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第1号 平成16年2月13日(金曜日)

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本国会召集日(平成十六年一月十九日)(月曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 池田 元久君

   理事 岩永 峯一君 理事 谷本 龍哉君

   理事 中谷  元君 理事 渡辺 博道君

   理事 今野  東君 理事 丸谷 佳織君

      遠藤 武彦君    小野寺五典君

      川崎 二郎君    河井 克行君

      高村 正彦君    鈴木 淳司君

      田中 和徳君    土屋 品子君

      西銘恒三郎君    松宮  勲君

      宮下 一郎君    阿久津幸彦君

      末松 義規君    田中眞紀子君

      武正 公一君    中野  譲君

      前原 誠司君    増子 輝彦君

      松原  仁君    米澤  隆君

      漆原 良夫君    赤嶺 政賢君

      東門美津子君

    ―――――――――――――

一月十九日

 池田元久君委員長辞任につき、その補欠として米澤隆君が議院において、委員長に選任された。

平成十六年二月十三日(金曜日)委員長の指名で、次のとおり小委員及び小委員長を選任した。

 北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員

      岩永 峯一君    遠藤 武彦君

      木村  勉君    中谷  元君

      西銘恒三郎君    宮下 一郎君

      渡辺 博道君    加藤 尚彦君

      武正 公一君    中野  譲君

      増子 輝彦君    松原  仁君

      漆原 良夫君    赤嶺 政賢君

 北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員長            遠藤 武彦君

平成十六年二月十三日(金曜日)

    午後零時五十分開議

 出席委員

   委員長 米澤  隆君

   理事 岩永 峯一君 理事 谷本 龍哉君

   理事 中谷  元君 理事 渡辺 博道君

   理事 今野  東君 理事 末松 義規君

   理事 武正 公一君 理事 増子 輝彦君

   理事 丸谷 佳織君

      遠藤 武彦君    小野寺五典君

      河井 克行君    木村  勉君

      高村 正彦君    鈴木 淳司君

      田中 和徳君    土屋 品子君

      西銘恒三郎君    松宮  勲君

      宮下 一郎君    阿久津幸彦君

      加藤 尚彦君    田中眞紀子君

      中野  譲君    前原 誠司君

      松原  仁君    漆原 良夫君

      赤嶺 政賢君    東門美津子君

    …………………………………

   外務大臣         川口 順子君

   外務副大臣        逢沢 一郎君

   外務副大臣        阿部 正俊君

   外務大臣政務官      田中 和徳君

   外務大臣政務官      松宮  勲君

   外務大臣政務官      荒井 正吾君

   外務委員会専門員     原   聰君

    ―――――――――――――

委員の異動

一月十九日

 辞任         補欠選任

  池田 元久君     加藤 尚彦君

同月二十日

 辞任         補欠選任

  川崎 二郎君     木村  勉君

二月十三日

 理事首藤信彦君及び土肥隆一君一月十六日委員辞任につき、その補欠として末松義規君及び増子輝彦君が理事に当選した。

同日

 理事今野東君同日理事辞任につき、その補欠として武正公一君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

二月三日

 米軍岩国基地の機能強化反対に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一号)

 戦争協力反対に関する請願(志位和夫君紹介)(第六五号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の辞任及び補欠選任

 国政調査承認要求に関する件

 小委員会設置に関する件

 小委員会における政府参考人出頭要求に関する件

 小委員会における参考人出頭要求に関する件

 国際情勢に関する件


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     ――――◇―――――

米澤委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、外務委員長を務めることになりました米澤隆でございます。

 現在、我が国には解決すべき外交問題が山積しており、本委員会の果たすべき役割はまことに重大であります。

 委員の皆様方の御指導、御協力をいただきまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でございます。

 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

     ――――◇―――――

米澤委員長 理事辞任についてお諮りいたします。

 理事今野東君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、理事補欠選任についてお諮りいたします。

 ただいまの理事辞任及び委員の異動に伴い、現在理事が三名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      末松 義規君    武正 公一君

   及び 増子 輝彦君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

米澤委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 国際情勢に関する事項について、本会期中国政に関する調査を行うため、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

