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平成三十年六月八日提出
質問第三七一号

日本大学理事長に関する平成二十七年四月十五日の下村文部科学大臣答弁に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




日本大学理事長に関する平成二十七年四月十五日の下村文部科学大臣答弁に関する質問主意書


 日本大学アメリカンフットボール部の危険タックルの問題が大きく注目を集めていますが、日本大学の理事長である田中英壽氏については、平成二十七年四月十五日の衆議院文部科学委員会で牧義夫議員より複数の疑惑が取り上げられています。
 牧議員から「施設整備の受注業者のさらに下請の電気設備の会社からバックマージンを取っていたんじゃないか」という読売新聞の記事が示され、文部科学省に対して、この記事に対する認識と事実確認をしたのかという質問がされました。藤原政府参考人からは「学校法人の方からは、弁護士による第三者調査を行いまして、その結果といたしまして、工事発注の謝礼として金銭授受は認められないという結論を得たという報告を、平成二十五年の六月に受けているところでございます」という答弁があり、この答弁に対して、牧議員は「学校の第三者委員会からの報告を受けて、はいそうですかということであるとしたら、非常に感度が鈍いと私は言わざるを得ないと思うんですけれども、大臣は、今お話を聞いてどう思われますか。」と大臣に問いました。この問いに対して、当時の下村文部科学大臣は「今、私学部長からの答弁がありましたが、私自身も事実関係を確認したいと思います。」と答えています。
 また、牧議員は反社会勢力のトップにある人と日本大学の田中理事長が一緒に歓談している写真を掲載して「ザ・ヤクザ・オリンピックス」というタイトルを付けた海外メディアの記事も取り上げ、「日大には百億円以上の私学助成も入っております。この学校のコンプライアンスというのは一体どうなっているのか、文科省としてきちっと調査委員会を設置して調べていただくべきだというふうに私は思っております。」と述べた上で、大臣に見解を求めたところ、下村文科大臣からは「今回の事案は初めてお聞きしたことでありますので、文科省の中に調査委員会をつくるか、あるいは、その大学に第三者委員会をつくるかどうかを含めて、まず私自身で調査をさせていただきたいと思います。その上で判断させていただきたいと思います。」と答えました。
 以上、二つの大臣答弁について、以下質問します。

一 読売新聞の記事に対する牧義夫議員の質問は、日本大学が設置した第三者委員会の報告をそのまま受け入れることでは感度が鈍いと指摘しており、それを受けて下村大臣が「私自身も事実関係を確認したい」と答弁していることを踏まえ、下村大臣としてどのような方法で事実関係を確認し、確認した結果、どのような判断をし、その結果、何を行ったのか、明らかにされたい。
二 海外メディアの記事に対する下村大臣の答弁でも、「私自身で調査をさせていただきたい」と答えていますが、具体的にどのような調査を行い、その結果、どうだったのか、そして、文科省の中に調査委員会をつくることも検討したのか、そして、作らなかったのはどのような判断に基づくものなのか、明らかにされたい。

 右質問する。



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