第11号 平成14年2月21日(木曜日)
平成十四年二月二十一日(木曜日)午後零時一分開議
出席委員
委員長 鳩山 邦夫君
理事 大野 功統君 理事 小坂 憲次君
理事 米田 建三君 理事 小此木八郎君
理事 馳 浩君 理事 高木 義明君
理事 上田 清司君 理事 長浜 博行君
理事 東 順治君
伊藤信太郎君 上川 陽子君
桜田 義孝君 林 省之介君
福井 照君 三ッ林隆志君
大石 尚子君 金子善次郎君
手塚 仁雄君 三井 辨雄君
赤松 正雄君 都築 譲君
児玉 健次君 日森 文尋君
小池百合子君
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議長 綿貫 民輔君
副議長 渡部 恒三君
事務総長 谷 福丸君
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委員の異動
二月二十一日
辞任 補欠選任
丸谷 佳織君 赤松 正雄君
同日
辞任 補欠選任
赤松 正雄君 丸谷 佳織君
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本日の会議に付した案件
予算委員会の公聴会開会承認要求の件
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○鳩山委員長 これより会議を開きます。
公聴会開会承認要求の件についてでありますが、予算委員長から、平成十四年度総予算について、公聴会開会承認要求書が提出されてまいりました。
本件について御協議願います。
大野功統君。
○大野(功)委員 議院運営委員会といたしましては、議長から諮問のありました予算委員会からの公聴会開会承認要求につきまして、承認すべきものと答申されるようお願い申し上げます。
○鳩山委員長 高木義明君。
○高木(義)委員 承認に対して反対の意見を申し上げます。
昨日、二月二十日の時点で、今国会で第二次補正、十四年度本予算、この予算審議の重要な問題点として、外務省にかかわる問題が議論をされ、昨日は集中審議がございました。この集中審議において、なお解明すべき問題が出ておりますし、さらに、昨日は、それを踏まえて野党からも新たな証人喚問要求もしております。
なおまた、経済、金融、雇用あるいは政治倫理等々の課題を抱えておる、そういう時期、一般的には、公聴会は予算審議の出口を決めるということも言われておりますが、こういう時期に公聴会の日程をセットするのは、審議をある意味では形骸化することになるのではないか。したがって、今日の時点では、公聴会の日程をセットするには時期尚早である。したがって、反対をしたい。
以上です。
○鳩山委員長 都築譲君。
○都築委員 私も、予算委員会の公聴会開会承認要求については消極的にぜひお取り扱いを願いたい、このように思います。
昨日の集中審議のお話がございましたが、平成十四年度予算三案の執行に当たるその行政の体制において、政官業の癒着の問題初めさまざまな課題がまだ指摘をされ、議論が尽くされていない状況の中で、議院運営委員会としては、予算委員会の公聴会承認といったものについては消極的に対応すべき、このように考えております。
○鳩山委員長 児玉健次君。
○児玉委員 日本共産党の児玉健次です。
今、予算委員会の審議に対して、広い国民の関心が集まっています。そういう中で、この審議は引き続き続行させるべきです。
そういう中で、野党四党の反対を押し切って予算委員会が公聴会の日程を設定したのは、極めて残念です。
きょうの新聞では、もう衆議院から参議院に予算を送られる日付まで報道される、これは極めて残念でして、議長は承認すべきではない、こう考えます。
以上です。
○鳩山委員長 日森文尋君。
○日森委員 私どもも、承認には反対です。
理由は、現場の予算委員会の中で、審議未了といいますか、審議不十分なままの状態が続いているにもかかわらず、与党の御都合で出口を先に決めてしまって、ともかく日程優先ということで、十分な審議をさせないような、そういう流れをつくってはいけないというふうに考えていますので、反対をしたいと思います。
○鳩山委員長 それでは、予算委員会からの公聴会開会承認要求の件につきましては、これを承認すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○鳩山委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午後零時六分散会