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第3号 平成23年12月9日(金曜日)

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平成二十三年十二月九日(金曜日)

    午前十時三十分開議

 出席委員

   委員長 生方 幸夫君

   理事 大谷 信盛君 理事 川越 孝洋君

   理事 近藤 昭一君 理事 篠原  孝君

   理事 横山 北斗君 理事 田中 和徳君

   理事 吉野 正芳君 理事 江田 康幸君

      柿沼 正明君    工藤 仁美君

      斎藤やすのり君    空本 誠喜君

      高邑  勉君    玉置 公良君

      中後  淳君    森岡洋一郎君

      矢崎 公二君    山花 郁夫君

      横光 克彦君    吉川 政重君

      井上 信治君    岸田 文雄君

      近藤三津枝君    丹羽 秀樹君

      福井  照君    古川 禎久君

      町村 信孝君    佐藤ゆうこ君

    …………………………………

   環境副大臣        横光 克彦君

   環境委員会専門員     高梨 金也君

    ―――――――――――――

委員の異動

十二月九日

 辞任         補欠選任

  岡本 英子君     中後  淳君

同日

 辞任         補欠選任

  中後  淳君     岡本 英子君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 閉会中審査に関する件


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     ――――◇―――――

生方委員長 これより会議を開きます。

 この際、去る十一月二十一日に行いました福島県における放射性物質除染対策等の実情調査につきまして、参加委員を代表して、その概要を私から御報告申し上げます。

 まず、報告に先立ち、ここに改めまして、東日本大震災と大津波でお亡くなりになられた方々の御冥福を心よりお祈りをいたしますとともに、この大震災及びそれに伴う福島第一原子力発電所事故によって被災された方々に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。

 また、被災者に対するさまざまな支援や、除染作業等に従事されている関係各位の御尽力に対し、心から敬意と謝意を表させていただきます。

 それでは、今般の視察の概要について御報告申し上げます。

 最初に、飯舘村役場飯野出張所において、菅野典雄飯舘村長から、村内の被災状況について説明を受けた後、除染に係る国のさらなる体制整備、除染促進のための立ち木伐採時の補償の必要性等の要望を受けました。その後、農地土壌の表土を削り取った実証試験地及び国の除染モデル実証事業予定地を視察しました。

 次に、福島市の金沢第二埋立処分場において、同市から廃棄物焼却施設からの焼却灰の搬入状況等について説明を聴取した後、同処分場を視察いたしました。

 次に、福島市大波地区において、市の担当者から住宅地の除染作業の方法及び見通し等について説明を聴取した後、住宅等の除染作業現場を視察し、除染作業が現実には非常に大変なものであることや、今後は一層迅速に除染を進めなければならないことを再認識いたしました。

 次に、政府の東日本大震災復興対策本部の福島現地対策本部において吉田泉本部長と、また、原子力災害現地対策本部において平岡英治副本部長と、意見交換を行いました。意見交換では、一日も早く福島の除染が実行されて福島県民が平穏かつ安定した生活ができるよう、強力に除染を進められる体制が必要である等の意見が出されました。

 最後に、福島市役所において、同市の除染計画等について説明を受けた後、市民による自主的な除染作業費用への公的補助、除染に係る国の人的・技術的支援及び技術開発の必要性並びに三年間という仮置き期間の遵守等の要望を受けました。

 当委員会としましては、迅速かつ効果的な除染の実施等による被災地の早期の復旧復興に向けて、立法調査活動を通じて最大限の支援をするべく、与野党の立場を超えて精力的に取り組むとともに、政府が一丸となって迅速かつ適切に施策を推進するよう強く求めていく必要性があると改めて痛感いたした次第であります。

 最後に、今回の視察に当たり御協力をいただきました皆様方に深く御礼を申し上げ、視察の報告とさせていただきます。

     ――――◇―――――

生方委員長 この際、御報告申し上げます。

 お手元に配付してありますとおり、本会期中、当委員会に参考送付されました陳情書は三件、また、地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は八十件であります。

     ――――◇―――――

生方委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。

 第百七十六回国会、内閣提出、地球温暖化対策基本法案につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

生方委員長 起立多数。よって、そのように決しました。

 次に

 第百七十四回国会、野田毅君外四名提出、低炭素社会づくり推進基本法案

 及び

 第百七十四回国会、江田康幸君提出、気候変動対策推進基本法案

並びに

 環境の基本施策に関する件

 地球温暖化の防止及び低炭素社会の構築に関する件

 循環型社会の形成に関する件

 自然環境の保護及び生物多様性の確保に関する件

 公害の防止及び健康被害の救済に関する件

 公害紛争の処理に関する件

以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生方委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。

 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生方委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、閉会中、委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

生方委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十時三十六分散会


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