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平成二十七年二月六日提出
質問第五一号

福島第一原発事故の影響を描いた著作物に関する質問主意書

提出者  鈴木貴子




福島第一原発事故の影響を描いた著作物に関する質問主意書


 二〇一四年四月二十八日発売の週刊ビッグコミックスピリッツに掲載されていた漫画「美味しんぼ」において、以下のような描写がなされていた。
〇福島県を訪問した主人公が突如鼻血を出す。その主人公に対し、双葉町の前町長が、それは被ばくの影響であり、双葉町では同じ症状の人が大勢いるとの発言をする。
〇震災がれきを受け入れた大阪市内のごみ焼却場周辺の住民にも、同様に鼻血の症状が出ていると専門家が発言をする。
 右に対し、賛否両論様々な批評がなされたことに対し、「美味しんぼ」の作者である雁屋哲氏が『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(以下、「最新著書」とする。)を上梓したと承知する。
 右と関連する過去の政府答弁書(内閣衆質一八六第一五九号、一七九号、一九六号等)を踏まえ、質問する。

一 政府は「最新著書」を承知し、その内容を把握しているか。
二 「最新著書」に対する政府の見解如何。右に書かれている内容は、事実を反映したものであると政府は認識しているか。
三 前文で触れた「美味しんぼ」における描写と同様の内容を取り上げ、国会の場で質問を行ったことがある者が、第二次安倍晋三内閣の閣僚の中にいると承知するが、安倍総理として、右を把握しているか。
四 前文で触れた「美味しんぼ」における描写に関し、政府は一連の答弁書の中で、論評することを避けてきた。「最新著書」が出版された今、福島県内を訪問した人に鼻血を出す症状が出て、福島県民、更には大阪市はじめ震災がれきを受け入れた自治体住民にも同様の症状を訴える人がいるという事実はあるのか否か、改めて政府の見解を明らかにすることを求める。
五 三と四に関連し、前文で触れた「美味しんぼ」の内容と「最新著書」の内容が事実であり、福島県内を訪問した人に鼻血を出す症状が出て、福島県民、更には大阪市はじめ震災がれきを受け入れた自治体住民にも同様の症状を訴える人が本当にいるのなら、政府としてそのことを広く国民に明らかにし、厚生労働省はじめ政府全体を挙げてしかるべき対応をとるべきではないのか。

 右質問する。



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