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第3号 平成23年12月9日(金曜日)

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平成二十三年十二月九日(金曜日)

    午前十時十分開議

 出席委員

   委員長 石毛えい子君

   理事 金森  正君 理事 田島 一成君

   理事 高井 美穂君 理事 松本 大輔君

   理事 村上 史好君 理事 馳   浩君

   理事 松野 博一君 理事 池坊 保子君

      石井登志郎君    石田 三示君

      石原洋三郎君    大山 昌宏君

      奥村 展三君    川口  浩君

      城井  崇君    京野 公子君

      笹木 竜三君    瑞慶覧長敏君

      杉本かずみ君    高野  守君

      中島 政希君    中屋 大介君

      永江 孝子君    室井 秀子君

      本村賢太郎君    笠  浩史君

      和嶋 未希君    甘利  明君

      遠藤 利明君    河村 建夫君

      下村 博文君   田野瀬良太郎君

      永岡 桂子君    古屋 圭司君

      富田 茂之君    宮本 岳志君

      土肥 隆一君

    …………………………………

   文部科学副大臣      奥村 展三君

   文部科学大臣政務官    城井  崇君

   文部科学委員会専門員   佐々木 努君

    ―――――――――――――

委員の異動

十二月八日

 辞任

  城内  実君

同日

            補欠選任

             古屋 範子君

同月九日

 辞任         補欠選任

  岡本 英子君     京野 公子君

同日

 辞任         補欠選任

  京野 公子君     岡本 英子君

    ―――――――――――――

十一月二十九日

 教職員の定数改善と給与・待遇に関する請願(下村博文君紹介)(第二九一号)

 学費の負担軽減、高等教育予算増額を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第三四七号)

十二月二日

 無煙社会を目指したばこ病根絶のための禁煙教育・啓発の徹底に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第四三五号)

 同(阿部知子君紹介)(第五〇四号)

 学校司書の法制化に関する請願(岡田康裕君紹介)(第五〇三号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第五三〇号)

 同(服部良一君紹介)(第五三一号)

 同(村井宗明君紹介)(第五三二号)

 同(京野公子君紹介)(第五五五号)

同月五日

 学校司書の法制化に関する請願(佐々木憲昭君紹介)(第五六二号)

 同(吉井英勝君紹介)(第五六三号)

 同(穀田恵二君紹介)(第五九五号)

 同(宮本岳志君紹介)(第五九六号)

 同(岸本周平君紹介)(第六四五号)

 同(志位和夫君紹介)(第六四六号)

 同(佐藤ゆうこ君紹介)(第七一二号)

 学費負担軽減と私大助成の大幅増額に関する請願(穀田恵二君紹介)(第五八九号)

 同(宮本岳志君紹介)(第五九〇号)

 同(宮本岳志君紹介)(第六四七号)

 教育費負担の公私間格差をなくするための私学助成に関する請願(今津寛君紹介)(第五九一号)

 同(鉢呂吉雄君紹介)(第五九二号)

 私立学校の保護者負担軽減、教育環境改善のための私学助成充実に関する請願(稲津久君紹介)(第五九三号)

 同(町村信孝君紹介)(第五九四号)

 同(三井辨雄君紹介)(第六四八号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 閉会中審査に関する件


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     ――――◇―――――

石毛委員長 これより会議を開きます。

 福島県における学校教育等に関する実情調査のため、去る十一月三十日に、十六名の委員が参加し、南相馬市立大甕小学校及び福島県立相馬農業高等学校の視察を行いました。

 この際、参加委員を代表いたしまして、その概要を御報告申し上げます。

 まず、福島県南相馬市の大甕小学校では、青木教育長から、同市における学校の被害、被災後の状況等についての説明を聴取しました。

 南相馬市立の小中学校二十二校の児童生徒は、十一月十七日現在、当初四月に予定された人数に対し、小学校で四一%、中学校で五七%の在籍率であり、いまだに半数以上が県外または県内の他市町村に区域外就学している状況でありました。

 その後、視察委員は、各教室に分かれて、同校及び同校において授業を行う太田小学校の児童と一緒に給食をとりました。

 子供たちの笑顔に囲まれて、その率直な声を聞くひとときを過ごせたことは、大変有意義であったと思います。

 その後、桜井南相馬市長から震災被害からの復興に向けた取り組み、平間大甕小学校長及び林太田小学校長から学校の現状についての説明を聴取しました。

 その後、放射性物質の除染作業後の現状と課題、被災小学校等の再建計画、放射線教育の取り組み、学校給食の放射線測定の方法、児童、教職員の心と身体のケア等についての意見交換を行いました。

 なお、その場において、桜井市長より要望書をお受けいたしました。

 次に、同じく南相馬市にある福島県立相馬農業高等学校では、まず、附属農場において、畜舎、実験実習棟、温室等の施設の状況を視察しました。

 その後、渡邉校長から、校庭等の除染活動と除去土壌処分に係る課題、被災後のいわゆるサテライト校における授業実施の困難度、生徒の就職状況などについての説明を聴取した後、同校を初めとする福島県における今後の農業教育の方向性、被災後の授業の実施状況と卒業に必要な単位取得の見込み、来年度以降の生徒募集の見通しについての意見交換を行いました。

 今回の視察を通じまして、改めまして、被災の大きさに思い至るとともに、被災地の児童生徒、学校関係者、自治体の方々の復興にかける強い熱意を感じました。復興への道のりを一日でも短いものとするため、当委員会として、できる限りの役割を果たしていくべきと痛感いたしました。

 最後になりましたが、今回の視察に当たりまして、御協力いただきました方々に深く御礼申し上げ、視察の報告とさせていただきます。

     ――――◇―――――

石毛委員長 この際、御報告いたします。

 本会期中、当委員会に付託されました請願は全部で二十四件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会等におきまして慎重に検討いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。

 なお、お手元に配付いたしましたとおり、本会期中、当委員会に参考送付されました陳情書は、教育・文化の振興に関する陳情書外十件、また、地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、学校施設の防災機能向上のための新たな制度創設を求める意見書外二百五十件であります。

     ――――◇―――――

石毛委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。

 まず、第百七十四回国会、下村博文君外三名提出、教育公務員特例法の一部を改正する法律案につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

石毛委員長 起立多数。よって、そのように決しました。

 次に

 第百七十七回国会、参議院提出、東日本大震災に対処するための私立の学校等の用に供される建物等の災害復旧等に関する特別の助成措置等に関する法律案

並びに

 文部科学行政の基本施策に関する件

 生涯学習に関する件

 学校教育に関する件

 科学技術及び学術の振興に関する件

 科学技術の研究開発に関する件

 文化、スポーツ振興及び青少年に関する件

以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石毛委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。

 まず、閉会中審査のため、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石毛委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、閉会中審査のため、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石毛委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前十時十六分散会


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