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答弁本文情報

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平成二十年二月八日受領
答弁第四三号

  内閣衆質一六九第四三号
  平成二十年二月八日
内閣総理大臣 福田康夫

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員山井和則君提出一般肝炎患者への対策等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員山井和則君提出一般肝炎患者への対策等に関する質問に対する答弁書



一について

 現在インターフェロン治療を受けている患者は年間約五万人であるが、御指摘の十万人という数字は、昨年十一月七日に与党が取りまとめた「新しい肝炎総合対策の推進」を踏まえ、今後七年間でインターフェロン治療を必要とするすべての患者が治療を受けることを目標に、当該治療の年間の受療者の倍増を目指したものである。

二について

 御指摘の治療が必要な患者数は把握していないが、医療機関を受診している肝炎、肝硬変及び肝がんの患者数は、平成十七年度患者調査によると六十四万六千人と推計されている。また、そもそもインターフェロン治療が効くかどうかは、患者の病態や使用する薬剤等により異なるため、インターフェロン治療が効く患者数をお答えすることは困難である。なお、御指摘の三百五十万人という数字はウイルス性肝炎の患者数ではなく、無症候性キャリアを含めた数字であると考える。

三及び四について

 厚生労働省としては、お尋ねの人数については把握していない。

五について

 厚生労働省としては、本年一月十五日に厚生労働大臣と薬害肝炎全国原告団及び薬害肝炎全国弁護団との間で調印した「基本合意書」において、「本件事件の検証を第三者機関において行う」ことを確約したところであり、今後、これを踏まえ、当該検証の進め方等について検討してまいりたい。

六について

 世界保健機関(WHO)の平成十六年世界保健報告によると、全死因のうち肝硬変の占める割合が日本より高い国は、モルドバ共和国、メキシコ合衆国、ハンガリー共和国など計八十か国であり、肝がんの占める割合が日本より高い国は、モンゴル国、大韓民国の二か国である。

七について

 平成十八年人口動態統計に基づき日本人の全死因のうち肝がんの占める割合を算出したところ、その割合は、約三パーセントであり、これは他の疾病と比べて比較的高い割合であるが、その原因としては、肝がんが治癒困難であること、高齢者に多い疾病であることが考えられる。また、全死因のうち、肝硬変の占める割合は約〇・八パーセントであり、これは他の疾病と比べて必ずしも高い割合とは言えない。



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