衆議院

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第1号 平成13年9月27日(木曜日)

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本国会召集日(平成十三年九月二十七日)(木曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 藤井 孝男君

   理事 大野 功統君 理事 佐田玄一郎君

   理事 河村 建夫君 理事 坂本 剛二君

   理事 小此木八郎君 理事 高木 義明君

   理事 上田 清司君 理事 長浜 博行君

   理事 東  順治君

      梶山 弘志君    上川 陽子君

      七条  明君    福井  照君

      松島みどり君    松宮  勲君

      手塚 仁雄君    永田 寿康君

      松野 頼久君    三井 辨雄君

      漆原 良夫君    石原健太郎君

      児玉 健次君    保坂 展人君

      小池百合子君

平成十三年九月二十七日(木曜日)

    午前十一時一分開議

 出席委員

   委員長 藤井 孝男君

   理事 大野 功統君 理事 佐田玄一郎君

   理事 河村 建夫君 理事 坂本 剛二君

   理事 小此木八郎君 理事 高木 義明君

   理事 上田 清司君 理事 長浜 博行君

   理事 東  順治君

      梶山 弘志君    上川 陽子君

      七条  明君    福井  照君

      松島みどり君    松宮  勲君

      大石 尚子君    手塚 仁雄君

      松野 頼久君    三井 辨雄君

      漆原 良夫君    石原健太郎君

      児玉 健次君    保坂 展人君

      小池百合子君

    …………………………………

   議長           綿貫 民輔君

   副議長          渡部 恒三君

   事務総長         谷  福丸君

    ―――――――――――――

委員の異動

九月二十七日

 辞任         補欠選任

  永田 寿康君     大石 尚子君

    ―――――――――――――

九月二十七日

 国立国会図書館法の一部を改正する法律案(鳩山由紀夫君外五名提出、第百五十回国会衆法第一八号)

 国会法の一部を改正する法律案(前原誠司君外一名提出、第百五十一回国会衆法第四〇号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議席の件

 新議員紹介の件

 会期の件

 内閣委員長外四常任委員長辞任の件

 内閣委員長外五常任委員長の選挙の件

 特別委員会設置の件

 小委員会設置の件

 議事進行係の件

 米国における同時多発テロ事件に関する決議案(藤井孝男君外八名提出)の取扱いに関する件

 国務大臣の演説に関する件

 国務大臣の演説に対する質疑の件

 本日の本会議の議事等に関する件




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     ――――◇―――――

藤井委員長 これより会議を開きます。

 まず、理事の辞任及び補欠選任についてでありますが、理事伊藤忠治君、今田保典君及び末松義規君がそれぞれ委員を辞任されました。よって、委員長は、後任の理事に

      高木 義明君    上田 清司君

   及び 長浜 博行君

を指名いたしましたので、御了承願います。

    ―――――――――――――

藤井委員長 第百五十三回臨時国会は本日召集されました。

 これより、お手元に配付いたしてあります協議事項について、順次御協議願うことにいたします。

 まず、議席の件についてでありますが、各党から申し出のありましたとおり、議長において仮議席を定めました。本日の本会議において議長が仮議席のとおり議席を定める旨宣告いたしますので、御了承願います。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、新議員紹介の件についてでありますが、去る八月二十三日、東北選挙区において繰り上げ補充により、石原健太郎君が当選されました。

 慣例によりまして、本日の本会議において議長から同君を紹介されることになります。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、会期の件についてでありますが、今臨時会の会期につきましては、先般来の理事会において御協議を願い、本日から十二月七日までの七十二日間とすべきものと一応決定した次第であります。

 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましては、今臨時会の会期を、本日から十二月七日までの七十二日間とすべきものと答申するに決した次第であります。

 当委員会といたしましても、今臨時会の会期を、本日から十二月七日までの七十二日間とすべきものと議長に答申するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、常任委員長辞任の件についてでありますが、本日、内閣委員長、外務委員長、農林水産委員長、環境委員長及び安全保障委員長から、それぞれ辞任願が提出されました。

