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第2号 平成23年4月19日(火曜日)

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平成二十三年四月十九日(火曜日)

    午後零時三十分開議

 出席委員

   委員長 川内 博史君

   理事 阿知波吉信君 理事 泉  健太君

   理事 熊谷 貞俊君 理事 津村 啓介君

   理事 三日月大造君 理事 馳   浩君

   理事 松野 博一君 理事 遠藤 乙彦君

      井戸まさえ君    石田 三示君

      石津 政雄君    稲見 哲男君

      太田 和美君    勝又恒一郎君

      川島智太郎君    阪口 直人君

      菅川  洋君    平  智之君

      玉置 公良君    豊田潤多郎君

      中川  治君    野木  実君

      藤田 憲彦君    本多 平直君

      水野 智彦君    山崎  誠君

      柚木 道義君    河井 克行君

      河村 建夫君    塩谷  立君

      谷  公一君    吉野 正芳君

      吉井 英勝君    阿部 知子君

    …………………………………

   国務大臣

   (科学技術政策担当)

   (宇宙開発担当)     玄葉光一郎君

   内閣府副大臣       平野 達男君

   内閣府大臣政務官     和田 隆志君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           上妻 博明君

    ―――――――――――――

委員の異動

二月三日

 辞任         補欠選任

  あべ 俊子君     河村 建夫君

  井上 信治君     佐田玄一郎君

  小里 泰弘君     塩谷  立君

  北村 茂男君     金田 勝年君

  小泉進次郎君     江渡 聡徳君

  近藤三津枝君     河井 克行君

  坂本 哲志君     吉野 正芳君

  徳田  毅君     谷  公一君

四月十九日

 辞任         補欠選任

  石森 久嗣君     水野 智彦君

  小川 淳也君     藤田 憲彦君

  金森  正君     井戸まさえ君

同日

 辞任         補欠選任

  井戸まさえ君     金森  正君

  藤田 憲彦君     小川 淳也君

  水野 智彦君     石森 久嗣君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

川内委員長 これより会議を開きます。

 議事に入るに先立ち、委員会を代表して一言申し上げます。

 このたびの東日本大震災によりお亡くなりになられた方々とその御遺族に対しまして、深く哀悼の意を表します。また、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 これより、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。

 全員御起立願います。――黙祷。

    〔総員起立、黙祷〕

川内委員長 黙祷を終わります。御着席願います。

     ――――◇―――――

川内委員長 この際、御報告申し上げます。

 アドバイザリーボードの設置に関する理事会等での協議について、委員長から御報告申し上げます。

 当委員会は、我が国科学技術政策の根幹について議論する場として、今国会召集日に設置されましたが、その設置に際し、議院運営委員会理事会において、アドバイザリーボード等の設置を含め、有識者、専門家の意見を積極的に聴取できるような形態を考えるとの確認がなされております。これを受け、当委員会の設置直後から、各会派の理事の間でアドバイザリーボードの設置について協議を重ねてまいりました。

 現在までのところ、委員長として検討している方向性は次のとおりであります。

  設置目的を、科学技術・イノベーションの推進について、専門的見地から、意見、提言、助言等をいただくためとすること。

  位置付けを、委員長の諮問・助言機関とし、委員長が理事会の総意を体現して諮問を行うものとすること。

  諮問・助言事項を、科学技術・イノベーション政策の基本的な方向性、戦略に関する事項等とすること。

以上でございます。

 今後も、アドバイザリーボードの設置に向け、鋭意検討してまいりますので、委員各位の御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

     ――――◇―――――

川内委員長 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 玄葉国務大臣から所信を聴取いたします。玄葉国務大臣。

玄葉国務大臣 科学技術政策を担当する内閣府特命担当大臣及び宇宙開発担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 初めに、このたびの東日本大震災でお亡くなりになられた方々とその御遺族に対しまして、深く哀悼の意を表しますとともに、また、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 特に、私も、また平野副大臣も被災地の出身でございます。被災者の皆様の悲しみ、苦しみ、そして怒りを全身で受けとめながら、その職務を全うしているところでございます。

 科学技術政策担当大臣といたしましては、この事態を乗り越え、我が国が復興し、以前にも増して飛躍をするために、科学技術の成果を十分に活用するとともに、さらに新たな課題に挑戦をすることで、科学技術が担うべき役割を果たしていくことが重要と考えております。

