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第20号 平成25年4月16日(火曜日)

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平成二十五年四月十六日(火曜日)

    午後五時十九分開議

 出席委員

   委員長 佐田玄一郎君

   理事 高木  毅君 理事 古川 禎久君

   理事 御法川信英君 理事 秋元  司君

   理事 平沢 勝栄君 理事 櫻田 義孝君

   理事 渡辺  周君 理事 石関 貴史君

   理事 大口 善徳君

      越智 隆雄君    鈴木 憲和君

      田野瀬太道君    根本 幸典君

      藤丸  敏君    星野 剛士君

      牧島かれん君    菊田真紀子君

      郡  和子君    今村 洋史君

      木下 智彦君    中野 洋昌君

      山内 康一君    佐々木憲昭君

      小宮山泰子君

    …………………………………

   議長           伊吹 文明君

   副議長          赤松 広隆君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 本日の本会議の議事等に関する件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件


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     ――――◇―――――

佐田委員長 これより会議を開きます。

 まず、本日予算委員会の審査を終了した平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算について、委員長から緊急上程の申し出があります。

 各案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

佐田委員長 次に、ただいま緊急上程するに決しました予算三案に対し、民主党・無所属クラブの長妻昭君外一名から、平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議、桜内文城君外九名から、日本維新の会及びみんなの党の共同提案による修正案がそれぞれ提出されております。

 民主党・無所属クラブ提出の動議の趣旨弁明は、提出者の玉木雄一郎君が行い、日本維新の会及びみんなの党の共同提案による修正案の趣旨弁明は、提出者の桜内文城君が行います。

    ―――――――――――――

佐田委員長 また、ただいまの予算三案並びに民主党・無所属クラブ提出の動議及び日本維新の会及びみんなの党共同提案による修正案に対し、自由民主党の西銘恒三郎君、民主党・無所属クラブの大西健介君、日本維新の会の山田宏君、公明党の石田祝稔君、みんなの党の中島克仁君、日本共産党の宮本岳志君、生活の党の小宮山泰子君から、それぞれ討論の通告があります。

 討論時間は、西銘恒三郎君、大西健介君、山田宏君、石田祝稔君はおのおの十五分以内、中島克仁君は七分以内、宮本岳志君、小宮山泰子君はおのおの五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、採決は、民主党・無所属クラブ提出の動議及び日本維新の会及びみんなの党共同提案による修正案についてはそれぞれ起立採決で行い、予算三案については一括して記名投票をもって行います。

    ―――――――――――――

佐田委員長 次に、本日の本会議の議事について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、動議により、総予算三案を緊急上程いたしまして、山本予算委員長の報告がございます。次いで玉木雄一郎さんから、長妻昭さん外一名提出の総予算三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議につきまして、趣旨弁明がございます。次いで桜内文城さんから、桜内文城さん外九名提出の総予算三案に対する修正案につきまして、趣旨弁明がございます。次いで三案並びに動議及び修正案に対しまして、七名の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。次いで採決に入ります。まず長妻昭さん外一名提出の動議を採決いたします。自民党、維新の会、公明党、みんなの党、共産党、生活の党及び社民党が反対でございます。次いで桜内文城さん外九名提出の修正案を採決いたします。自民党、民主党、公明党、共産党、生活の党及び社民党が反対でございます。次いで総予算三案を一括して記名投票をもって採決いたします。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 一、緊急上程申出議案

   予算委員会

  平成二十五年度一般会計予算

  平成二十五年度特別会計予算

  平成二十五年度政府関係機関予算

   (1)予算委員長の報告 山本 有二君

   (2)動議及び修正案の趣旨弁明

    1平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議(長妻昭君外一名提出)

      動議趣旨弁明 玉木雄一郎君(民主)

    2平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算に対する修正案(桜内文城君外九名提出)

      修正案趣旨弁明 桜内文城君(維新)

   (3)討論通告(予算、動議及び修正案一括)

    動議及び修正案に反対、原案に賛成

             西銘恒三郎君(自民)

    動議に賛成、修正案及び原案に反対

             大西 健介君(民主)

    動議及び修正案に反対、原案に賛成

             石田 祝稔君(公明)

    動議に反対、修正案に賛成、原案に反対

             山田  宏君(維新)

    動議に反対、修正案に賛成、原案に反対

             中島克仁君(みんな)

    動議、修正案及び原案に反対

             宮本 岳志君(共産)

    動議、修正案及び原案に反対

             小宮山泰子君(生活)

   (4)採決

    1平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議(長妻昭君外一名提出)(起立)

       反対 自民、維新、公明、みんな、共産、生活、社民

    2平成二十五年度一般会計予算、平成二十五年度特別会計予算及び平成二十五年度政府関係機関予算に対する修正案(桜内文城君外九名提出)(起立)

