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第1号 平成19年10月18日(木曜日)

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本国会召集日(平成十九年九月十日)(月曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 木村 太郎君

   理事 今津  寛君 理事 北村 誠吾君

   理事 中谷  元君 理事 仲村 正治君

      安次富 修君    赤城 徳彦君

      石破  茂君    大塚  拓君

      嘉数 知賢君    瓦   力君

      薗浦健太郎君    武田 良太君

      寺田  稔君    浜田 靖一君

      福田 良彦君    山内 康一君

      山崎  拓君    神風 英男君

      津村 啓介君    長島 昭久君

      馬淵 澄夫君    山口  壯君

      渡辺  周君    赤松 正雄君

      田端 正広君    赤嶺 政賢君

      辻元 清美君    下地 幹郎君

      西村 真悟君

    ―――――――――――――

九月十日

 木村太郎君委員長辞任につき、その補欠として嘉数知賢君が議院において、委員長に選任された。

平成十九年十月十八日(木曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 嘉数 知賢君

   理事 今津  寛君 理事 北村 誠吾君

   理事 中谷  元君 理事 仲村 正治君

   理事 山口  壯君 理事 渡辺  周君

   理事 赤松 正雄君

      安次富 修君    大塚  拓君

      瓦   力君    木原  稔君

      木村 太郎君    薗浦健太郎君

      寺田  稔君    浜田 靖一君

      福田 良彦君    山内 康一君

      神風 英男君    田名部匡代君

      津村 啓介君    馬淵 澄夫君

      田端 正広君    赤嶺 政賢君

      菅野 哲雄君    下地 幹郎君

      西村 真悟君

    …………………………………

   外務大臣         高村 正彦君

   防衛大臣         石破  茂君

   外務副大臣        木村  仁君

   防衛副大臣        江渡 聡徳君

   外務大臣政務官      宇野  治君

   外務大臣政務官      中山 泰秀君

   外務大臣政務官      小池 正勝君

   防衛大臣政務官      寺田  稔君

   防衛大臣政務官      秋元  司君

   安全保障委員会専門員   板垣 芳男君

    ―――――――――――――

委員の異動

九月二十六日

 辞任         補欠選任

  石破  茂君     竹下  亘君

十月十二日

 辞任         補欠選任

  竹下  亘君     木原  稔君

同月十八日

 辞任         補欠選任

  長島 昭久君     田名部匡代君

  辻元 清美君     菅野 哲雄君

同日

 辞任         補欠選任

  田名部匡代君     長島 昭久君

  菅野 哲雄君     辻元 清美君

同日

 理事遠藤乙彦君八月二十九日委員辞任につき、その補欠として赤松正雄君が理事に当選した。

同日

 理事寺田稔君八月三十日委員辞任につき、その補欠として武田良太君が理事に当選した。

同日

 理事内山晃君及び笹木竜三君九月七日委員辞任につき、その補欠として山口壯君及び渡辺周君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

九月十日

 安全保障会議設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出、第百六十六回国会閣法第九三号)

十月十八日

 米軍再編特措法の廃止を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第九九号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

嘉数委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、安全保障委員長に就任いたしました嘉数知賢でございます。まことに光栄に存ずるとともに、その職責の重大さを痛感している次第であります。

 今日の国際社会を取り巻く安全保障環境は複雑化し、新たな脅威や多様な事態への対処という課題に直面しております。このような状況のもと、我が国の平和と安全を確保するため、当委員会に課せられた使命はまことに重大であります。

 ここに、委員各位の御協力を賜りまして、公正かつ円満なる委員会運営に努めてまいる所存であります。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)

     ――――◇―――――

嘉数委員長 理事の補欠選任についてお諮りいたします。

 委員の異動に伴いまして、現在理事が四名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嘉数委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      武田 良太君    山口  壯君

      渡辺  周君 及び 赤松 正雄君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

嘉数委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 国政に関する調査を行うため、本会期中、国の安全保障に関する事項について、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嘉数委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

