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第10号 平成21年11月30日(月曜日)

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平成二十一年十一月三十日(月曜日)

    午後零時三十七分開議

 出席委員

   委員長 松本 剛明君

   理事 高木 義明君 理事 松崎 公昭君

   理事 牧  義夫君 理事 松木けんこう君

   理事 横山 北斗君 理事 鷲尾英一郎君

   理事 遠藤 乙彦君

      石井  章君    菊田真紀子君

      高山 智司君    津川 祥吾君

      手塚 仁雄君    松崎 哲久君

      皆吉 稲生君    佐々木憲昭君

      服部 良一君    山内 康一君

      下地 幹郎君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 会期延長の件

 本日の本会議の議事に関する件


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     ――――◇―――――

松本委員長 これより会議を開きます。

 開会に先立ち、自由民主党・改革クラブの所属委員の各委員に理事をして出席を要請いたしましたが、いまだ出席されておりません。やむを得ず議事を進めます。

 まず、会期延長の件についてでありますが、本日、民主党・無所属クラブの小沢幹事長、社会民主党・市民連合の重野幹事長、国民新党の自見幹事長から、会期を十二月一日より十二月四日まで四日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申し入れがありました。

 本件につきましては、先般来の理事会において種々御協議願ったのでありますが、いまだ各党の意見が一致するに至っておりません。

 また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、意見は一致いたしておりません。

 それでは、御協議願います。

 牧義夫君。

牧委員 民主党の牧義夫でございます。

 私は、ただいま提案されました今国会の会期を四日間延長する件について、賛成の立場から意見表明を申し上げます。

 今国会が召集されてから、国民生活に直結する多くの重要法案をこれまで審議してまいりました。議員各位の真摯な議論に心から敬意を表するものでございます。

 去る十月二十六日に召集されて以来、私どもは、中小企業金融円滑化法案、いわゆる公務員給与三法案、新型インフルエンザ予防接種健康被害救済法案等々、法案審議に全力を尽くしてまいったところであります。しかしながら、いまだ成立に至っていない法案もあり、これらを今国会で成立させることは国会としての責務であり、会期の延長は当然と考えます。これが、議案の審議状況にかんがみとの理由であります。

 かかる観点から、四日間の会期延長は必要不可欠であり、最小限の日数であると考えます。今、国会がなすべき議論をこの国会で議論し、形にすることが、国民の信頼と負託にこたえることであります。

 以上、申し上げましたとおり、国政を担う責任与党として、会期延長に賛成の意を表し、私の意見表明といたします。

 ありがとうございました。

松本委員長 遠藤乙彦君。

遠藤(乙)委員 公明党の遠藤乙彦でございます。

 私どもは、今回の与党側の四日間の会期延長の提案につきましては極めて不十分、中途半端という理由で、反対の意見表明をさせていただきます。

 去る二十日、与党側の強行採決によって不正常な状態に陥ったわけでありますが、その後、両者の努力によりまして、二十六日、やっと正常化に至りました。その際の合意は、衆参双方で丁寧に審議を進めていこうということが共通の了解であり、確認事項であったかと思っております。しかしながら、その後、参議院においても再び衆議院における強行採決と同じようなことが繰り返されようとしておりまして、私どもは大変遺憾に思っておるところでございます。

 今回、四日間の提案、突如けさになって与党側から行われたわけでありますが、こういったこと自体極めて異例でありまして、いかがなものかと思うわけであります。

 反対の理由として、第一は、残された法案を丁寧に審議するにしても、四日間ではとても足りないということであります。衆参の両方の審議が当然必要でありますし、従来のことから考えますれば、また定例日等も考えますと、とても四日間では十分な審議ができないということは明確でありまして、そういった意味からも不十分であると思っております。

 さらに、現下の状況におきまして、国民の視点から最も重要な問題はデフレ、円高、国際金融不況の影響でありまして、最重要のテーマであります。これに対して、与党側は何ら無為無策でありまして、国民は非常に大きな不安を感じております。

 与党側として、このデフレあるいは円高に対していかなる対処をしていくのか、明確な方向を示すべきであり、また、そのほか普天間の問題、あるいはまた政治と金の問題も含め十分な討議をすべきでありまして、党首討論並びに予算委員会の集中審議等もぜひ行うべきであると考えております。

 そういった意味で、今回の四日間というのは全く中途半端そしてまた不十分でありまして、この提案には反対の意思表明をいたします。

 以上です。

松本委員長 佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。

 今回の会期延長の提案について、意見表明をさせていただきます。

 今回、与党が会期延長を提案せざるを得なくなったのは、強行採決を行うなどの強引な国会運営を行って、審議時間をつぶしてきたことにあります。この点での反省が全く見られない、この点で抗議をしたいと思います。

 また、我々が要求してまいりました、一つ、円高、経済、雇用、中小企業など暮らしの緊急課題、二つ、普天間など外交、基地問題、三つ、政治と金の問題、この三点について予算委員会で集中審議を行うという我々の要望に対して、きょう、山岡国対委員長は、それをやるという姿勢も保証も全く示されませんでした。

 この二つの理由で、今回の会期延長提案には反対の態度をとり、与党に猛省を促したいと考えております。

松本委員長 御意見を承りましたが、意見が一致いたしませんので、採決いたします。

 会期を十二月一日から十二月四日まで四日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 本件は、本日の本会議において議長からお諮りいたします。

 なお、本件に対し、公明党の稲津久君から、討論の通告があります。

 なお、自由民主党・改革クラブからは、いまだ討論の通告がありません。

 討論時間は、十分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本件の採決は、起立採決をもって行います。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日の本会議の議事について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、議長から、会期延長の件をお諮りいたします。次いで二人の方々からそれぞれ討論が行われます。採決は、起立採決をもって行います。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

松本委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時四十五分散会


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