答弁本文情報
平成二十年六月二十日受領答弁第五一一号
内閣衆質一六九第五一一号
平成二十年六月二十日
内閣総理大臣 福田康夫
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員山口壯君提出GXロケット開発に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員山口壯君提出GXロケット開発に関する質問に対する答弁書
一について
民間事業者と文部科学省、経済産業省及び独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「機構」という。)との役割分担の下で行われているGXロケットの開発については、民間事業者側から、これまで民間が担当してきたロケットシステム全体の開発、第一段推進系の開発等を機構が開発主体となって進めるよう要望されたこと等を受け、現在、宇宙開発委員会において、当該要望において機構が実施するよう求められている開発内容等を評価しているところであり、当該評価の結果等を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えている。
ロケット開発を国等と民間事業者が協力して実施する場合には、両者の信頼関係の構築が重要であると認識している。
GXロケットの開発における役割分担については、平成十五年三月に民間事業者側がロケットシステム全体の開発、第一段推進系の開発等を、文部科学省及び機構が第二段推進系の開発等を、経済産業省がロケット設計基盤技術の開発等をそれぞれ担当すること等で関係者が合意し、その後、細部の調整が進められてきたところであり、御指摘の文部科学大臣の答弁は、このような経緯について述べたものである。当該合意等の詳細については、平成二十年二月二十五日に宇宙開発委員会推進部会GXロケット評価小委員会に民間事業者側の株式会社IHIと機構の連名で提出された資料に示されているところである。