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全国戦没者追悼式における大島衆議院議長追悼の辞
(平成28年8月15日)


大島衆議院議長は、日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で、次のとおり、追悼の辞を述べ献花しました。


全国戦没者追悼式における議長追悼の辞


天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、全国戦没者追悼式が挙行されるにあたり、衆議院を代表して、謹んで追悼の言葉を申し述べます。

先の大戦が終結してから七十一年が経過いたしました。この日を迎えるたびに、国の安泰を願いつつ、戦禍の犠牲となられた方々のご無念を思い、今もなお深い悲しみが込み上げてまいります。そして、かけがえのない家族を失ったご遺族の心情はいかばかりかと拝察いたします。心より諸霊のご冥福を祈り、ご遺族の皆様にお見舞い申し上げます。

戦後、我が国は国民の懸命の努力により、荒廃した国土を復興し、民主主義国家としての発展を成し遂げてまいりました。同時に、我が国は戦後一貫して平和国家としての立場を堅持し、国際協調の中でアジアと世界の平和と安定に貢献してまいりました。

しかし、世界の状況に目を向けると、トルコ、フランス、ドイツやバングラデシュ等、各地でのテロの発生や、中東・アフリカ諸国での地域紛争、増大する難民・移民への対応等、問題が山積しており、国境を越えて対応に当たらなければならない事案が増加しております。複雑さを増す国際環境の中で、国民の生活を守り、世界平和にどのように貢献していくのか、今後も真摯に考え、行動する必要があります。また、戦後七十一年が経過し、先の大戦を実際に体験した世代は少なくなり、一方において、戦争を知らない世代が大多数を占めるようになってまいります。衆議院においても、戦後生まれの議員が九割以上を占めるに至っております。その中で、戦後我が国が築いてきた平和国家としての繁栄は、先人たちの多大な犠牲の上に得られたものであることを国民一人ひとりが心に留め、あの凄惨な歴史を後世へと伝えていかなければなりません。

我々国会議員は、改めて先の大戦に思いをいたし、日本国憲法の理念の下、世界平和の構築、そして日本国民の暮らしを守っていくことに全力を尽くしていかなければならないとの思いを強くしております。

結びに戦没者の御霊の安らかならんことをお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様の心の平安とご健勝を祈念いたしまして追悼の言葉といたします。


        平成二十八年八月十五日


衆議院議長  大島 理森





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