嘉数委員長 この際、国務大臣、副大臣及び大臣政務官より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。石破防衛大臣。

石破国務大臣 嘉数委員長を初め委員の皆様方にごあいさつを申し上げます。

 私は、冷戦後、そして九・一一米国同時多発テロ後の安全保障環境は従来のものとは全く異なるものであるとの認識を持っております。我が国は、領土問題等の伝統的な国家間の関係から大量破壊兵器等の拡散や国際テロなどの新たな脅威や多様な事態に至るまでさまざまな課題に直面しております。また、北朝鮮の核、ミサイル問題など、周辺の安全保障環境は引き続き厳しいものがあります。

 このような安全保障環境において、我が国は、専守防衛、軍事大国とならないといった防衛政策の基本は堅持しつつも、新たな脅威や多様な事態に実効的に対応すべく、多機能で弾力的な実効性のある防衛力を整備しなければなりません。そのためには、法制、装備、運用、そのすべての面からの検証が必要であることは言うまでもありません。

 弾道ミサイル攻撃に対しましては、ペトリオットPAC3やSM3搭載イージス艦の配備を着実に進めてまいります。

 テロや災害などのさまざまな緊急事態により迅速かつ的確に対応できるよう、危機管理体制を一層強化し、国民の安全と安心を確保してまいる所存であります。

 防衛力に求められる役割が多様化する中、新たな政策課題に適切に対応するとともに、内外からの信頼を確立し、民主主義国家にふさわしい文民統制を確立するため、防衛省・自衛隊の組織を常に見直してまいることが必要不可欠であります。本年九月、防衛施設庁の防衛省本省への統廃合、防衛監察本部の新設、政策立案機能強化のための内部部局の改編等の大規模な組織改編を行いましたが、今後とも、変化する情勢により適切に対応できる体制を構築するべく、不断の努力を重ねてまいります。

 日米安全保障体制及びそれを中核とする日米同盟は、我が国の安全の確保のみならず、アジア太平洋地域の平和と安定のために不可欠な基礎となっており、国際的な安全保障環境の改善のためにも重要な役割を果たしております。

 在日米軍の再編は、在日米軍の抑止力を維持しつつ、関係地方公共団体や住民の負担軽減を図ることを目的とするものであり、これを着実に実現してまいります。新たな安全保障環境において日米両国が多様な課題に適切に対処していくため、日米の役割、任務、能力に係る検討を進め、日米同盟の実効性のさらなる向上を図りますとともに、地元の声によく耳を傾け、地域振興にも政府全体としてきめ細かく配慮することにより、米軍再編を進めてまいります。

 日米同盟を軸にしつつ、韓国、オーストラリア、インドなどを初めとする近隣の国々、さらにはNATO諸国との防衛協力を引き続き進めてまいります。

 また、隣国中国との関係も極めて重要であります。八月には、曹剛川国防部長が訪日し、防衛相会談が開催され、年内の中国海軍艦艇の初訪日など防衛交流の推進について合意をいたしました。中国との間で防衛分野での相互理解を深め信頼関係を高めることは、両国の安全保障のみならず、アジア太平洋地域の平和と安定にも有益であり、防衛交流のさらなる進展に努力する所存です。

 我が国は、国際社会の一員として、国際社会の平和と安定に積極的、主体的に取り組んでおります。自衛隊はこれまでさまざまな国際平和協力活動に参加し、着実に経験と業績を積み上げてまいりました。先般、自衛隊法上本来任務と位置づけられた自衛隊の国際活動は国内外から高い評価を受けており、今後の活動に対する期待も高まっております。

 国際社会は、テロとの闘いを継続しております。テロ対策特措法に基づく海上自衛隊の給油活動などは、インド洋における海上阻止活動の重要な基盤となっており、各国から極めて高く評価されております。