       反対 自民、民主、公明、共産、生活、社民

    3平成二十五年度一般会計予算

     平成二十五年度特別会計予算

     平成二十五年度政府関係機関予算

       一括採決(記名)

       反対 民主、維新、みんな、共産、生活、社民

    ―――――――――――――

佐田委員長 それでは、本日の本会議は、午後五時三十分予鈴、午後五時四十分から開会いたします。

    ―――――――――――――

佐田委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 この際、休憩いたします。

    午後五時二十三分休憩

     ――――◇―――――

    午後八時四十五分開議

佐田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 再開に先立ち、民主党・無所属クラブ、日本維新の会、みんなの党、生活の党の所属委員に理事をして出席を要請いたしましたが、いまだ出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。

 趣旨説明を聴取する議案の件について御協議願います。

 高木毅君。

高木(毅)委員 動議を提出いたします。

 内閣提出、衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案は、本会議において趣旨説明を聴取しないこととし、議長において政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会に付託されることを望みます。

佐田委員長 佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。

 初めに、この委員会が、与野党合意のないまま、与党によって一方的に開かれたことに対して、強く抗議するものであります。議会の運営は、合意の上、円満に行われるべきであります。

 その上で、内閣提出の小選挙区〇増五減を、一方的に委員会付託を強行することに対し、断固反対するものであります。

 選挙制度は、議会制民主主義の根幹であります。議員定数、選挙方法などのあり方は、多様な民意をいかに正確に議席に反映するかという方向で検討されなければなりません。

 現行の小選挙区比例代表並立制は、四割の得票で八割の議席を占めるなど民意を著しくゆがめており、民意を反映する抜本改革が必要だということが、多くの政党の共通認識であり、中心問題であります。

 〇増五減案は、最高裁が違憲状態とした一人別枠方式の配分はそのまま残して、格差が二倍を超える選挙区をなくすという、まさにびほう策であり、違憲状態の解消という言い分は成り立ちません。結局、〇増五減案は、抜本改革を棚上げし、小選挙区制を維持、固定化しようとするものであり、私たちは、当初から反対をしてきたところであります。

 現行小選挙区制の、格差についての一連の違憲判決は、現行小選挙区制が投票価値の平等をめぐって憲法違反の重大な欠陥を持っていることを厳しく断罪しております。

 日本共産党は、十九年前、政治改革と称して小選挙区比例代表並立制の導入が提案されたとき、この制度は、選挙制度の基本である民意の公正な議席への反映をゆがめ、比較第一党に虚構の多数を与える根本的問題があるとして、反対をいたしました。同時に、小選挙区の区割り規定が二倍以上の格差を容認していることは、投票価値の平等に反する違憲立法だと批判をいたしました。

 出発点から根本的に問題がある制度を強行し、維持し続けてきた各党の責任が厳しく問われております。

 現行の小選挙区並立制のもとで実施された六回の総選挙結果は、その根本的欠陥を浮き彫りにしております。

 〇五年総選挙では自民党二百九十六議席、〇九年は民主党三百八議席、昨年末は自民党二百九十四議席と、第一党が圧倒的な議席を獲得いたしました。

 いずれの選挙も、小選挙区で第一党の得票率は四割台にもかかわらず、七割から八割もの議席を占めております。得票率と獲得議席に著しい乖離を生み出し、議席に反映しない投票・死に票が過半数に上っております。民意の反映を大きくゆがめる小選挙区制の弊害は明白でございます。

 また、一票の格差の問題についても、小選挙区制のもとでは、地域別の人口変動に応じて格差の拡大は避けられず、必然的に格差是正を繰り返さざるを得ないことになります。

 さらに、小選挙区制の区割りは、現在でも各地で行政区や地域的なコミュニティーを人為的に分断する異常な線引きが行われており、格差是正のたびにその異常は拡大し、有権者は選挙区の不自然な変更を強いられることになるわけであります。

 小選挙区制が、本来、投票権の平等という憲法の原則とは両立できない制度であることは、その導入以来の歴史が証明しております。

 したがって、これらの問題を解決するためには、現行小選挙区並立制の廃止を決断すべきであります。

 なお、民主党は、みずから推進した〇増五減では不十分だとして抜本的改革を言いますが、その提案の中心は、比例定数のさらなる削減であります。小選挙区の投票価値の不平等が問題となっているとき、比例定数の削減を持ち出すのは、筋違いであるとともに、極めて不当であると言わざるを得ません。

 そもそも、我が国の議員定数は国際的に見ても少ないものであり、定数削減を行う合理的根拠は存在いたしません。

 以上で意見表明といたします。

佐田委員長 それでは、高木毅君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

佐田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後八時五十一分散会


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