皇嗣殿下の立皇嗣の礼は、菊薫る本日、厳かにつつがなく挙行されました。この令辰に当たり、殿下が皇嗣となられたことが広く内外に宣明されましたことは、まことに喜びに堪えません。
殿下には、これまで長きにわたり、上皇陛下、天皇陛下を支えられるとともに、国民と苦楽を共にされ、国民の幸せを願われる皇室の伝統に思いを致されつつ、一つ一つのお務めを大切にされながら、皇族としての様々な御活動に精励してこられました。この度の皇位継承に伴い、皇嗣となられ、いよいよ重い立場にお就きでいらっしゃいます。
殿下には、妃殿下をはじめ御家族の皆様方とともに、今後一層中外の信望に応えられつつ、ますますお健やかにお過ごしになることを衷心よりお祈り申し上げます。
ここに、謹んで皇室の弥栄を祈念し、慶祝の意を表する次第です。
(令和2年11月8日) |