 本年十一月一日に同法の期限を迎えることを踏まえ、政府は、テロ対策特措法に基づく支援活動が、資源の多くを海外に依存する我が国の国益にかなうものであるとともに、日本が国際社会において果たすべき責任でもあるとの認識のもと、ぜひとも継続が必要であると考えております。今国会において、十分御議論の上、テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法を成立させていただけるよう、全力を尽くしてまいる所存であります。

 また、イラクにおきましては、航空自衛隊の輸送活動を通じて、イラク国民によるイラク国家再建のための努力を、国際社会とともに支援してまいる所存であります。

 防衛省が取り扱う情報の中には、漏えいすれば我が国の防衛に重大かつ深刻な影響を及ぼすものがあり、このような秘密を保全することは、国の防衛を全うし、安全を保持する上で不可欠です。それにもかかわらず、防衛省・自衛隊において情報流出事案が続発しており、極めて重大な問題と受けとめております。

 防衛省といたしましては、防衛大臣を議長とする情報流出対策会議のもとで情報保全の強化策を検討、実施してきており、省を挙げて情報流出の再発防止に取り組んでまいります。

 防衛省・自衛隊は、我が国の独立と平和を守るため、そして国際の平和と安定を確保するため、今後とも全力を尽くしてまいる所存でございます。

 嘉数委員長を初め委員各位のなお一層の御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

嘉数委員長 次に、高村外務大臣。

高村国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、嘉数委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 今、国際平和のための我が国の貢献のあり方について、国民的議論が行われております。中でもテロとの闘いは、国際社会の最重要課題であります。二〇〇一年の九・一一テロで、日本人二十四名を含む二千九百七十三名が犠牲となった事実を忘れてはなりません。また、九・一一テロによってもたらされている脅威は、いまだ除去されておりません。

 我が国は、海上自衛隊によるインド洋上の補給支援活動により、国際社会のテロとの闘いの一翼を担ってまいりました。先日採択された国連安保理決議第一七七六号にも示されているように、我が国の活動は国際的にも高く評価され、活動の継続が強く期待されております。

 政府としては、国際社会の責任ある一員としての役割を引き続き果たすべく、海上阻止活動への支援継続に向けた新法案を国会に提出したところであります。

 テロの防止、根絶のためには、自衛隊の活動だけではなく、民生分野における人道復興支援にも取り組むことが必要であることは言うまでもありません。我が国は、国際社会によるアフガニスタン復興支援の先頭に立ち、千四百億円以上の支援を行うなど、民主化や復興努力を支援してきております。今後とも、このような幅広い支援を行ってまいります。

 国際情勢の変化を受け、国際社会では、平和のための多様な取り組みが行われております。我が国は、イラクにおいて、航空自衛隊による輸送やODA等を通じて、復興支援活動を続けてまいります。

 ゴラン高原、東ティモール、ネパールなど世界各地で行われている平和のための努力に機動的に対応し、今後も我が国にふさわしい役割を果たしてまいります。

 北朝鮮との関係においては、初期段階の措置が実施されていることを受け、先般の六者会合において採択された共同声明の実施のための第二段階の措置の実施を初め、非核化のプロセスを進めていくことが重要であります。今後とも、米国を初めとする関係国と緊密に連携協力してまいります。なお、この成果文書には、日朝関係についても、日朝双方が具体的行動を実施していくことが明記されました。我が国としては、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を実現すべく努力してまいります。

 日米安保体制を基盤とした日米同盟関係は、我が国外交のかなめであります。米国との間で、弾道ミサイル防衛を初め、幅広い分野の安保・防衛協力を強化してまいります。在日米軍再編は、抑止力を維持し、全体として地元の負担を軽減するものであり、沖縄を初めとする地元の切実な声に耳を傾けつつ、着実に進めていく考えであります。

 また、豪州、インドとの間で、安全保障分野における共通の利益の拡大に向けた協力が進んでおります。このような協力は、我が国にとってより強固な安全保障環境の整備に資するものであり、引き続き重視していく考えであります。

