第25号 平成13年4月19日(木曜日)
平成十三年四月十九日(木曜日)―――――――――――――
平成十三年四月十九日
午後一時 本会議
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○本日の会議に付した案件
京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案(藤井孝男君外十四名提出)
午後一時二分開議
○議長(綿貫民輔君) これより会議を開きます。
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○小此木八郎君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
藤井孝男君外十四名提出、京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
○議長(綿貫民輔君) 小此木八郎君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(綿貫民輔君) 御異議なしと認めます。
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京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案(藤井孝男君外十四名提出)
○議長(綿貫民輔君) 京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案を議題といたします。
提出者の趣旨弁明を許します。藤井孝男君。
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京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案
〔本号末尾に掲載〕
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〔藤井孝男君登壇〕
○藤井孝男君 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合、保守党、21世紀クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。
案文を朗読いたします。
京都議定書発効のための国際合意の実現に関する決議案
地球温暖化が二十一世紀における最も深刻な問題となる中で、国際社会は、これまで十年にわたって、気候変動枠組み条約の発効とそれに続く京都議定書の採択によって、地球温暖化防止のための国際的合意を積み重ねてきた。このたびブッシュ米政権が京都議定書からの離脱を表明したことは大変遺憾であり、地球環境保護についての国際的な取り組みを後退させるものである。京都議定書の交渉に世界最大の温室効果ガス排出国であるアメリカが継続して参加することを強く求めるものである。
日本は地球温暖化防止京都会議(COP3)の議長国として京都議定書を取りまとめた特別の地位にある。政府はもとより、立法府である国会、その他あらゆる各層が一丸となって地球温暖化防止の国内制度を構築するとともに、我が国は早期に批准し、京都議定書の二〇〇二年発効をめざして、国際的なリーダーシップを発揮すべきである。
アメリカをはじめ世界各国に対して、京都議定書が発効できるよう、七月のCOP6再開会合において国際合意に到達することを強く訴えるものである。
右決議する。
以上であります。
何とぞ議員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)
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○議長(綿貫民輔君) 採決いたします。
本案を可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(綿貫民輔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。
この際、谷津環境大臣臨時代理から発言を求められております。これを許します。環境大臣臨時代理谷津義男君。
〔国務大臣谷津義男君登壇〕
○国務大臣(谷津義男君) 地球温暖化問題は、地球規模の重大な問題であり、世界各国が一体となってこの問題に取り組むことが必要であると認識しております。
政府といたしましては、ただいまの御決議の趣旨を十分尊重いたしまして、地球温暖化防止の国内制度の構築に全力で取り組むとともに、京都議定書の二〇〇二年発効を目指して、COP6再開会合の成功に全力を尽くしてまいる所存でございます。(拍手)
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○議長(綿貫民輔君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時七分散会