第9号 平成13年10月23日(火曜日)
平成十三年十月二十三日(火曜日)―――――――――――――
議事日程 第五号
平成十三年十月二十三日
午後一時開議
第一 予防接種法の一部を改正する法律案(第百五十一回国会、内閣提出)
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○本日の会議に付した案件
日程第一 予防接種法の一部を改正する法律案(第百五十一回国会、内閣提出)
午後一時三分開議
○議長(綿貫民輔君) これより会議を開きます。
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日程第一 予防接種法の一部を改正する法律案(第百五十一回国会、内閣提出)
○議長(綿貫民輔君) 日程第一、予防接種法の一部を改正する法律案を議題といたします。
委員長の報告を求めます。厚生労働委員長鈴木俊一君。
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予防接種法の一部を改正する法律案及び同報告書
〔本号末尾に掲載〕
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〔鈴木俊一君登壇〕
○鈴木俊一君 ただいま議題となりました予防接種法の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、高齢者におけるインフルエンザの発病及び重症化の防止に適切に対応できる予防接種制度を構築するため、インフルエンザを予防接種の対象疾病とする等、所要の措置を講じようとするものであります。
その主な内容は、
第一に、現行の予防接種の対象疾病を一類疾病とし、インフルエンザを二類疾病とすること、
第二に、現行の予防接種の対象者に課されている予防接種を受けるよう努める義務を、二類疾病に係る定期の予防接種の対象者については課さないものとすること、
第三に、二類疾病に係る定期の予防接種による健康被害に対する給付は、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法と同様の給付とすること
等であります。
本案は、第百五十一回国会に提出され、去る六月七日本委員会に付託となり、同月二十七日坂口厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取した後、継続審査となっていたものであります。
今国会においては、十月十九日質疑に入り、同日質疑を終了いたしましたところ、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び保守党の五会派共同により、インフルエンザ予防接種の対象者を高齢者に限定するとともに、政府は、施行後五年を目途に、高齢者に係るインフルエンザの流行の状況等を勘案し、必要な検討を行う等の修正案が提出されました。
採決の結果、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。
なお、本案に対し附帯決議を付することに決しました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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○議長(綿貫民輔君) 採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(綿貫民輔君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。
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○議長(綿貫民輔君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時六分散会