 中国との関係においても、防衛交流を含む幅広い協力、交流が進められております。相互信頼関係を強化しつつ、共通の戦略的利益に立脚した互恵関係を打ち立ててまいります。

 以上のような国際的諸課題への対処に当たり、私は、我が国の安全保障政策の遂行の任に当たる者として、国民の皆様の御理解と御協力を得るよう努めつつ、その使命と責任を全うすべく全力を尽くす決意であります。嘉数委員長を初め本委員会の皆様の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)

嘉数委員長 次に、江渡防衛副大臣。

江渡副大臣 防衛副大臣の江渡聡徳でございます。

 我が国の安全保障につきましては、現在、テロ対策特措法に基づき派遣されている自衛隊の活動の継続、在日米軍再編の実施など、重要課題が山積しているところでございます。

 今後、両政務官の協力を得ながら、副大臣として全身全霊をもって石破大臣を補佐してまいる所存であります。

 嘉数委員長を初め委員各位におかれましては、御指導、御鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げて、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)

嘉数委員長 次に、木村外務副大臣。

木村(仁)副大臣 外務副大臣の木村仁でございます。

 嘉数委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 我が国が平和のうちに繁栄するためには、日々積極的な外交努力を重ねていくことが一層重要となっております。我が国の安全と繁栄を確保するため、外交、安全保障上の諸課題に取り組むに当たり、高村外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職務を全うするため、全身全霊を尽くす所存でございます。

 委員長を初め本委員会の委員の皆様の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

嘉数委員長 次に、寺田防衛大臣政務官。

寺田大臣政務官 このたび防衛大臣政務官を仰せつかりました衆議院議員の寺田でございます。

 もとより微力でございますが、江渡副大臣、秋元政務官とともに石破大臣を補弼し、我が国安全保障体制の構築、そしてまた東アジア地域の平和と安定、そして世界平和の実現に向け、全身全霊を傾け邁進をいたす所存でございます。

 委員の先生方の格段の御指導のほど、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

嘉数委員長 次に、秋元防衛大臣政務官。

秋元大臣政務官 同じく防衛大臣政務官の秋元司でございます。

 国民生活の安全、そして国民の財産と平和をしっかり守り、また国際社会における平和と安定のために貢献し、江渡副大臣並びに寺田政務官とともに石破大臣を補佐し、全身全霊をもって職務を全うしていきたいと存じておるところであります。

 嘉数委員長を初め委員各位の皆様の御指導、御鞭撻を賜りますことを心からお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

嘉数委員長 次に、宇野外務大臣政務官。

宇野大臣政務官 外務大臣政務官の宇野治でございます。

 嘉数委員長を初め委員各位の皆様方にごあいさつをさせていただきます。

 外務大臣政務官としての職務を全うするために、高村外務大臣の指導のもと、我が国の外交、安全保障上の諸課題に全力を尽くしてまいる所存でございます。

 委員長を初め本委員会の皆様方の御指導と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

嘉数委員長 次に、中山外務大臣政務官。

中山大臣政務官 外務大臣政務官の中山泰秀でございます。

 嘉数委員長を初め委員の皆様方に一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。

 外務大臣政務官として、国民の皆様方の期待にこたえる外交を推進するため、高村正彦外務大臣を補佐し、全力を尽くして取り組む決意でございます。

 なお、三人の政務官の中では、私が特に本委員会を担当させていただくことになっております。委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう心よりよろしくお願いを申し上げて、ごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)

嘉数委員長 次に、小池外務大臣政務官。

小池大臣政務官 外務大臣政務官を拝命した小池正勝です。

 嘉数委員長を初め委員各位にごあいさつを申し上げます。

 外務大臣政務官としての責任を果たすべく、高村外務大臣の指導のもと、外交政策の推進に全力で努力してまいりたいと思っております。

 委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

嘉数委員長 次回は、明十九日金曜日午前九時四十五分理事会、午前九時五十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時十六分散会


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