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ベニグノ・アキノ3世フィリピン共和国大統領歓迎会


平成27年6月3日(水)、国賓として来日したベニグノ・アキノ3世フィリピン共和国大統領が国会を訪問し、両院議長主催による歓迎会が参議院議場において行われ、アキノ大統領が演説を行いました。



山崎参議院議長は歓迎の挨拶で、これまでに培われた二国間の関係は、戦略的パートナーシップへと成熟を遂げており、両国の利益はもとより、広くアジア太平洋地域の安寧にも資するものと期待している旨述べるとともに、この度の御訪日は、今後の両国関係を更なる高みへと導く契機として、誠に意義深いものであると確信する旨述べました。


アキノ大統領は、まず、町村前衆議院議長の逝去に対して哀悼の意を表しました。次に日本が変革と継続的な改善等に代表される「日本方式」によって多くの困難を乗り越えてきた旨を指摘の上、フィリピンに長期的な事業基盤を確立する日本企業が今後も増えていくことを期待しました。次いで日本はフィリピンと二国間自由貿易協定を締結している唯一の国であり、2014年にフィリピンの最大の貿易相手国であったことを挙げ、観光分野や多くの日本船にフィリピン人船員が乗船しているなど労働の面でも両国経済が密接に結びついていると述べました。

次に東アジアと東南アジアの海洋及び沿岸地域の繁栄はモノと人の自由な移動に大きく依存しているが、国際法によって明確に付与された範囲の外側で地理的境界や権原を書き換える試みによってこの繁栄が損なわれる危険にさらされていると述べ、日本が平和の維持のためにとっている積極的な立場の観点から日本の国会で行われている審議に注目している、日本はフィリピンが戦略的パートナーシップを築いている2か国のうちの1つであり、フィリピンにとって日本との関係は地域における自由を確保するための最前線であると述べました。

また、先の大戦の灰燼の中から両国民の関係が不死鳥のように蘇ったと指摘し、日本はフィリピンにとって最大の政府開発援助供与国であり、特にミンダナオ島の和平プロセスにおける日本の支援に謝意を表明しました。そして、両国が今後も積極的に関与することが、地域における安定、繁栄、包摂性を実現するための支となると指摘の上、更なる高みに到達しようとしている両国の関係がこれから実を結んでいくことを期待していると述べました。


最後に、大島衆議院議長は、アキノ大統領の哀悼の表明に謝意を表した後、2011年9月、両国が「戦略的パートナーシップ」を確認して以降、活発な要人往来を通じて協力関係を強化させつつある中、今回の演説は、来年の日本・フィリピン国交回復60周年に向けて、両国関係の更なる発展につながるものと確信していると述べました。さらに、アジア地域を巡る緊張感も高まりを見せている中、フィリピンとは、民主主義という同じ価値観を共有する同志として、共にアジア、そして世界の平和と発展に資するよう、協力してまいりたいと願うと述べました。


歓迎会には、安倍内閣総理大臣を始め衆参両院約360名の国会議員が参列しました。





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