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答弁本文情報

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平成二十年六月十日受領
答弁第四五八号

  内閣衆質一六九第四五八号
  平成二十年六月十日
内閣総理大臣 福田康夫

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員辻元清美君提出中国での自衛隊による被災者救援活動に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員辻元清美君提出中国での自衛隊による被災者救援活動に関する質問に対する答弁書



一の1、3及び4について

 平成二十年五月十二日に中国四川省において発生した大地震に関連し、同月十三日に決定した総額五億円の緊急援助物資の供与及び緊急無償資金協力に加え、同月二十七日、中国政府より在中国日本国大使館に対し、テント等の救援物資の供与について、自衛隊によるものも含めて追加的な要請があったが、具体的な数量までは示されなかった。

一の2について

 平成二十年五月三十日、総額五億円を上限とする追加支援を決定し、このうち第一陣として、自衛隊が所有するテント百張を含め、合計千二百張のテントを供与した。

一の5について

 政府としては、一刻も早く被災地に救援物資を輸送すべく、中国側と相談する過程において、自衛隊機の活用も一つのアイデアとして検討したが、平成二十年五月二十八日の時点において、自衛隊機により輸送するとの判断はなされていない。

一の6について

 御指摘の「自衛隊機の手続が民間機よりも簡略である」との説明については承知していないが、いずれにせよ、お尋ねについては、個別具体的な事情によるものであり、一概にお答えすることは困難である。

一の7について

 平成二十年五月三十日、民間チャーター機による輸送について中国政府との間で合意したことによる。

一の8について

 御指摘の「意見」については承知していない。

二について

 自衛隊機の活用も一つのアイデアとして検討したが、政府として御指摘の「判断」をした事実はない。

三について

 自衛隊機による輸送について決定されたとの経緯はなく、仮定のお尋ねについてお答えすることは差し控えたい。

四について

 政府としては、今後、中国政府より要請があれば、中国政府と十分に協議しつつ、最も適切な方法で支援していきたいと考えている。

五について

 一般に、C−130H型輸送機は、民間の輸送機と比較し、短距離での離着陸や不整地での離着陸が可能であることなどの特性がある。

六について

 自衛隊は、現在、宿営用の天幕を約一万八千張、業務用の天幕を約五千張保有している。

七及び八について

 ミャンマー連邦(以下「ミャンマー」という。)政府から我が国に対し、国際緊急援助隊としての自衛隊部隊派遣の要請はなされておらず、仮に派遣要請がなされた場合には、要請の内容を精査した上で、政府としての対応を検討する所存である。

九について

 ミャンマー政府が被災者支援のための物資の搬入に関し、欧米の軍用船や軍用機を利用した支援を拒否しているとの御指摘であるが、ミャンマー政府は、被災者支援のための物資の搬入に際し、例えば米国空軍機による輸送を認めているものと承知している。



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