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平成二十年五月一日提出
質問第三四四号

物価高騰を「しょうがない」とした内閣総理大臣の発言に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




物価高騰を「しょうがない」とした内閣総理大臣の発言に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一六九第三一四号)を踏まえ、再質問する。

一 国際的な原油価格高騰による国内でのガソリン、灯油販売価格の高騰、また同時に国際的な小麦価格高騰を受けたパンやうどん、ラーメン等の麺類等、国民生活に極めて密接に関わる諸物価が近年急激な上昇を見せており、また本年四月三十日、衆議院本会議において道路特定財源の暫定税率を復活させる税制関連法案が再可決され、翌五月一日からは再度ガソリンスタンドにおけるガソリン販売価格が値上がりすることが見込まれる。この様な国民生活に深く関わる物資の価格が高騰していることにつき、福田康夫内閣総理大臣は本年四月十二日、東京都内において自ら開催した「桜を見る会」において「まあ物価が上がるとかね、しょうがないことはしょうがない。耐えて、工夫して、切り抜けていく。それが大事なんですよ」との発言(以下、「総理発言」という。)をしたことにつき、「総理発言」の真意は何か、「総理発言」は適切かと前回質問主意書で問うたところ、「前回答弁書」では「これは、原油価格や穀物など一次産品の価格が世界的に上昇している状況は、資源不足、人口増加、途上国の発展などから生じる構造的な問題を反映しているというのが一致した見方であることを踏まえ、そういう状況においては、我が国が構造改革を進め、二についてで述べたような種々の対応策を政府として講じつつ『工夫して切り抜けていく』ということが重要であって、そのための取組を引き続き行っていくということを示したものである。」との答弁がなされているが、右は、福田総理自ら質問に目を通し、自らの考えに基づいて答弁をしたものか。
二 多くの国民は「総理発言」に対して、一の答弁にある様に物価高騰に相対し、然るべき対応策をとっていく旨の福田総理の決意の現れと言うよりも、物価が高騰するのは政府としてもいかんともしがたく、国民もそれに耐えるしかないという、福田総理の物価高騰に対する極めて冷淡かつ無気力な考えとして受けたものと考えるが、福田総理の見解如何。
三 福田総理は職を賭して物価高騰に相対し、国民生活を守る考えはあるか。

 右質問する。



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