衆議院

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第7号 令和6年2月20日(火曜日)

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令和六年二月二十日(火曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第五号

  令和六年二月二十日

    午後一時開議

 第一 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 令和六年能登半島地震災害の被災者に係る所得税法及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の臨時特例に関する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案(笠浩史君外十三名提出)

 国家公務員倫理審査会会長及び同委員任命につき同意を求めるの件

 総合科学技術・イノベーション会議議員任命につき同意を求めるの件

 再就職等監視委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件

 公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件

 行政不服審査会委員任命につき同意を求めるの件

 電波監理審議会委員任命につき同意を求めるの件

 日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件

 中央更生保護審査会委員任命につき同意を求めるの件

 公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの件

 労働保険審査会委員任命につき同意を求めるの件

 中央社会保険医療協議会公益委員任命につき同意を求めるの件

 社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの件

 調達価格等算定委員会委員任命につき同意を求めるの件

 運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件

 公害健康被害補償不服審査会委員任命につき同意を求めるの件

 日程第一 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第二 令和六年能登半島地震災害の被災者に係る所得税法及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の臨時特例に関する法律案(内閣提出)


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    午後一時二分開議

議長(額賀福志郎君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

井野俊郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。

 笠浩史君外十三名提出、文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

議長(額賀福志郎君) 井野俊郎君の動議に御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程第一に先立ち追加されました。

    ―――――――――――――

 文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案(笠浩史君外十三名提出)

議長(額賀福志郎君) 文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案を議題といたします。

 提出者の趣旨弁明を許します。菊田真紀子君。

    ―――――――――――――

 文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔菊田真紀子君登壇〕

菊田真紀子君 立憲民主党の菊田真紀子です。

 私は、立憲民主党・無所属を代表して、文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案について、提案の趣旨を説明します。(拍手)

 まず、決議の案文を朗読します。

  本院は、文部科学大臣盛山正仁君を信任せず。

   右決議する。

    〔拍手〕

以上であります。

 これより、いかに盛山正仁氏が文部科学大臣にふさわしくない人物であるかについて、詳しく説明申し上げます。

 盛山正仁氏は、二〇二一年の衆議院選挙において、世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取り、選挙の支援を受けていたことが明らかになりました。

 これまで旧統一教会との関係を自ら公表する機会が何度もあったにもかかわらず、報道されるまで自分にとって不都合な事実を隠し続けてきた盛山正仁氏は、文部科学大臣にふさわしくありません。

 一昨年七月に発生した安倍元総理の銃撃事件は、安倍元総理が旧統一教会と深い関係があると考えた旧統一教会信者の子が安倍元総理を狙ったものであることが明らかになりました。

 その後、安倍元総理を始め多くの議員が旧統一教会の関連団体の集会に参加するなど、旧統一教会と自民党議員が長年にわたってずぶずぶの関係だったことが明らかになりました。

 事件後、報道各社が、国会議員を対象に、旧統一教会との関係を調べるアンケート調査を行いましたが、盛山正仁氏は教団との関係を隠し続けました。

 例えば、共同通信社の全国会議員のアンケートには、選挙活動への支援どころか、集会への出席や祝電についても、ないと回答しています。教団の関連団体、世界平和連合、平和大使協議会が二〇二一年の衆院選と二〇二二年の参院選の際に推薦確認書を提示して署名を求めていたことについて朝日新聞が調査を行った際にも、署名は行っていないと否定していたのです。

 ところが、今月に入って、二〇二一年十月の衆院選公示前に世界平和連合が開催した盛山正仁衆議院議員国政報告会に盛山正仁氏が出席をし、推薦確認書に署名していたことが報じられました。

 選挙期間中にも、教団信者が盛山正仁氏の事務所名で、朝から晩まで有権者に投票を呼びかける電話がけを行っていたとも報じられています。教団信者の中には、多い日で一日二百回くらいの電話がけを行ったとの証言もあります。また、教団関係者からは、ハグまでしていたとの証言も出ています。

 閣僚に就任する際にも、過去に何らかの旧統一教会との関係があれば開示するよう、官邸から連絡があったと聞いています。それにもかかわらず文部科学大臣に就任できたということは、官邸すらも欺いていたことになります。岸田派の一員として岸田総理を支えながら、大臣になりたいがゆえに岸田総理をもだましていたことになります。

 このように、自分にとって都合の悪い旧統一教会との関係を隠したまま大臣の座にとどまろうとする人物が、文部科学大臣としてふさわしいわけがありません。子供たちにとってまさに反面教師、悪いお手本のような盛山正仁氏には、一刻も早く文部科学大臣を辞任していただくべきです。

 旧統一教会との関係が明らかになると、国会では、記憶にないと繰り返したり、あるいは微妙に答弁を変えたりなど、国民への説明責任を全く果たすことがなく、今も大臣の職に居座り続けています。

 予算委員会等で、推薦状を受け取ったのか、推薦確認書にサインしたのか、繰り返し問われると、はっきりした記憶がない、報じられた写真を見て薄々思い出してきた、軽率にサインしたのはおっしゃるとおりと、支離滅裂に答弁を迷走させ、しまいには、記憶にございませんの一点張りになりました。一度は薄々思い出してきた記憶が翌日にはきれいさっぱりなくなってしまったのは不思議でなりません。

