衆議院議長横路孝弘君不信任決議案(第一七四回国会、決議第四号)


 本院は、衆議院議長横路孝弘君を信任せず。
  右決議する。

     理 由
 昨年の政権交代以降、どのような国会論戦が展開されるのか国民が注視するなか、民主党を中心とする与党は、少数会派の要求に耳を傾けることなく、自らが思い描く日程を進めることのみに専心し、乱暴な議事運営を繰り返してきた。
 いうまでもなく議会は言論の府であり、国権の最高機関たる国会にあって、議長は各会派の意見を尊重しながら、公正・円満な議会運営を進めていく中心的役割を果たさねばならない。
 しかるに衆議院議長横路孝弘君は、これまで議会が積み上げてきたルールや慣例を無視して憚らない与党にのみ加担し、議会の生命線である合意形成に向けて努力することもなく、議会制民主主義が崩壊していく過程を放置し続けている。石川知裕君辞職勧告決議案、鳩山総理と小沢民主党幹事長の政治資金問題に関連する証人喚問や参考人招致、公共事業箇所付け漏洩問題、一方的な本会議趣旨説明と重要広範議案の扱い、予算委員会公聴会の不正常な状況での実施など、今国会において野党四党が善処を申し入れた事項に対し、横路君は黙殺を決め込み、与野党の対立と議会の混乱に拍車をかけた。
 このように著しく中立性に欠け、議長としての指導力を発揮できない横路孝弘君がこれ以上議長の職に留まることは断じて許すことができず、不信任に値する。
 以上が本決議案を提出する理由である。

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