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衆議院議長謹話



天皇陛下には、日本国及び日本国民統合の象徴として、数々の国事行為や諸外国との友好親善、宮中行事などの各般の公務に精励されておいでになりました。陛下は、常に日本国憲法下における皇室のあるべき姿をお考えになり、皇后陛下と共に、戦没者の慰霊に尽くすとともに世界の平和を祈り、また各種の災害時には、被災地を慰問し、被災された方々と膝を接して親しくお言葉をかけられるなど、国民のそばに寄り添い、国民とともに歩んでこられました。


私を含めて国民はひとしくこのような両陛下の真摯なお姿や人々に向けられる慈愛に満ちたまなざしを目の当たりにし、深い感銘を受けるとともに尊敬と思慕の念を抱いているところであります。


その一方で、陛下が象徴としてのお立場を第一としてお考えになり、国民に寄り添おうとする姿勢を示されることにより、御齢(おんよわい)を重ねられるにつれてお体に負担がかかりましたことは、私といたしましては、誠に恐懼の至りであり忸怩たる思いであります。


このたびの陛下からのお言葉は、立法府の長として謹んで受けとめ、思いを深く致しております。また、皇室の在り方につきましては、今後、国民各層において幅広く議論が行われ、国民を代表する国会議員には、これらの議論を受けつつ粛然とした対応をすることを望みます。


(平成28年8月8日)



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