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第12号 平成30年3月16日(金曜日)

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平成三十年三月十六日(金曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 古屋 圭司君

   理事 石田 真敏君 理事 岸  信夫君

   理事 御法川信英君 理事 大塚 高司君

   理事 松本 洋平君 理事 熊田 裕通君

   理事 手塚 仁雄君 理事 牧  義夫君

   理事 伊藤  渉君

      大隈 和英君    神田  裕君

      小島 敏文君    古賀  篤君

      田野瀬太道君    根本 幸典君

      百武 公親君    牧島かれん君

      中谷 一馬君    山内 康一君

      伊藤 俊輔君  もとむら賢太郎君

      黒岩 宇洋君    塩川 鉄也君

      遠藤  敬君

    …………………………………

   議長           大島 理森君

   副議長          赤松 広隆君

   事務総長         向大野新治君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月十六日

 辞任         補欠選任

  藤丸  敏君     小島 敏文君

  本田 太郎君     神田  裕君

  福田 昭夫君     黒岩 宇洋君

同日

 辞任         補欠選任

  神田  裕君     本田 太郎君

  小島 敏文君     藤丸  敏君

  黒岩 宇洋君     福田 昭夫君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 国土審議会委員の選挙の件

 国家公務員等任命につき同意を求めるの件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

古屋委員長 これより会議を開きます。

 まず、国土審議会委員の選挙の件についてでありますが、同委員に自由民主党から吉川貴盛君を候補者として届け出てまいっております。

 本件は、本日の本会議においてその選挙を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

古屋委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、この選挙は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。

    ―――――――――――――

古屋委員長 次に、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてでありますが、人事官、食品安全委員会委員、再就職等監視委員会委員長及び同委員、行政不服審査会委員、国地方係争処理委員会委員、日本銀行総裁及び同副総裁、労働保険審査会委員、運輸審議会委員、公害健康被害補償不服審査会委員に、お手元の印刷物にあります諸君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいっております。

    ―――――――――――――

 一、国家公務員等任命につき同意を求めるの件

  人事官

   立花  宏君 4・14任期満了につき再任

  食品安全委員会委員

   佐藤  洋君 6・30任期満了につき再任

   川西  徹君 山添康君6・30任期満了につきその後任

   吉田  緑君 6・30任期満了につき再任

   香西みどり君 石井克枝君6・30任期満了につきその後任

   堀口 逸子君 6・30任期満了につき再任

   伊藤  充君 村田容常君6・30任期満了につきその後任

  再就職等監視委員会委員長及び同委員

   委員長 井上 弘通君 大橋寛明君3・20任期満了につきその後任

   委 員 伊東 研祐君 3・20任期満了につき再任

       篠原 文也君 3・20任期満了につき再任

       平田眞理子君 3・20任期満了につき再任

       鍋島 美香君 笠京子君3・20任期満了につきその後任

  行政不服審査会委員

   戸塚  誠君 3・31任期満了につき再任

   交告 尚史君 大橋洋一君3・31任期満了につきその後任

   中山ひとみ君 3・31任期満了につき再任

  国地方係争処理委員会委員

   富越 和厚君 小早川光郎君4・16任期満了につきその後任

   成瀬 純子君 高橋寿一君4・16任期満了につきその後任

   牛尾 陽子君 4・16任期満了につき再任

   辻  琢也君 牧原出君4・16任期満了につきその後任

   齋藤  誠君 渡井理佳子君4・16任期満了につきその後任

  日本銀行総裁及び同副総裁

   総 裁 黒田 東彦君 4・8任期満了につき再任

   副総裁 若田部昌澄君 岩田規久男君3・19任期満了につきその後任

       雨宮 正佳君 中曽宏君3・19任期満了につきその後任

  労働保険審査会委員

   渡邉 英寿君 6・30任期満了につき再任

  運輸審議会委員

   和田 貴志君 松田英三君7・5任期満了につきその後任

  公害健康被害補償不服審査会委員

   佐脇  浩君 3・31任期満了につき再任

   佐々木隆一郎君3・31任期満了につき再任

    ―――――――――――――

古屋委員長 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

古屋委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

古屋委員長 次に、本日の議事日程第一及び第二について発言を求められておりますので、順次これを許します。手塚仁雄君。

手塚委員 いわゆる財務省の決裁文書改ざん問題をめぐって、この間、十日近くにわたって国会が不正常な状況でありました。それを打開するべく、各党、政党間の協議があり、きょうこうして委員会が開かれていることは多といたしますけれども、きょうの本会議で、この不正常な期間に与党片肺で行われた外務委員会あるいは内閣委員会の上がり法案を処理するということについては、私ども立憲としては反対の立場を表明させていただきたいと思います。

 以上です。

古屋委員長 牧義夫君。

牧委員 同じく、上がり法案の採決に反対の趣旨を申し述べたいと思います。

 不当廉売の疑いのある国有地払下げに係る決裁文書が国会における政府答弁とのつじつま合わせを図るために改ざんされた事件によって、国会の国政調査権そのものが根底から否定されたと言っても過言ではないと思います。