 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、常任委員長の選挙の件についてでありますが、ただいまの各常任委員長の辞任が本会議において許可されましたならば、引き続き、現在欠員となっております懲罰委員長を含めた六常任委員長の選挙を行うこととし、この選挙は、その手続を省略して、議長において指名することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、後任の候補者として、民主党・無所属クラブ、自由党から、お手元の印刷物にあります諸君を推薦してまいっております。

    ―――――――――――――

  常任委員長候補者

   内閣委員長     大畠 章宏君(民主)

   外務委員長     吉田 公一君(民主)

   農林水産委員長   鉢呂 吉雄君(民主)

   環境委員長     大石 正光君(民主)

   安全保障委員長   玉置 一弥君(民主)

   懲罰委員長     塩田  晋君(自由)

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、委員おのおの四十人よりなる災害対策特別委員会、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会、委員おのおの二十五人よりなる石炭対策特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会、国会等の移転に関する特別委員会の設置についてお諮りいたします。

 まず、国会等の移転に関する特別委員会を設置することとし、本日の本会議において議決するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

藤井委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 次に、ただいま決定いたしました国会等の移転に関する特別委員会を除く四特別委員会につきましては、理事会で合意いたしましたとおり設置することとし、本日の本会議において議決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、各特別委員会の委員の各会派割り当て数は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、小委員会設置の件についてでありますが、今国会におきましても、前国会どおり、当委員会にお手元の印刷物にありますとおりの六小委員会を設置することとし、小委員及び小委員長の選任は、委員長において指名することに御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、各小委員の各会派割り当ては、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

藤井委員長 なおまた、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び保守党の方には小委員の割り当てのない小委員会にオブザーバーとして御出席願うことにいたします。

 また、今会期中における小委員、小委員長及び理事の辞任並びに補欠選任につきましても、委員長に御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、議事進行係の件についてでありますが、議事進行係は、従前どおり自由民主党にお願いすることとし、同党の小此木八郎君にお願いいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、本日、藤井孝男君外八名から、自由民主党、公明党、保守党、21世紀クラブの四会派共同提案による米国における同時多発テロ事件に関する決議案が提出されました。

 本決議案の取り扱いについて御協議願います。

 大野功統君。

大野(功)委員 動議を提出いたします。

 藤井孝男君外八名提出、米国における同時多発テロ事件に関する決議案は、本日の本会議において議題とされることを望みます。

 以上です。

藤井委員長 石原健太郎君。

石原(健)委員 自由党は、党独自の決議案を提案したいと思いますので、御審議いただけたらと思いますが……

藤井委員長 いえ、これは御審議することはちょっと……。

石原(健)委員 先ほどの理事会で申し上げておったところですけれども。

大野(功)委員 我々は、理事会においてまず議論をして、そしてこの議運の委員会に諮る、こういうのがよき伝統になっております。したがいまして、理事会で案文を全然見ておりません。だから、ここへ先ほど御提出いただいたことは、これは存じておりますけれども、まず理事会で議論をして、それから委員会で諮るというよき伝統というのは重んじていただきたいと思います。

 したがいまして、もう一度理事会で諮るか、あるいはその他の方法があれば、せっかくの石原さんのお申し出でございますので、まず我々としては理事会で議論しなきゃいけないだろうというのが、これがルールにのっとったやり方でございます。しかし、それに間に合わなかったということだろうとも思いますけれども、それについて、私は常識的にはやはり理事会で一遍、ここへお出しいただいたことは認識いたしますけれども、理事会で諮っていただくか、何らか他の方法を見つけていただきたい、そのように思うところであります。

石原(健)委員 本日午前十時ぐらいまで、幾つかの政党で、この今与党から出された案などにつきまして、どういうふうに修正したらいいだろうかというようなことを論じ合っておりまして、そこで修正の話し合いが決裂したものですから、その後になって提案させていただくということになったもので、そういう事情でおくれたということを御理解いただきたいと思います。

