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第2号 平成18年3月16日(木曜日)

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平成十八年三月十六日(木曜日)

    午前十時六分開議

 出席委員

   委員長 岩國 哲人君

   理事 甘利  明君 理事 島村 宜伸君

   理事 村上誠一郎君 理事 平野 博文君

   理事 坂口  力君

      太田 誠一君    海部 俊樹君

      久間 章生君    田野瀬良太郎君

      中山 成彬君    森  喜朗君

      山本 幸三君    小沢 一郎君

      川端 達夫君    菅  直人君

      綿貫 民輔君    平沼 赳夫君

      堀内 光雄君

    …………………………………

   議員           渡辺 博道君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月十六日

 辞任         補欠選任

  古賀  誠君     山本 幸三君

同日

 辞任         補欠選任

  山本 幸三君     古賀  誠君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議員永田寿康君懲罰事犯の件


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     ――――◇―――――

岩國委員長 これより会議を開きます。

 去る二日、院議をもって付託されました議員永田寿康君懲罰事犯の件を議題といたします。

 渡辺博道君から懲罰動議提出の理由について説明を求めます。渡辺博道君。

渡辺(博)議員 自由民主党の渡辺博道でございます。

 私は、ただいま議題となりました議員永田寿康君の懲罰動議につきまして、提出者を代表し、その提出理由を御説明いたします。

 永田寿康君の懲罰動議を提出するに至った理由は、去る二月十六日の予算委員会で、永田君は、にせものの電子メールを振りかざし、ライブドアの堀江容疑者が武部幹事長の次男に三千万円を振り込めと指示したと決めつけ、一方的に、国会審議という公の場で、お金で魂を売っているのは自分じゃないですかと自民党と武部幹事長を誹謗中傷し、さらに、私人である幹事長の次男を、実名を挙げて民主党の言う疑惑に関与しているがごとく断じたのであります。

 また、永田君は、根拠となる情報があると言いながら、証拠を示すことなく、みずから説明責任を放棄したばかりか、国会を欠席し、入院したのであります。

 平然と名誉毀損を行いながら、説明責任を放棄する永田君の行為は、議員は院の品位を重んじなければならないとする衆議院規則第二百十一条や、議員は「各議院において、無礼の言を用い、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。」と定める国会法第百十九条に違反していることは明白であります。

 特に、反論する機会や名誉の回復の機会を持たない民間人に対する誹謗中傷は、極めて悪質であり、国会議員にあるまじき行為であります。

 永田君は、これまでにも十分な裏づけ、事実確認をすることなく、憶測で発言をしたこともあり、議員在職五年十カ月間の間、今回で五回目の懲罰動議が出されたことになります。

 このように繰り返される違反行為は、国権の最高機関である国会の懲罰の重みを全く理解していないばかりか、これを軽視していると言わざるを得ません。

 今回の問題に関しても、確信を持っていると言っていた情報が全くのにせものであることが判明し、永田君及び民主党は、すべて事実無根であったことを認め、謝罪せざるを得ない状況に至ったのであります。

 国会の品位と権威は深く傷つけられ、国民の政治不信を招いたことは重大なことであります。院の名誉にかけて、今回の事態の明確な説明とけじめを国民に示さなければなりません。

 したがって、このような議会制民主主義の根幹を揺るがしかねない事態を二度と起こさないためにも、まず、にせ情報の入手の経緯に始まるこの問題全般の真相をつまびらかにし、国民に明らかにした上で、永田寿康君に懲罰を科すべきものと考えます。

 この動議に対して、議員各位の御賛同が得られますよう切に要望して、本動議提出の理由説明とさせていただきます。

岩國委員長 これにて趣旨説明は終わりました。

 次回は、来る二十二日水曜日午前九時四十分理事会、午前十時委員会を開会し、本人永田寿康君から身上弁明を聴取することといたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十時十一分散会


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