米澤委員長 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。

 北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する調査を行い、我が国外交政策の樹立に資するため小委員十四名よりなる北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 追って指名の上、公報をもってお知らせいたします。

 なお、小委員及び小委員長の辞任及び補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、小委員会において参考人及び政府参考人の出席を求める必要が生じました場合には、出席を求めることとし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

米澤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

米澤委員長 この際、川口外務大臣、逢沢外務副大臣、阿部外務副大臣、田中外務大臣政務官、松宮外務大臣政務官及び荒井外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務大臣川口順子君。

川口国務大臣 外務大臣の川口でございます。謹んで委員の皆様にごあいさつを申し上げます。

 日本外交の目標は、何よりも日本及び日本国民の安全と繁栄を確保していくことでございます。そのためには、国際社会の平和と安定が不可欠です。

 国際社会の緊急の課題であるイラクの復興の実現に向けた取り組みやテロ対策特措法に基づく活動など、日本政府は、国際社会の責任ある一員として、国際社会と協力しつつ取り組んでまいります。

 また、現在まさに協議が行われておりますけれども、北朝鮮をめぐる問題、国際テロリズム、大量破壊兵器の拡散など、我が国の安全を脅かす問題に対しまして政府として最優先で取り組んでいくとともに、海外の日本人の安全確保、在外公館の警備強化に最善を尽くしてまいる所存でございます。

 さらに、紛争地域における平和の定着、多角的自由貿易体制の維持強化及び地域的な経済連携の強化など、国際社会が直面する諸課題にも、引き続き、積極的かつ主体的に貢献をしてまいります。

 国民の皆様にわかりやすく、真に我が国の国益に資する外交を行うためにも、委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ありがとうございました。

米澤委員長 次に、外務副大臣逢沢一郎君。

逢沢副大臣 昨年九月より外務副大臣を務めさせていただいております逢沢一郎です。

 川口大臣を補佐しつつ、日本外交の前進のために力を尽くしてまいります。

 委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。

米澤委員長 次に、外務副大臣阿部正俊君。

阿部副大臣 昨年九月から外務副大臣を務めさせていただいております参議院議員の阿部正俊でございます。米澤委員長初め委員各位に謹んで一言ごあいさつを申し上げる次第でございます。

 大臣が申し上げましたように、我が国及び我が国国民の安全と繁栄を確保することが外交に課せられた最も重要な使命でございます。そのためには、国際社会全体の平和と安定、繁栄の実現に取り組むことが不可欠だと存じます。

 私は、川口大臣を補佐いたしまして、我が国が直面する外交安全保障上の諸課題に全力で取り組んでまいる覚悟でございます。

 委員長初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げて、あいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。

米澤委員長 次に、外務大臣政務官田中和徳君。

田中大臣政務官 ただいま御紹介を賜りました外務大臣政務官を昨年の九月より拝命いたしております田中和徳でございます。

 今既に大臣、副大臣よりごあいさつがございましたように、まさしく我が国の外交、極めて重要なときを迎えております。

 非力でありますけれども、委員長初め委員の皆様方の御指導をいただきながら、しっかりと努力することをお誓いをし、一言ごあいさつといたします。

米澤委員長 次に、外務大臣政務官松宮勲君。

松宮大臣政務官 昨年十一月より外務大臣政務官を拝命いたしております松宮勲でございます。

 外交課題山積の折から、川口大臣の御指導のもと、しっかりとその職責を全うする覚悟でございます。

 どうぞ、委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心よりよろしくお願い申し上げる次第であります。

米澤委員長 次に、外務大臣政務官荒井正吾君。

荒井大臣政務官 同じく、昨年九月より外務大臣政務官を務めさせていただいております、参議院議員の荒井正吾でございます。

 多事多難の外交環境でございますが、微力ながら全力を尽くして務めたいと思いますので、委員長初め委員の皆様方、御指導をよろしくお願い申し上げます。

     ――――◇―――――

米澤委員長 次に、国際情勢に関する件について調査を進めます。

 平成十六年度外務省関係予算について、その概要説明を聴取いたします。外務副大臣逢沢一郎君。

逢沢副大臣 平成十六年度外務省関係予算概要説明をさせていただきます。

 平成十六年度一般会計予算において、外務省予算は七千二百十二億二千六百万円計上されております。これを前年度予算と比較いたしますと、二・〇%減となっております。なお、我が国外交の極めて重要な手段であるODA予算については、政府全体でのODA予算が対前年度比四・八%減となる中で、外務省のODA予算は、対前年度比三・二%減の五千億六千五百万円を計上いたしております。

