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昭和二十六年二月二十日提出
質問第六九号

 東京都内江東方面の水防計画並びに荒川放水路上の橋の建設計画に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十六年二月二十日

提出者  天野公義

          衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿




東京都内江東方面の水防計画並びに荒川放水路上の橋の建設計画に関する質問主意書


一 東京都で江東方面といわれる隅田川附近より以東の地域は、河川に囲れている土地が多いばかりでなく、低濕地帶も多く、更に地盤沈下の傾向すらある場所がある。しかもこの地域は人口の密度極めて高いのに反し衛生施設の見るべきものなく、常に濕気と汚水と水の脅威にさらされているのである。政府はこの地域の住民が安心して生活できるよう、中川の改修、荒川筋の堤防強化、排水機の増設、江東区、江戸川区の水防等の諸問題解決に努力する必要があると思うが、これに関する政府の見解並びにその措置如何。
二 現在荒川放水路にかかつている橋は、江北、西新井、千住新橋、堀切、四ツ木、小松川、葛西の諸橋であるが、このうち小松川と千住新橋及び建設中の四ツ木橋、葛西橋を除いた江北、西新井、堀切の三橋はまつたく壽命がきているものといわざるを得ない。特にこれ等の橋を建設した当時と異り、各橋とも附近に数十万の人口を擁し、交通量の多いこと驚異的なものがある。しかも重量物を積んだトラツクが交叉する場合、橋に余裕はほとんどなく、非常に危險であつて、しばしば事故も生じている有様である。政府は東京都が道路管理者であるとして放置しておくことなく、これが建設、改築計画を速やかに樹立させて実行に移し、産業の発達、交通の緩和、危險の防止を図る必要があると思うが、政府の見解如何。

 右質問する。





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