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平成二十年五月十五日提出
質問第三九〇号

北朝鮮による核兵器開発を巡る六カ国協議についての外務省幹部の見解に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




北朝鮮による核兵器開発を巡る六カ国協議についての外務省幹部の見解に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一六九第三三九号)を踏まえ、再質問する。

一 本年四月二十四日付の読売新聞四面に、「『六カ国協議 交渉甘い』外務省幹部が苦言」との見出しで、外務省幹部の一人が、北朝鮮による核開発問題等に対応するために日本、米国、韓国、ロシア、中国、北朝鮮の六カ国でつくられた協議のための枠組み(以下、「六カ国協議」という。)について、我が国の「六カ国協議」における交渉は甘く、現在「六カ国協議」が停滞している原因となっている旨の発言(以下、「発言」という。)をしたと書かれた記事(以下、「読売記事」という。)が掲載されていることにつき、「前回答弁書」で外務省は、「読売記事」は承知しているとしながらも、「外務省として、御指摘の発言の具体的内容を確認することができないため、お答えすることは困難である。」と答弁しているが、当方は「発言」はどこで行われたか、誰がしたものかを全て承知の上で問うている。また当方は、「発言」は我が国として北朝鮮の核開発問題によりきちんと対応する必要があるとの意志を示した前向きな提言であり、間違っているものとは考えておらず、むしろ好意的に評価しているものである。それなのに外務省が「発言」について、「具体的内容を確認できない」とごまかし、ウソをつくのはなぜか。
二 「発言」について、外務省はどの者に事実関係を問うた上で一の答弁にある様に「具体的内容を確認できない」と答弁しているのか明らかにされたい。
三 「発言」に関する外務省の答弁に見られる様に、外務省の不誠実さが現在の日本外交の停滞につながっていると考えるが、外務省の見解如何。
四 「前回答弁書」で外務省は「北朝鮮の核問題の平和的・外交的な解決に当たっては、現時点では、六者会合が最も現実的な枠組みと考えており、引き続き、政府部内はもとより、米国及び韓国を始めとする関係国とも緊密に連携しつつ、最大限努力をしていく考えである。」と答弁しているが、北朝鮮の核開発問題が停滞していることを見ても、「発言」にある様に、我が国の「六カ国協議」における交渉に甘さがあったことが原因ではないのか。
五 「前回答弁書」を含め、質問主意書に対する政府答弁書は閣議を経た上で決定されるものと承知しているが、各閣僚はそれぞれの答弁書の中身にきちんと目を通し、内容を把握しているのか。
六 五で、内容を把握しているのなら、なぜ一で挙げた様ないいかげんな内容の答弁が認められるのか説明されたい。

 右質問する。



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