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平成二十年六月五日提出
質問第四八二号

防衛省における裏金組織についての調査等に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




防衛省における裏金組織についての調査等に関する質問主意書


 「政府答弁書」(内閣衆質一六九第三六九号)を踏まえ、以下質問する。

一 防衛省において情報収集を主たる目的とする報償費(以下、「報償費」という。)の多くが架空の領収書で裏金化され、幹部や関係部局の裁量で使えるような組織ぐるみの不正経理を長年に渡り行っていたこと(以下、「報償費の裏金化」という。)が判明し、また、「報償費の裏金化」により裏金化された「報償費」の一部が、防衛大臣、副大臣、事務次官各室など防衛省首脳レベルの人物へも大臣官房秘書課によって管理・配分されてきたとの昨年十二月の新聞報道を受け、現在防衛省において進められている、長岡憲宗経理装備局長を中心にした「報償費」の使途等に関し確認する作業(以下、「作業」という。)について、「政府答弁書」では「防衛省としては、現在、一通り聞き取り作業を終え、関係資料の確認や再度の聞き取りを行っているところであり、取りまとめの段階に至っていないが、できるだけ早期に作業を終えたいと考えている。」との答弁がなされているが、先の質問主意書を提出してからほぼ一カ月が経った本年六月五日現在、「作業」の進捗状況はどの様になっているか説明されたい。「作業」は取りまとめの段階に至っているか。
二 「作業」の対象について、本年四月十八日の政府答弁書(内閣衆質一六九第二八五号)では「防衛省大臣官房、防衛政策局及び地方協力局を含む、防衛省の報償費のうち情報収集及び犯罪捜査に関するものを使用している部署すべて」とされているが、右の関係部署それぞれに対していつ「作業」が行われたのか、時系列で説明されたい。
三 「作業」について、石破茂防衛大臣より直近で何らかの指示は下されているか。下されているのなら、指示が下された日にち及び内容について説明されたい。
四 これまでの答弁書を見る限り、防衛省は少なくとも本年四月八日の段階で一通りの「作業」を終えていることが明らかになっている。一で、未だに取りまとめの段階に至っていないのなら、右の時点からほぼ二カ月もの時間が経過しているのに、「作業」の取りまとめになぜこれほど時間がかかるのか、その理由を説明されたい。

 右質問する。



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