このたび、平成の次の元号がつつがなく決まりましたことを、全国民の皆さんと喜びたいと思います。今回の元号の選定作業に加わるという重い責任を果たし終えたことに心から安堵するとともに、清々しい気持ちでいっぱいであります。
今回の元号について、我が国の豊かな国民文化と伝統とを象徴する古典から採用したことは画期的なことであり、心からの敬意を表します。
総理が述べられたように、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が希望を持ち、それぞれの人生の花を開けるような社会づくりが力強く進んでほしいという思いが滲み出ていると言ってもいいと思います。まさに、新しく即位される天皇陛下をお迎えして、新しい時代の出発に相応しいものと考えます。
国民の皆さんが一刻も早くこの元号に親しみ、新しい天皇陛下とともに、世界の平和と日本国のさらなる発展、そして国民の皆さん一人一人の益々の幸福を願ってやみません。
(平成31年4月1日) |
元号選定に係る衆参両院正副議長への意見伺い前の模様(平成31年4月1日)