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平成三十年二月八日提出
質問第六一号

トランプ大統領の実施しようとしている軍事パレードに対する政府の方針に関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




トランプ大統領の実施しようとしている軍事パレードに対する政府の方針に関する質問主意書


 平成三十年二月六日、アメリカのトランプ大統領は、国防総省に対し、軍事パレードの実施を検討するよう指示していることを国防総省の報道官が明らかにしたことをCNNなどが報じている。報道官によると、計画はまだ「初期の段階」だと報じられている。
 ホワイトハウスのサンダース報道官はこれを受け、トランプ氏が同省にパレード実施の可能性を「探る」よう求めたことを認めた。同氏はそのうえで、トランプ氏が「我が国の安全を守るために日々命を危険にさらしている」米兵らを非常に強く支援する気持ちから、「全国民が感謝の気持ちを示せる行事」の検討を要請したと述べた。
 安倍総理は、日米首脳会談などの機会に、「日米が百%共にある」との発言を行っている。例えば、平成二十九年十一月六日の日米首脳会談後の記者会見でも、日本は、「トランプ大統領の立場を一貫して支持している」「日米が百%共にあることを力強く確認した」と発言している。
 これらの事実を踏まえ、以下質問する。

一 唯一の同盟国であるアメリカで軍事パレードが行われる場合、そこにアメリカの同盟国の自衛隊の部隊が行進などに参加することは、儀礼的な色彩が強く、武力行使等との一体化にあたらないため、現行の憲法解釈上、可能であるのか。政府の見解如何。
二 アメリカ政府から招待を受けた場合、アメリカの軍事パレードに自衛隊が参加することを禁じる法令がないため、法令解釈上、自衛隊の参加は禁止されないという理解でよいか。
三 アメリカには軍事パレードの習慣がなく、アメリカ国内でも賛否両論があるため、安倍総理が常々「トランプ大統領の立場を一貫して支持している」「日米が百%共にあることを力強く確認した」と発言しつつも、アメリカの軍事パレードに日本政府の代表者が出席することは望ましくないと思われるが、政府の見解如何。

 右質問する。



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