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平成四年四月二十三日提出
質問第六号

運輸行政に関する質問主意書

提出者  筒井信隆




運輸行政に関する質問主意書


 昨今の新幹線の高速化は歓迎すべきだが、ひとたび事故が発生すれば多くの人命が危険にさらされるため、安全対策はますます重要性を増していると考えられる。
 従って、昨年九月三〇日夜発生した、東海道新幹線(ひかり二九一号)事故をめぐり次の事項について質問する。

一 本件事故列車が東京駅発車後、三島駅で運転を打ち切るまでの間における、
 @ 運転台における警報等故障表示の内容種類と回数
 A 列車の速度変化と停止回数
 B 点検の回数、場所及び内容
 C 運転士と指令員間のやりとりの内容
 D 対向列車や途中駅からの寄せられた情報の内容
 をそれぞれ詳細に明らかにされたい。
二 新聞報道によれば同列車は回転しない車輪をひきずり、車輪の破損を拡大しつつ時速二〇〇キロ以上の最高速度で走ったとされるが、
 @ そのような状況での運転継続は事実かどうか。
 A 事実とすれば運転継続を最終的に決定した部署はどこか。
 をそれぞれ詳細に明らかにされたい。
三 本件事故の原因とされている車輪につき、
 @ 三島駅臨時停車時の車輪の破損状況
 A 破損になった原因(車軸が不回転状況になった原因)
 をそれぞれ詳細に明らかにされたい。
四 本件事故車両による東京駅から三島駅間のレール等線路設備の破損状態を詳細に明らかにされたい。
五 事故後における本件車両の調査及び対応について、
 @ 調査時期
 A 人員等調査体制
 B 調査結果内容
 C JR東海がとった再発防止策の内容
 をそれぞれ詳細に明らかにされたい。
六 事故前における本件事故車両の検査について、
 @ 検査時期
 A 人員等検査結果
 B 対処内容
 をそれぞれ詳細に明らかにされたい。
七 JR東海における新幹線車輪の検査基準の有無と、有る場合その内容及び、運転士と指令員との同種事象発生の際の対処方法等を決めた規程マニュアルの有無と、有る場合その内容をそれぞれ明らかにされたい。
八 JR東海におけるこれまでの同種事故の事例と事例毎の車輪及びレール等線路設備の破損状況並びにその原因を詳細に明らかにされたい。
九 次の点について政府はいかに考えるか明らかにされたい。
 @ 前記二記載の如き状況での運転継続の妥当性について。
 A 前記五Cの再発防止策の妥当性について。
 B JR東海は事故後三週間経った一〇月二一日の東京広報室の発表で、この事故について「安全上問題はない」としているが、この妥当性について。
 C 新幹線は今や高度な技術を用いた巨大システムとして運行されていると考えるが、その安全を脅かす主要な要因には何があり、どのような対策が必要とされるかについて。
 D JR東海の社員から、事故に際して現場第一線のオペレーターの責任が厳しく追及され、厳罰による見せしめが行われる一方、発生した現場の全体像が現場には知らされないままマニュアルや書類の形式が変更され、逆に現場からの「危険だ」という声が生かされていないという批判が聞かれる点について。

 右質問する。



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