藤井委員長 それは、事情はよくわかりますが、さはさりとて、この委員会にいきなり出されて、それを審議していただきたいということは、これは今大野理事から発言がありましたように、理事会で協議した上で、その上でなければ、いきなり運営委員会に諮るということになりますと、これはとにかく運営委員会にいきなり諮ればいいということになりますので、開陳されるのは結構でございますけれども、それを協議するのは理事会で協議をしなければならない、そういう手続が必要であるということを御理解いただきたいと思います。

児玉委員 今の与党案についての意見を述べたいと思いますし、そして……

藤井委員長 ちょっと待ってください。石原健太郎君、意見をどうぞ。

石原(健)委員 はい。では、意見を申し上げさせていただきます。

 私は、自由党を代表しまして、先ほど事務局に提案いたしましたテロ犯罪根絶に関する決議案について御説明申し上げさせていただきます。

 米国における同時多発テロは、自由主義、民主主義の否定であり、テロリズムとは断固闘わなければなりません。とりわけ、我が国は、テロに屈した経験を踏まえ、その認識と覚悟を新たにする必要があります。

 しかし、今回の政府の対応は、日本国憲法の解釈にかかわる判断を全く示すことなく、無原則で場当たり的、なし崩し的な処置にすぎず、このようないいかげんな政治手法は日本国と日本国民の将来を危うくするものであります。

 日本国憲法において武力の行使を含む自衛隊の軍事行動が認められるのは、一、個別的であれ集団的であれ、我が国が直接侵略を受けた場合、あるいは放置すれば武力攻撃に至るおそれのある周辺事態における自衛権の発動、二、国連の武力行使容認決議(安保理または総会)がなされ、その要請に基づく平和活動が行われる場合に限られるものと考えます。この限りにおいて、日本政府はテロ根絶のためのあらゆる努力を尽くすべきと考えますけれども、この与党側の、藤井孝男さん外八名提出の決議案にはそのような趣旨が盛られておりませんので、反対をさせていただきます。

藤井委員長 大野功統君。

大野(功)委員 ただいまの御発言は、議運の委員会の議事録にきちっと明記されることと思います。自由党からお出しいただいた決議案自体は、ここでいきなりというわけにいきません。しかし、正式には、お出しいただいているわけでありますから、次の理事会で報告をしていただくということで、委員長、よろしくお願いいたします。

藤井委員長 はい。

石原(健)委員 わかりました。

藤井委員長 児玉健次君。

児玉委員 児玉健次です。藤井孝男君外八名提出になる決議案について日本共産党の意見を述べます。

 この許しがたい同時多発テロに対して日本の国会、私たち衆議院が全会派一致で決議をし、意思を表明することが今非常に重要です。

 その際、私は、

  九月十一日に米国で起こった同時多発テロは、命の尊さを全く顧みない卑劣かつ残虐な行為であり、かかるテロリストの暴挙は、ひとり米国民のみならず、平和を希求し自由と民主主義を尊ぶ人類すべてに対する許し難い挑戦である。

  本院は、不幸にもテロの犠牲になられた多数の方々に対し、心からの哀悼の意を表するとともに、ご家族や関係者みなさまの深い悲しみと激しい怒りを分かち合うものである。

  いま重要なことは、国連憲章と国際法にもとづいて、今回のテロ犯罪の容疑者、犯罪行為を組織、支援した者を逮捕し、法に照らして厳正に裁くことである。そのため、政府は、国際社会と協力し可能なあらゆる努力をつくすべきである。

  右決議する。

この中身で私たちは一致すべきだ、こう考えます。

 提起されている決議案について言えば、先日来の政府、とりわけ小泉首相の幾つかの発言、そして日米首脳会談における言明などからして、自衛隊が、日本国憲法、この間の国会論議、政府見解を大きく踏み越える形で海外に派遣されていく、その行動とあわせてこれを読めば、そのことを容認する中身になっている、そのことを私は強く指摘するものです。

 そして、危機管理について言えば、言いかえられはしましたけれども、例えば重要施設に対する自衛隊の警備を推し進めようとする自衛隊法の改正など、そういったものとの関連で、これを国会決議として押し込むことは、全会一致という条件を到底満たすことはできません。私は、あくまで一致を目指した中身で決議を提起すべきだと考えます。

