質問本文情報
平成二十年六月十七日提出質問第五四八号
外務省においてかつて行われていたとされている白紙領収書作成についての質問に対する同省の不誠実な対応等に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
外務省においてかつて行われていたとされている白紙領収書作成についての質問に対する同省の不誠実な対応等に関する第三回質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一六九第四六六号)を踏まえ、再度質問する。
二 前回質問主意書で、「記述」は外務省並びに原田局長の名誉を毀損するかと問うたが、「前回答弁書」では何の答弁もなされていない。外務省が右の質問に答えない理由は何か。
三 二〇〇七年五月二十五日発売の週刊金曜日が、「スクープ 外務省に新疑惑 日本大使館から名画や陶磁器など四年半で九十八点が消えた!?」との見出しで、在外公館から名画や陶磁器など四年半で九十八点が消えたとする記事を掲載していることに対して、外務省が「美術品に関する『週刊金曜日』の記事について」との題で、当該記事の内容は事実ではない旨反論する文章を二〇〇七年五月二十四日付で外務省HP上に掲載している。この様に、週刊金曜日の記事に対しては外務省として然るべき対応をとっているのに、「記述」に対して外務省として何の対応もとっていないのは、外務省の対応に矛盾があるのではないかと前回質問主意書で問うたところ、「前回答弁書」では「御指摘の外務省ホームページの見解については、先の答弁書(平成二十年五月十三日内閣衆質一六九第三三〇号)の三について等で述べた理由から決定したものであり、御指摘のように外務省の対応に矛盾があるとは考えていない。」との答弁がなされている。外務省が、右の週刊金曜日の記事は事実ではなく、また各方面より問い合わせを受けたことをもって、それに反論する文書を同省のHPに掲載したことは当方も既に承知している。少なくとも佐藤氏が「記述」において、かつて原田氏より「白紙領収書」作成を指示されたと主張していることは、外務省において確認されておらず、確たる事実であるとの確証はとれていないのなら、それがあたかも紛れもない事実であるかの様に、しかも国会の場で職を賭してもよいとまで言って訴えている佐藤氏及び「記述」に対しても、同様にHP等により反論する等の手段をとるべきではなかったのか。
右質問する。