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第36号 平成24年8月24日(金曜日)

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平成二十四年八月二十四日(金曜日)

    午前十一時三十分開議

 出席委員

   委員長 小平 忠正君

   理事 山井 和則君 理事 松野 頼久君

   理事 笠  浩史君 理事 鷲尾英一郎君

   理事 佐藤  勉君 理事 高木  毅君

   理事 太田 和美君 理事 遠藤 乙彦君

      石山 敬貴君    奥野総一郎君

      川内 博史君    橋本 清仁君

      浜本  宏君    水野 智彦君

      森山 浩行君    小里 泰弘君

      小泉進次郎君    齋藤  健君

      橘 慶一郎君    渡辺浩一郎君

      穀田 恵二君    服部 良一君

      中島 正純君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

委員の異動

八月二十三日

 辞任         補欠選任

  佐々木憲昭君     穀田 恵二君

同日

 辞任         補欠選任

  穀田 恵二君     佐々木憲昭君

同月二十四日

 辞任         補欠選任

  岡田 康裕君     奥野総一郎君

  坂口 岳洋君     石山 敬貴君

  伊東 良孝君     橘 慶一郎君

  塩崎 恭久君     小里 泰弘君

  佐々木憲昭君     穀田 恵二君

同日

 辞任         補欠選任

  石山 敬貴君     坂口 岳洋君

  奥野総一郎君     岡田 康裕君

  小里 泰弘君     塩崎 恭久君

  橘 慶一郎君     伊東 良孝君

  穀田 恵二君     佐々木憲昭君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 永年在職議員として表彰された元議員伏木和雄君逝去につき弔詞贈呈報告の件

 李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案(小平忠正君外十一名提出)及び香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議案(小平忠正君外十一名提出)の取扱いに関する件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

小平委員長 これより会議を開きます。

 まず、元議員逝去につき弔詞贈呈報告の件についてでありますが、去る七月二十八日、永年在職議員として表彰された元議員伏木和雄君が逝去されました。

 ここに謹んで哀悼の意を表します。

 弔詞につきましては、お手元の印刷物のとおりの特別弔詞を、理事各位の御了承を得まして、去る二十日、議長から贈呈していただきましたので、御了承願います。

    ―――――――――――――

 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され さきに建設委員長の要職にあたられた伏木和雄君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

    ―――――――――――――

小平委員長 また、同君に対する弔詞は、本日の本会議において、議長から贈呈の報告があり、弔詞を朗読されることになります。

 その際、議員の方は御起立願うことになっております。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、本日、小平忠正君外十一名から、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、みんなの党、国民新党・無所属会、改革無所属の会、たちあがれ日本の六会派共同提案による李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案が、また、小平忠正君外十一名から、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会、みんなの党、国民新党・無所属会、改革無所属の会、たちあがれ日本の六会派共同提案による香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議案が、それぞれ提出されました。

 この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。穀田恵二君。

穀田委員 韓国大統領竹島上陸非難決議案、香港民間活動家尖閣諸島上陸非難決議案の二つの決議について意見を述べます。

 およそ領土問題は、どのような問題でも、歴史的事実と国際法上の道理にのっとり、冷静な外交交渉で解決を図ることが大事です。感情的な対応で緊張をエスカレートさせるようなことは双方が自制すべきです。

 今回の韓国大統領の竹島上陸問題や尖閣諸島の問題をめぐっても、そうした冷静な対応が重要です。

 ところが、本決議案は、韓国大統領の竹島上陸を非難するにとどまらず、竹島の不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求めるとして、これまで政府も求めてこなかったエスカレートした要求を突きつけ、我が国政府に対しては、断固たる決意をもって、韓国政府に対し毅然とした態度をとり、政府が一丸となって効果的な政策を立案、実施するべきことを求めています。

 ここには、冷静な外交交渉による解決の立場が全く欠落しており、全体として、緊張を激化させるものとなっています。こうした決議には、到底賛成できません。

 また、尖閣諸島上陸非難決議案は、香港民間活動家の魚釣島への不法上陸行為にかかわって、こうした事態が再発しないよう、我が国政府に対して、尖閣諸島の有効支配を引き続き確たるものとしていくため、警備体制の強化を含め、あらゆる手だてを尽くすべきことを求めています。

 これは、専ら物理的な対応を強化することに主眼を置いたものであり、看過することはできません。

 今、日中間、日韓間での領土問題をめぐって国会がやるべきことは、双方の政府に、冷静な対応、外交的話し合いでの解決を求めることです。隣国との領土問題での感情的対立をあおり、緊張を激化させる国会決議はやるべきではない、このことを強く主張し、両決議案の上程に反対する意見表明とします。

小平委員長 服部良一君。

服部委員 社民党の服部良一です。

 私は、社会民主党・市民連合を代表し、李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案及び香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議案の採択に反対する立場から討論を行います。

 まず、尖閣に関する決議案については、今回の事態は、民間人が上陸したというものであり、そもそも、民間事案に対して国会が大上段に決議をすることが適切であるのか、疑問があります。国会があえてこのような対応をすることで、かえって事態を悪化させてしまうことを大いに懸念します。

 竹島上陸など韓国大統領の言動については、国家元首がこのような行動をとったことは言うまでもなく重大なことではありますが、日韓関係や東アジアの平和と安定を考えた場合に、お互いに挑発、応酬し、エスカレートすることが両国の利益となるとは到底思えません。

 本件は、外交努力や官民さまざまな次元での対話によって穏やかに対処していくものであり、両国世論も敏感となっている中で、国会が先頭に立って対立をあおるようなことになってはいけません。

 領土問題の先鋭化やナショナリズムの爆発が何を招いたのか、私たちは皆、歴史の教訓として知っております。今こそ、立法府に身を置く私たちこそ、冷静になり、大局的な視野に立つべきことを強く訴え、私の反対討論といたします。

小平委員長 それでは、両決議案は、本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

小平委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案の趣旨弁明は、提出者の笠浩史君が行います。

 また、香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議案の趣旨弁明は、提出者の高木毅君が行います。

 なお、両決議に対しまして、内閣を代表して、野田内閣総理大臣から発言があります。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、本日文部科学委員会から提出された古典の日に関する法律案、厚生労働委員会から提出されたカネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律案の両法律案について、それぞれ委員長から緊急上程の申し出があります。

 両法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、議長から、永年在職議員として表彰されました故元議員伏木和雄先生に対する弔詞贈呈の報告がございまして、議長が弔詞を朗読されます。

 次に、動議により、李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議案を上程いたします。提出者を代表して笠浩史さんが趣旨弁明をされます。共産党、社民党及び新党大地・真民主が反対でございます。採決の後、野田内閣総理大臣の発言がございます。

 次に、香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する決議案を上程いたします。提出者を代表して高木毅さんが趣旨弁明をされます。共産党、社民党及び新党大地・真民主が反対でございます。採決の後、野田内閣総理大臣の発言がございます。

 次に、文部科学委員会の法律案を緊急上程いたします。石毛文部科学委員長の趣旨弁明がございまして、全会一致でございます。

 次に、厚生労働委員会の法律案を緊急上程いたします。池田厚生労働委員長の趣旨弁明がございまして、全会一致でございます。

 本日の議事は、以上でございます。

小平委員長 それでは、本日の本会議は、正午予鈴、午後零時十分から開会いたします。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十一時三十八分散会


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