 最後に言いたいのは、先ほどの理事会で、自由党、社民党そして私ども日本共産党の三党が、この八名提出に係る決議案について同意しない旨の意思表示を行いました。国会決議は全会派一致で進めるというのが好ましいあり方であって、三つの党が反対したまま八名提案に係る決議を進めるというのは国会の民主的運営という見地からして認めがたい、この点を述べて討論を終わります。

藤井委員長 保坂展人君。

保坂委員 社会民主党・市民連合の保坂展人です。

 今回、藤井孝男君外八名提出の決議案に賛成することはできません。日本国憲法のもとに営々と積み上げられてきた国会における議論を、今回、大変悲惨なテロ事件、これについてアメリカ政府及び国民に心から哀悼の意、お見舞いを申し述べ、そしてテロ根絶を誓うということは当然早く行いたいと考えておりますけれども、国会での議論を吹き飛ばしてしまうような、自衛隊派遣を正当化したり基本的人権を制約する有事法制も視野に入れるという現在の小泉内閣の姿勢を裏打ちするような国会決議に同意することはできません。

 まず、アメリカは、新しい戦争と名づけて、報復のための軍隊を現在展開中ですけれども、報復のための戦争は国連決議等で確認されている国際法上のルールで禁止をされているということを押さえねばならず、自衛隊を派遣するという現在の小泉内閣の方針は極めて危険であるということを言わざるを得ません。

 そして、G8声明にあるように、まずは今回のテロは、国際司法の手続において、国際協調のもとにこの犯人、そして首謀者等々に迫っていくべきだとあくまでも思います。そしてまた、危機管理体制のことも含めて、今回のテロ事件を機に有事法制の制定に走ろうとする姿勢は、最高法規である憲法のもとに冷静な議論をしようという構えが見られない。そしてまた、アメリカの現在の姿勢について、日本はもっと抑制的な、平和主義を掲げる国として、アラブ世界とも関係の深い、そういう外交の顔を示して、毅然として外交的な解決の先頭に立つべきだと思います。

 私どもは、次のような決議で一致できたらと努力をしてまいりました。それを朗読して、意見を終わります。

  九月十一日にアメリカ合衆国を襲った同時多発テロは、許しがたい残虐非道な行為であり、国際社会の平和と安全に対する挑戦以外の何物でもない。

  本院は、テロの犠牲になられた多数の方々、そしてご家族、並びにアメリカ合衆国政府に心から哀悼の意を表し、お見舞いを申し上げる。

  本院は、テロリストとの闘いをひとりアメリカ合衆国だけのものではなく、自由と平和を希求する国際社会全体の闘いとして主体的に取り組むものである。

  しかし、性急なテロ報復のための軍事力行使は、報復の連鎖を生みかねず、極めて危険である。

  わが国は、憲法の平和主義に基づいて国際貢献を行なうとともに、テロ根絶へ向けた努力を積極的に行なうべきである。

  よって本院は、国際連合をはじめ関係諸国、関係機関と協力し、テロ行為を法と正義の下に裁くため、より積極的な役割を果たすことを宣言する。

というような形で我々は考えてきたし、努力をし続けてきた。けれども、これが合意を見られなかったことは大変残念であるということを表明して、討論を終わります。

藤井委員長 高木義明君。

高木(義)委員 民主党の高木義明です。私どもは、この決議に賛成の立場でありますことを表明いたしたいと思います。

 国会の決議ですから、その重みを考えるときに、全会一致ですべきだ、こういう決意のもと、私どもは昨日の夕刻までぎりぎりその調整に努力をしましたけれども、また、されましたけれども、そういうことに至らなかったのは極めて遺憾であり、残念に思っております。

 私どもは、当初出されました与党からの原案について、例えば法と正義のもとにテロ行為については裁かれるべきだという言葉を初め、また危機管理という言葉、そのこと自体大切な要件でございますが、この言葉から懸念されるもろもろの問題について、我々としては与野党歩み寄れる要求、また意見を述べてまいりました。その具体化として、この文案の中には多く盛り込まれております。

