令和7年3月13日(木)から16日(日)まで、IPU(列国議会同盟)世界女性議員会議が、メキシコシティ(メキシコ)において開催されました。日本国会代表団として、衆議院から稲田朋美議員(団長)及び堤かなめ議員が参加しました。
稲田議員は、15日午後に行われた「討議:平等な参加、平等な権力」と題されるセッションのパネリストとして基調講演を務め、議会におけるジェンダー平等を推進する上で我が国が直面する課題を提示した上で、現在進行している選択的夫婦別氏制度に関する議論や自らの経験に照らした女性リーダーとしての困難、そして自由民主党内の女性議員と団結することにより達成した未婚のひとり親に対する税の優遇制度に触れ、「平等な参加、平等な権力」の実現に向けた同僚議員との連帯を呼びかけました。
堤議員は、14日午後のセッション「自由討議:議会のパリティ推進における実践例と課題」において、我が国の現状を説明し、立憲民主党の取組を紹介した上で、クオータ制の導入を目指すことを表明しました。また、15日午後のセッション「パネルディスカッション:政治分野における女性に対するオンライン・オフラインの暴力へのゼロ・トレランス」においては、SNS上の暴力により自死を選んだとみられる日本の事例に触れ、具体的対策の必要性を訴えました。
日本代表団は会議期間中、現地要人や各国代表団と会談を行い、交流を深めました。
団長 | 稲田 朋美 | 衆議院議員 | (自由民主党・無所属の会) |
堤 かなめ | 衆議院議員 | (立憲民主党・無所属) |