 五年ほど前に、三谷幸喜監督が「記憶にございません!」という映画を作られました。政治をパロディーにした映画で、三谷監督は、こういう映画を作れば、今後、政治家が国会で恥ずかしくて記憶にございませんとは言わなくなるのではないかという思いがあったようですが、今も恥ずかしげもなく、記憶にございませんを平気で繰り返しておられる盛山氏の姿は、もはや喜劇にもならず、全く笑えません。

 この程度の記憶力でも日本では国会議員や文部科学大臣が務まるのだということを世界に宣伝しているようなものです。それとも、日本という国は、記憶力の乏しい政治家ほど、政界でしぶとく生き残れるということなのでしょうか。

 記憶が曖昧で、国会での質疑に明確な答弁ができず、政策協定すら文章をよく読まずに署名をし、その書面をすぐに廃棄してしまうような人物に、この国の教育行政や文化行政を任せていて大丈夫なんでしょうか。

 このまま盛山正仁氏を文部科学大臣の職に据えることは、我が国の文部科学行政に対する不信と、政治不信を招くだけであり、一刻も早く辞任をしていただきたい。

 宗教法人を所管する文部科学省は、旧統一教会の解散命令を東京地裁に請求しています。旧統一教会と密接な関係にある盛山正仁氏が、国民から疑念を抱かれずに公正な審理を進めることは不可能であると言わざるを得ません。

 岸田総理は、盛山氏が解散命令請求を出したのだから、現時点で旧統一教会と関係はなく、問題がないかのような発言をしていますが、一昨年に与野党の協力で成立した被害者救済法についても、政府側の取組は消極的で、決して十分とは言えない状況です。旧統一教会から何らかの影響を受けて、政府が後ろ向きになっているのではないかとの疑念を持たれかねません。

 この期に及んで、盛山正仁氏は自ら、ぽろぽろといろんな情報を出すぞという情報が私のところにも入ったわけでございます、旧統一教会関係者の方から盛んに揺さぶりをかけてきている、私の立場からすると弄ばれていると発言をされています。旧統一教会側から揺さぶりをかけられ、弄ばれてしまうような人物を文科大臣の職に就けた岸田総理の任命責任も厳しく問わなければなりません。

 また、宗教行政を担っている文化庁の職員にとっても、厳しく対峙すべき旧統一教会と実はずぶずぶの関係にあった人物が文部科学大臣を務めている状況は決して好ましくありません。一刻も早く辞任をしてください。

 山際大志郎元経済再生大臣は旧統一教会との関係が次々と明らかになったため更迭されているのに、岸田総理はなぜ盛山正仁氏を即刻更迭しないのか、不思議でなりません。岸田政権はダブルスタンダードなのではないでしょうか。政調会長時代に旧統一教会の友好団体トップと面会していた岸田総理自身の進退に飛び火するのが怖いから更迭できないのでしょうか。それとも、旧統一教会と関係がある大臣がほかにも出てくるのが怖いから更迭できないのでしょうか。

 税の滞納を繰り返していた人物を財務副大臣に抜てきしたり、公職選挙法違反を主導する人物を法務副大臣に就けたり、岸田総理には、聞く力もなければ、人を見る目もなかったことが残念でなりません。

 報道各社の世論調査でも、文部科学大臣は辞任すべき、説明責任を果たしていないとする国民の意見が過半数を大きく上回っており、毎日新聞の世論調査では、辞任すべきと回答した人が七八%でした。

 昨日の記者会見で盛山氏は、これまで正々堂々と、何ら恥ずべき行動は取ってこなかったと述べられましたが、記憶にないを連発しながらそのように断言できる根拠が何なのか、理解に苦しみます。

 この際、盛山正仁氏は、じたばたすることなく、潔く辞任してください。

 自民党の派閥裏金問題をめぐっても、ふだんから道徳心や倫理観を殊更に勇ましく論じておられた議員が、いざとなると記憶をなくし、秘書に責任を押しつけ、説明責任を全く果たそうとしない態度を続けていることにも国民の怒りは頂点に達しています。

 自民党議員には、是非とも、良心と道徳と倫理を取り戻していただき、本決議案に御賛同いただくことを心からお願いして、提案理由の説明を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 討論の通告があります。順次これを許します。井出庸生君。

    〔井出庸生君登壇〕

井出庸生君 私は、自由民主党・無所属の会並びに公明党を代表し、ただいま議題となりました盛山正仁文部科学大臣不信任決議案に断固反対の立場から討論を行います。(拍手)

 盛山大臣は、昨年九月に就任以来、精力的に公務に取り組まれてきました。特に、昨年十月十三日、旧統一教会に対する解散命令を東京地裁に請求したことは、旧統一教会をめぐる深刻な被害に対応するための大きな一歩を踏み出したと言えます。

