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平成二十年六月十六日提出
質問第五四〇号

尖閣諸島付近における台湾の遊漁船による我が国への領海侵犯に対する政府の対応等に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




尖閣諸島付近における台湾の遊漁船による我が国への領海侵犯に対する政府の対応等に関する質問主意書


 本年六月十日、尖閣諸島の我が国領海内において、我が国の巡視船と台湾の遊漁船が接触する事故(以下、「事故」という。)が発生した。右を踏まえ、以下質問する。

一 「事故」発生を受けて、政府はどの様な初動対応をとったのか説明されたい。
二 「事故」が発生してから、政府は台湾側の誰に対して抗議を行ったか。
三 「事故」に関し、台湾の劉兆玄行政院長が、六月十三日の立法院における答弁で、尖閣諸島の領有権をめぐる日台の争いでは、問題解決の最終手段として「開戦の可能性を排除しない」との強硬な発言(以下、「劉発言」という。)をしたと報じられているが、政府は「劉発言」を確認しているか。
四 「劉発言」に対する政府の評価如何。
五 「事故」を受けて、台湾外交部の欧鴻錬外交部長は六月十四日、台湾の駐日特命全権大使に相当する台北駐日経済文化代表処の許世楷代表を台湾に召還すると発表したが、右の措置に対する政府の認識如何。
六 五の台湾側の措置に対して、政府はどの様な対抗措置をとる考えでいるか。例えば、我が国側の駐台湾在外公館に相当する財団法人交流協会の責任者を我が国に召還させる等の対抗措置をとる考えはあるか。
七 台湾側の船が尖閣諸島周辺の我が国の領海内に侵入し、「事故」と類似した争いが起きた事例はこれまであるか。
八 六月十六日午前、「事故」に対する我が国政府の措置に抗議する台湾の船と台湾の巡視船が尖閣諸島周辺の我が国の領海内に侵入し、我が国の巡視船が退去勧告をするという一幕があった。また、同月十五日、那須秀雄第十一管区海上保安本部長が、同本部における記者会見で「巡視船にも過失があった」と、「事故」について台湾側に謝罪の意を表明している。しかし、尖閣諸島は我が国固有の領土であり、尖閣諸島をめぐる領土問題はそもそも存在していないというのが政府の公式見解であると承知する。「事故」のそもそもの発端は、台湾側による一方的な領海侵犯であり、政府は謝罪を行うのではなく、台湾側の行為に対して激しく抗議する等、毅然とした態度で対処すべきではないのか。

 右質問する。



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