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答弁本文情報

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昭和二十八年七月十七日受領
答弁第二七号
(質問の 二七)

  内閣衆質第三一号
     昭和二十八年七月十七日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 堤 康次(注) 殿

衆議院議員天野公義君提出西新井橋、江北橋、堀切橋の建設に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員天野公義君提出西新井橋、江北橋、堀切橋の建設に関する再質問に対する答弁書



 西新井、江北、堀切の三橋については、それぞれ巨額の建設費を要するため本年度国庫補助による架換は予算の関係で困難であるが、今般道路整備費の財源等に関する臨時措置法が成立したので、この法律に基き昭和二十九年度以降昭和三十三年度に至る「道路整備五箇年計画」を樹立して実施することにしたから、本計画に基き逐次実施するよう努力したい。すなわち道路整備五箇年計画の樹立に当つては、各都道府県から計画要望書を徴するから、右の橋梁整備についても同様東京都から架換計画が提出されることになると思われるので、計画の提出をまつて検討の上、昭和二十九年度から一定計画にもとづいて着工したい。但し、三橋全部を五箇年計画で着工することは、予算の関係上不可能と考えられるから三橋の現状経済効果等の調査をまつて緊急度の大きいものから実施することにいたしたい。
 なお、東京都が実施した西新井橋の地質調査の結果は、別添報告書の通り地下四〇―五〇米まで粘土質という良好ならざる結果が報告されているので、相当工費の増大をきたすものと思われる。又本年度東京都が計上した西新井橋の予算千五百万円は、本年度において国庫補助を希望し、国庫補助事業として採択された場合の都負担分として計上したもののようである。
 堀切橋の補修費四百万円は、都単独事業予算で本年度において補強工事を実施するものである。

 右答弁する。



   東京都建設局 ―― 西新井橋地質調査依頼土質試験報告書

日本大学地質実験室
一 試   料
  日本地下開発株式会社採取試料
  第一号試錐試料は稍攪乱の気味あり
  第二号、第三号、第四号は供試体採集には攪乱部の切削を行つた。

二 剪断試験
  剪断試験は三軸圧縮試験により実施した。
  一部砂質の攪乱せると思われるものは直接剪断を実施三軸圧縮試験結果と照合した。

三 見掛比重
  採取試料より直接測定せるものを三軸圧縮試験供試体のもので修正照合した。

四 含 水 比
  J・I・S 一二〇三 により測定

五 粒度分析
  J・I・S 一二〇四 により測定

六 塑性限界液性限界
  J・I・S 一二〇六 により測定

七 真比重
  J・I・S 一二〇二 により測定

八 圧縮試験
  基礎底部の軟弱試料につき、圧縮試験実施


圧縮試験 1/2


圧縮試験 2/2




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