 なぜこのような事態に至ったか、その原因と経緯を究明することは今後の国会審議の大前提であり、事の重大性については与野党共有してきたと理解をいたしております。

 だからこそ、各党の努力によって本日の本会議開催に至ったものと理解をし、関係各位の努力は多としたいと思います。

 しかしながら、国会が極めて不正常な中、まさにどさくさに紛れて、その趣旨説明から委員会採決に至るまで、全く我々が議論に参加できないまま、本日、外務、内閣各委員会より上程された法案が本会議で採決されることは、断じて容認できません。

 これらの法案については、各委員会に差し戻し、審議をやり直すこと、本日の本会議においては、同意人事採決の後、これら手続に瑕疵のある法案の採決は行わず、直ちに閉会の宣言をされますことを議長に求めるものでございます。

 以上です。

古屋委員長 塩川鉄也君。

塩川委員 本日の本会議において、子ども・子育て支援法改正案及び在外公館名称位置給与法改正案を議題とすることに反対の発言を行います。

 森友学園との国有地取引に関する財務省の決裁文書改ざん事件は、民主主義の根幹を揺るがす大問題です。民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源である公文書を改ざんしたことは、国民共有の財産である公文書を毀損し、国民の知る権利を侵害するものであり、断じて認められません。

 三権分立のもと、国会が政府に対する監視機能を果たすことは、国民の負託を受けた国会として果たすべき重要な責務です。国会からの資料要求に対して政府が文書を改ざんして提出したことは、国権の最高機関である国会の国政調査権のじゅうりんであり、国会と行政府の信頼関係を根底から突き崩すものとなります。

 改ざん事件の徹底究明こそ、国会が果たすべき最優先の課題です。我が党を始めとする野党の実態解明の要求を拒んできた政府の対応は重大です。

 それなのに、自民、公明の与党は、このような政府の対応を追認するだけでなく、野党の反対を押し切って、法案審議を強行してきました。

 在外公館法改正案は、一方的に委員会付託を強行し、我が党始め野党委員が、大臣所信質疑含め、一切審議を行わないまま、委員会で採決が強行されました。子ども・子育て支援法改正案に至っては、内閣委員会での野党の所信質疑を棚上げにし、我が党など野党の欠席のもと、本会議での法案質疑を強行し、委員会審議を強行し、採決まで行いました。しかも、法律案要綱に誤りがあったにもかかわらず、何らの謝罪、訂正も行われなかったのであります。議会制民主主義を踏みにじる暴挙と言わざるを得ません。二法案の本会議上程、採決は認められません。

 今国会が行うべきことは、森友公文書改ざん事件の全容解明です。そのための集中審議、佐川前理財局長、安倍昭恵総理夫人らの証人喚問こそ直ちに行うことを強く求め、発言を終わります。

    ―――――――――――――

古屋委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

向大野事務総長 まず最初に、国土審議会委員の選挙を行います。この選挙は、動議により、手続を省略して、議長において指名されることになります。

 次に、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてお諮りいたします。採決は八回になりますが、順序は印刷物のとおりでございます。

 次に、日程第一につき、中山外務委員長の報告がございます。採決は、起立採決をもって行います。

 次に、日程第二につき、山際内閣委員長の報告がございます。採決は、起立採決をもって行います。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

       採 決 順 序

 1(反対 共産、自由)

  人事官

                立花  宏君

 2(全会一致)

  食品安全委員会委員

      佐藤  洋君    川西  徹君

      香西みどり君    堀口 逸子君

      伊藤  充君

  行政不服審査会委員

      交告 尚史君    中山ひとみ君

  国地方係争処理委員会委員

      富越 和厚君    成瀬 純子君

      牛尾 陽子君    辻  琢也君

      齋藤  誠君

  労働保険審査会委員

                渡邉 英寿君

 3(反対 自由、社民)

  食品安全委員会委員

                吉田  緑君

  行政不服審査会委員

                戸塚  誠君

 4(反対 共産)

  再就職等監視委員会委員長及び同委員

   委員長 井上 弘通君

   委 員 伊東 研祐君   篠原 文也君

       平田眞理子君   鍋島 美香君

  公害健康被害補償不服審査会委員

      佐脇  浩君   佐々木隆一郎君

 5(反対 立憲、希望、無会、共産、自由、社民)

  日本銀行総裁

                黒田 東彦君

 6(反対 立憲、希望、無会、共産、社民)

  日本銀行副総裁

                若田部昌澄君

 7(反対 希望、無会、共産、自由)

  日本銀行副総裁

                雨宮 正佳君

 8(反対 共産、社民)

  運輸審議会委員

                和田 貴志君

    ―――――――――――――

 議事日程 第七号

  平成三十年三月十六日

    午後一時開議

 第一 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

古屋委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

古屋委員長 次に、次回の本会議は、追って公報をもってお知らせいたします。

 なお、来る二十日火曜日午前十一時から理事会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時七分散会


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