 まずは、私どもは、このテロ行為というものを厳しく糾弾をすること、また二つ目には、不幸にして犠牲になられた方々に追悼の誠をささげること、そして、テロの国際社会からの根絶のために何をなすべきかという意思を明らかにすること、そして、危機に際しての対応を的確にやること、このことがこの文案には盛り込まれたと思っております。

 また、当然にして、今後の大切な国会議論を縛らない配慮も、私たちはその過程の中で十分にいたしました。そういうこともあり、また、当然にして、九月十二日の国連のテロ非難決議、またG8の声明等々も十分に頭に置きながら、国際社会の一員として可能な国際的な協力をするという立場から、この案に賛成をいたします。

藤井委員長 それでは、大野功統君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

藤井委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の私、藤井孝男が行います。

 また、本決議に対しまして、内閣を代表して、小泉内閣総理大臣から発言があります。

 なお、決議に先立ち、議長から、米国で発生した同時多発テロ事件の犠牲となられた多くの方々に対し、哀悼の意を表して黙祷をささげます。

 黙祷の際には、議員の方は御起立願います。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、国務大臣の演説に関する件についてでありますが、再開後の本会議において、内閣総理大臣の所信についての演説を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、国務大臣の演説に対する質疑の件についてでありますが、国務大臣の演説に対する質疑は、来る十月一日及び二日の両日行うこととし、質疑者の数は、自由民主党一人、民主党・無所属クラブ二人、公明党一人、自由党一人、日本共産党一人、社会民主党・市民連合一人、保守党一人とし、発言時間は、自由民主党、公明党の質疑者については一人おのおの二十分以内、民主党・無所属クラブ、自由党の質疑者については一人おのおの三十分以内、日本共産党及び社会民主党・市民連合の質疑者については二十五分以内、保守党の質疑者については十五分以内とし、発言順位は、来る十月一日は、まず民主党・無所属クラブの第一順位者、次に自由民主党、次に民主党・無所属クラブの第二順位者、次いで公明党の順序で行い、来る十月二日は、まず自由党、次に日本共産党、次に社会民主党・市民連合、次いで保守党の順序で行うこととし、両日をもって国務大臣の演説に対する質疑を終了することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

谷事務総長 まず最初に、議長が議席を仮議席のとおりに指定されます。

 次に、議長から新議員の紹介がございます。

 次に、会期の件でありますが、議長から、七十二日間とするについてお諮りをいたします。全会一致であります。

 次に、常任委員長辞任の件についてお諮りをいたします。

 本件が許可されましたならば、既に欠員となっております懲罰委員長とあわせて内閣委員長外五常任委員長の選挙を行います。この選挙は、動議により、手続を省略して、議長において指名されることになります。

 次に、特別委員会設置の件についてお諮りいたします。

 まず、災害対策特別委員会、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会、石炭対策特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会の設置についてお諮りをいたします。全会一致であります。次いで、国会等の移転に関する特別委員会の設置につきお諮りをいたします。共産党が反対でございます。

 以上で暫時休憩になります。

 午後二時に本会議を再開いたしまして、このたび米国で発生した同時多発テロ事件により犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするため、一分間の黙祷をささげます。黙祷の際には、議員の方々には御起立を願います。

 次に、動議により、米国における同時多発テロ事件に関する決議案を上程いたします。提出者を代表して藤井孝男さんが趣旨弁明をされます。自由党、共産党及び社会民主党が反対でございます。採決の後、小泉内閣総理大臣の発言がございます。

 次に、小泉内閣総理大臣の所信についての演説がございます。所要時間は、二十五分程度とのことであります。

 演説が終わりましたところで、動議により、国務大臣の演説に対する質疑は延期し、来る十月一日に行うことを決定していただきます。

 本日の議事は、以上でございます。

藤井委員長 それでは、本日の本会議は、午前十一時五十分予鈴、正午から開会いたします。

    ―――――――――――――

藤井委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る十月一日月曜日午後一時から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。

 なお、明二十八日金曜日午前十一時から理事会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十一時二十六分散会




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