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第2号 平成28年3月22日(火曜日)

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平成二十八年三月二十二日(火曜日)

    午後零時二十分開議

 出席委員

   委員長 黄川田 徹君

   理事 小松  裕君 理事 土屋 品子君

   理事 松島みどり君 理事 村井 英樹君

   理事 山本ともひろ君 理事 坂本祐之輔君

   理事 津村 啓介君 理事 伊藤  渉君

      あかま二郎君    井上 貴博君

      井林 辰憲君    石田 真敏君

      石原 宏高君    尾身 朝子君

      大隈 和英君    神谷  昇君

      神田 憲次君    田野瀬太道君

      中川 俊直君    中山 展宏君

      福山  守君    藤井比早之君

      古田 圭一君    八木 哲也君

      大串 博志君    大島  敦君

      古川 元久君    横山 博幸君

      伊佐 進一君    江田 康幸君

      島津 幸広君    真島 省三君

      伊東 信久君

    …………………………………

   国務大臣

   (科学技術政策担当)

   (宇宙政策担当)

   (情報通信技術(IT)政策担当)         島尻安伊子君

   内閣府副大臣       松本 文明君

   内閣府大臣政務官     酒井 庸行君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           行平 克也君

    ―――――――――――――

委員の異動

二月十六日

 辞任         補欠選任

  宮崎 謙介君     あかま二郎君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

黄川田委員長 これより会議を開きます。

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 島尻国務大臣から所信を聴取いたします。島尻国務大臣。

島尻国務大臣 科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣及び情報通信技術政策担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 科学技術イノベーションは、人口減少、少子高齢化が進む我が国において、新アベノミクス三本の矢の一本目である生産性革命の実現に向けた経済再生の原動力として必要不可欠です。

 安倍内閣が掲げる世界で最もイノベーションに適した国に向けて、本年一月に閣議決定した第五期科学技術基本計画に基づき、超スマート社会の実現に向けた取り組み、ソサエティー五・〇の推進、若手や女性の研究者の活躍促進、オープンイノベーションを推進する仕組みの強化などに全力で取り組んでまいります。

 また、本年五月の伊勢志摩サミットに先駆け開催されるG7茨城・つくば科学技術大臣会合において、我が国が世界をリードする議論を行えるよう、議長としてしっかりと準備を進めてまいります。

 さらに、引き続き、政府全体の科学技術関係予算を主導するとともに、戦略的イノベーション創造プログラム、SIP及び革新的研究開発推進プログラム、ImPACTを強力に推進してまいります。

 宇宙政策については、安倍政権の新たな安全保障政策を十分に踏まえた長期的かつ具体的な計画として昨年一月に決定した宇宙基本計画及び昨年十二月に改定した同計画の工程表に基づき、準天頂衛星を初めとした各種の宇宙システムを整備するとともに、宇宙を利用した新事業、新サービスの創出、宇宙システムの海外市場開拓を含め、各施策を着実に実行することにより、宇宙開発利用を強力に推進してまいります。

 IT政策については、IT利活用が我が国の超高齢社会における諸課題の解決に大きく貢献する変革の鍵であるとの認識のもと、国民一人一人がその便益を最大限享受できるようにするための環境整備が必要です。政府CIOとともにIT政策の司令塔として、世界最先端IT国家創造宣言に基づき、政府一丸となってIT利活用を促進する諸施策を積極的かつ果敢に推進してまいります。

 知的財産戦略については、知的財産推進計画二〇一五に基づき、地域中小企業の知財活用やコンテンツの海外展開の推進等の施策を一層加速させてまいります。さらに、知財紛争処理システムの機能強化、デジタルネットワーク時代にふさわしい法制度のあり方等の検討を進めてまいります。これらを通じて、我が国の経済成長を確かなものとするよう、政府一丸となって知的財産戦略を推進してまいります。

 原子力政策については、現在、原子力委員会が原子力利用の基本的考え方の検討を行っており、中長期を見据えた原子力利用全体の目指すべき方向性を明らかにしてまいります。特に、原子力の平和利用、放射性廃棄物の処理処分等については、原子力委員会が、国民の理解と信頼が得られるよう役割を適切に果たしてまいります。さらに、万が一原子力事故が発生した場合に備えるための原子力損害賠償制度のあり方について、昨年五月から原子力委員会専門部会において検討を深めており、同制度の見直しを図ってまいります。

 黄川田委員長を初め理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

黄川田委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成二十八年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。松本内閣府副大臣。

松本副大臣 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術政策及び知的財産戦略等を担当する副大臣として、島尻大臣を補佐し、科学技術イノベーションの推進に向けて微力を尽くしてまいります。

 黄川田委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をお願い申し上げます。

 平成二十八年度科学技術関係予算案について、その概要を説明いたします。

 平成二十八年度の科学技術関係予算案の総額は三兆四千五百六十三億円となっております。このうち、一般会計分が二兆八千六百九十四億円、特別会計分が五千八百六十九億円となっております。この一般会計のうち、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費が一兆二千九百二十九億円となっております。

 平成二十八年度科学技術関係予算の編成に当たっては、昨年六月に閣議決定した科学技術イノベーション総合戦略二〇一五を確実に実行に移すべく、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、関係府省の局長級職員から構成される予算戦略会議を開催し、概算要求の段階から主導してまいりました。

 具体的には、総合科学技術・イノベーション会議がみずから牽引し、府省や分野の枠を超えて、基礎研究から実用化、事業化までを見据えた研究開発等を推進する戦略的イノベーション創造プログラムを平成二十六年度に創設、開始しましたが、これを継続的に力強く推進していくため、必要な経費を内閣府において計上しております。

 また、人工知能・ビッグデータ、エネルギー、健康長寿、次世代インフラ、農林水産といった重要課題の解決に向けた取り組みや、イノベーションの連鎖を生み出す環境の整備に向けた取り組み等の推進に必要な経費を関係府省において計上しております。

 以上で平成二十八年度科学技術関係予算案の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。

黄川田委員長 以上で説明は終わりました。

 次に、酒井内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。酒井内閣府大臣政務官。

酒井大臣政務官 内閣府大臣政務官の酒井庸行でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術(IT)政策及び知的財産戦略等を担当する大臣政務官として、島尻大臣、松本副大臣を補佐し、科学技術イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。

 黄川田委員長を初め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。

黄川田委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十八分散会


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