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平成三十年三月十六日提出
質問第一五九号

台湾の蔡英文総統へのお見舞いメッセージに関する再質問主意書

提出者  源馬謙太郎




台湾の蔡英文総統へのお見舞いメッセージに関する再質問主意書


 安倍晋三首相は、台湾東部で二月六日に発生した地震に際して、台湾宛にお見舞いメッセージを出し、当初は首相官邸のウェブサイトに「蔡英文総統閣下」の宛名が記載されていたが、すぐに削除された。その理由について菅官房長官の記者会見及び河野外務大臣の二月二十三日予算委員会分科会の答弁において、「広く台湾の方々へのメッセージとして掲載することが適当と判断した」と述べている。これらを踏まえ、再度、事実確認をしたく、以下質問する。

一 第二次安倍内閣発足後の平成二十五年以降から現在に至るまで、首相官邸から他国宛のメッセージは四十四件あるが、本件の他にテロ行為により亡くなられた個人宛のメッセージ一件を除き、全て国家元首が宛名にされている。「広く台湾の方々へのメッセージとして掲載することが適当と判断した」ということが削除の判断ならば、他の四十二件のメッセージは今回のメッセージに比して「幅広い国民の皆さま」宛の度合いが違うのか。同じであれば変更の理由は何か。
二 平成二十八年に起きた台湾地震に対するお見舞いメッセージにおいては、外務省のホームページに「台湾の地震に関する安倍総理大臣発馬英九総統宛て」と当時の総統が宛名として記載されているが、今回のメッセージとの違いは何か。
三 再度の質問になるが、掲載直後に記載されていた「蔡英文総統閣下」の宛名はいつ削除されたのか。
四 削除の判断は、内閣総理大臣による判断か、河野外務大臣によるものか、内閣全体の判断か。
五 中国外務省の耿爽副報道局長からの申し入れに対して、我が国はどのように対応したのか。
六 我が国は、台湾の蔡英文氏を総統として認めているのか。
七 今回の途中での宛名の削除が前例になると思うが、今後の同様のメッセージにおいて、相手国の元首の名前の有無が、メッセージの意味合い、対象者の範囲の違いになるのか。
八 元首の名前があった場合は、今回の台湾へのメッセージよりも「幅広い皆さま」への意味合いが薄いと理解してよいか。

 右質問する。



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