 科学技術政策については、昨年十二月に総合科学技術会議において第四期科学技術基本計画の策定に向けた答申を決定したところでしたが、今般の震災の経済社会への多大な影響を踏まえ、策定途上にあった基本計画の再検討を行うことといたしたところでございます。

 答申に盛り込みました国の重要課題の解決を目指す科学技術政策という考えを生かしつつ、科学技術の活用による復旧復興、そして新しい日本をつくるという観点から科学技術政策がどのように貢献できるかを明確化し、実効性のある計画を策定するとともに、その推進に努めてまいります。

 特に、原子力政策につきましては、このたびの福島第一、第二原子力発電所における事故を受け、エネルギー政策全体の国民的な議論などを踏まえつつ、関係大臣とも連携をしながら、今後のあり方を検討してまいります。

 宇宙政策につきましては、我が国の国家戦略として位置づけ、宇宙開発戦略本部を中心に政府一体となり、宇宙開発利用を総合的、計画的に推進してまいります。具体的には、準天頂衛星の整備方針の検討を含めた、宇宙開発利用の戦略的推進のための施策の重点化及び推進方策の検討、宇宙開発利用推進体制の検討などに政府一体となって取り組んでまいります。

 また、知的財産戦略については、知的財産推進計画二〇一〇で定めた施策を着実に進めます。五、六月には、クール・ジャパン推進や三月に取りまとめた国際標準化戦略を含め、日本が再び立ち上がり、知的財産を活用して世界で輝けるよう、新たな施策を加えた知的財産推進計画二〇一一を策定し、政府一体となって強力に推進してまいります。

 さらに、国民生活のあらゆる場面における情報通信技術の利活用の促進により、政府、自治体の抜本的改革や行政サービスの向上、地域医療サービスの向上や地域の活性化、成長基盤の強化や低炭素社会の実現等に向けて、新たな情報通信技術戦略を着実に推進してまいります。

 川内委員長を初め、理事の皆様、そして委員の皆様の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。

 ありがとうございます。(拍手)

川内委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成二十三年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。平野内閣府副大臣。

平野副大臣 内閣府副大臣の平野達男でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 私からも、東日本大震災により亡くなられた方々とその御遺族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

 科学技術政策、宇宙開発戦略、知的財産戦略及びIT戦略等々の政策を担当する副大臣といたしまして、玄葉大臣を補佐しまして、科学技術・イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。

 川内委員長を初め、理事、委員各位の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。

 では、平成二十三年度科学技術関係予算について、その概要を説明いたします。

 平成二十三年度の科学技術関係予算の総額は三兆六千四百八十五億円となっております。このうち一般会計分は三兆五百七十億円、その中でも、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費については一兆三千三百五十二億円となっております。また、特別会計分は五千九百十五億円としております。

 科学技術関係予算の編成に当たっては、新成長戦略を踏まえた科学技術・イノベーション政策を推進するため、グリーンイノベーション及びライフイノベーションに資する研究開発の経費、基礎研究の推進に必要な経費、若手、女性のすぐれた人材の育成のための経費、研究環境の改善に必要な経費等を計上しております。

 この中で、独創的、先駆的な研究を助成する科学研究費補助金は二千六百三十三億円、前年度比六百三十三億円増と大幅に増額する等、強化に努めております。あわせて、その科学研究費補助金の一部について、研究者がより資金を効率的に活用できるよう基金化を図る等、質の向上にも努めております。

 また、将来の研究活動を担う創造性豊かな若手研究者がその能力を最大限に発揮できるよう、研究奨励金を給付する特別研究員事業を拡充し、本年度は百八十億円、前年度比十三億円増としております。これにより、博士課程修了者、いわゆるポスドクの支援対象者を三割増とする等、若手人材育成の強化を図ってまいります。

 以上で平成二十三年度科学技術関係予算の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。(拍手)

川内委員長 以上で説明は終わりました。

 次に、和田内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。和田内閣府大臣政務官。

和田大臣政務官 内閣府大臣政務官の和田でございます。よろしくお願いいたします。

 私の方からも、今回の震災でお亡くなりになられた方々、またその御遺族の方々に心からお悔やみ申し上げたいと思います。また、被災された方々に心からお見舞い申し上げたいと思います。

 私の場合、科学技術政策のうち原子力政策分野につきまして、玄葉大臣、そして平野副大臣のもとで全力を尽くしてまいります。

 川内委員長、また理事、委員各位の皆様方の御指導をよろしくお願いいたします。(拍手)

川内委員長 次回は、来る二十六日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時四十三分散会


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