 我が国は、グローバル化の進展する国際社会の中で、我が国の安全と繁栄を確保するためにも、世界の平和と発展に向け、日本としての役割を果たすべく、引き続き積極的な外交を推進する必要があります。

 このような観点から、平成十六年度予算においては、重点外交施策を能動的かつ戦略的に実施するための措置、たゆまぬODA改革及び外交実施体制の強化の三点を重点事項として挙げております。

 まず、重点外交施策を能動的かつ戦略的に実施するための措置に関する予算について御説明いたします。

 この重点事項は、国家国民の安全の確保、国際の平和と安全のための日本発外交、豊かな世界と日本の繁栄のための外交、そして、連帯と共感を目指した文化外交の四本の柱で構成されています。

 第一に、国家国民の安全の確保につきましては、具体的には、北朝鮮をめぐる問題への取り組み、海外邦人の安全確保、危機管理体制の強化等のための経費に、総額二百五十九億七千七百万円を計上しております。この中には、在外公館警備体制強化のための経費七十八億五千六百万円が含まれております。

 第二に、国際の平和と安全のための日本発外交の推進につきましては、イラクやアフガニスタンを初めとする平和の構築、定着の推進、大量破壊兵器等の不拡散、脅威削減への取り組み等のための経費に、総額七百六十五億八千三百万円を計上しております。なお、この項目に関連して、イラク復興支援経費として一千百八十八億円を平成十五年度補正予算に計上し、先般、国会において御承認いただいたところであります。

 第三に、豊かな世界と日本の繁栄のための外交の推進につきましては、WTOやFTAなど重層的な貿易、経済関係の構築や、貧困削減への取り組み、人間の安全保障の推進等のための経費に、総額九百六十一億四千七百万円を計上しております。

 第四に、連帯と共感を目指した文化外交の推進につきましては、特に、韓国、中国、アラブ・イスラム世界との対話、交流を強化するための経費に、総額百八十八億九百万円を計上しております。

 次に、たゆまぬODA改革に関する予算について御説明いたします。

 政府といたしましては、昨年八月に改定されたODA大綱に盛り込まれたODA改革を着実に実施したいと考えております。このため、援助政策の立案及び実施体制の強化、国民参加の拡大、評価や監査の充実など、昨年度来強力に推進しているODA改革をたゆみなく実施するための経費として、総額五十五億一千四百万円を計上しております。

 最後に、外交実施体制の強化に関する予算について御説明いたします。

 この重点事項には、外務省改革のための行動計画を中心とする本省及び在外の組織機構面での改革の実現、必要な人員の確保、在外公館の勤務環境の改善が含まれています。

 第一に、本省の機構につきましては、昨年三月に発表した外務省機構改革最終報告に基づき、能動的、戦略的な外交を展開する体制を構築するため、海外における日本人の安全確保強化のための領事移住部の領事局への格上げ、情報収集・分析能力の強化のための国際情報統括官の新設、危機管理体制の整備のための危機管理担当の参事官等の新設等を予定しております。また、在外公館については、在アンゴラ大使館、在重慶総領事館、在カルガリー総領事館の新設等を予定しております。

 第二に、定員については、警備対策官十九名及び領事・査証担当官二十一名を含む百名の増員を図り、平成十六年度末の外務省予算定員を合計五千四百十四名とすることを予定しております。

 第三に、在外職員が在外公館において勤務するために必要な諸経費の充当と不健康地で勤務する在外職員の勤務環境改善のための諸施策の実施のための経費に、総額二百九十四億四千百万円を計上しております。

 以上が、平成十六年度外務省関係予算の概要であります。

米澤委員長 以上で説明は終わりました。

 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後一時六分散会


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