 振り返れば、当初は、解散命令請求をしても、裁判で退けられれば、逆に団体にお墨つきを与えることになるなど、慎重論が連日報道された時期もありましたが、慎重な作業の末、おととし十一月に初めて質問権を行使し、以後、一年かけて、七回の質問権の行使、被害者からのヒアリングを重ね、準備に準備を尽くして解散命令請求に至ったのであります。

 信者の御家族らが訴えた大変な被害を救済するため、また、旧統一教会幹部の不誠実な発言や非協力的な姿勢に毅然と対応されたのが、解散命令請求を決断、実行した盛山大臣であります。

 盛山大臣が就任をされてから解散命令請求の最終判断に至るまで、それまでの経過を慎重に振り返り、裁判に万全を期すため、連日事務方と折衝を重ねていたことは想像に難くありません。それを予算委員会で、レクを受けていれば大問題だなどとただした立憲民主党のスタンスには全く賛同できません。

 盛山大臣は、解散命令請求にとどまらず、昨年末、多くの党に御賛同いただいた、特定不法行為等に係る被害者の迅速かつ円滑な救済に資するための日本司法支援センターの業務の特例並びに宗教法人による財産の処分及び管理の特例に関する法律についても、年明け早々にパブリックコメントの募集に着手し、今月十五日には指定基準を定めるなど、被害者救済を着実に進めています。

 立憲民主党の皆さんも、昨年秋の大臣所信に対する質疑では、財産保全をするよう繰り返し求めるのみで、団体との過去の接点を理由に盛山大臣に辞職を求めたことは一切なかったではありませんか。

 自由民主党は、所属議員が旧統一教会の関連団体と過去に接点があったことを深く反省し、一切の関係を絶つことを約束しました。盛山大臣も、一切の関係を絶って、大臣に就任されたのです。大きな一歩を毅然として踏み出された盛山大臣に、引き続きこの問題の陣頭指揮を執っていただきたいと強く願っております。

 また、他の文部科学行政についても、盛山大臣は非常に精力的に取り組んでいます。

 令和六年度予算の大臣折衝も、期待どおり、教職員定数改善の予算を獲得し、また、令和七年度から開始を予定している多子世帯の大学無償化も、予算委員会で様々な意見をいただいておりますが、財源を確保して新しい支援制度を誕生させたのは、ほかならぬ盛山大臣であります。

 元日に発生した能登半島地震でも、受験を控える学生へのメッセージをいち早く一月の三日に発出し、大学入学共通テストの追試験と試験会場の追加を即座に決めました。

 さらに、今月の十七日午前九時二十二分、H3ロケットの打ち上げが無事成功しました。無事成功と言葉で言うことは簡単ですが、去年、おととしと打ち上げの失敗が続き、JAXAを始め現場のプレッシャーは想像を絶するものがあったと思います。極限の緊張状態にある現場を信じ、動じることなく静かにこれを見守ってくださったことと思っております。

 最後に、盛山大臣は、私が尊敬をする政治家の一人です。私のような若輩にも穏やかに接してくださいます。答弁は極めて誠実。議院運営委員会の筆頭理事や各委員会の理事等を歴任し、日程や法案の修正協議を通じて盛山大臣の誠実な人柄を高く評価してきた人は、立憲民主党の中にも大変多くいらっしゃったと思っております。

 にもかかわらず、答弁の言葉尻を捉え、盛山大臣の人格を攻撃するかのような質疑がされたことに、強く抗議を申し上げます。

 有権者とハグをした記憶はあるかという質問がありました。有権者と交わした握手やハグを一つ一つ覚えているという人の方が、私には疑わしく思えてなりません。立憲民主党の質疑者は、日々の有権者とのコミュニケーションの全てを覚えていらっしゃるとでもおっしゃるのでしょうか。

 旧統一教会との関係を絶ち、解散命令を請求し、文部科学行政に誠実に取り組んできた盛山大臣を、東京地裁で解散命令手続の審問が始まろうとしているこのタイミングで引きずり降ろそうとすることに何の意味があるのか、全く理解ができません。

 議場の議員の皆様にも、断固反対を表明していただくよう、心からお願いを申し上げます。

 今国会の予算委員会では、能登半島地震の早期復旧、少子化対策、賃上げ、戦争や深刻な紛争が続く国際情勢、二十五年ぶりの基本法改正を控える農業など、山積する課題について真摯な議論が重ねられております。

 政治資金問題については、我が党は心より、国民の皆様におわびをしなければなりません。この問題も、検証や再発防止に向けた闊達な議論が重ねられていて、私たちも、一連の問題の政治的責任、けじめをはっきりとつけて、再発防止に向けた政治資金規正法の改正を各党と議論し、今国会中に結論を得たいと考えております。政治倫理審査会も、開催をすべく調整しています。

 山積する課題に向き合うため、このような不信任案は即刻否決し、国会審議を深め合うことができますよう、皆様の御協力を心からお願いし、私の反対討論を終わります。(拍手)

議長(額賀福志郎君) 堤かなめ君。

    〔堤かなめ君登壇〕

堤かなめ君 立憲民主党の堤かなめです。

 会派を代表いたしまして、議題となりました文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案に賛成の立場から討論します。(拍手)

 盛山大臣は、文部科学大臣の任に堪えません。

 理由は、大きく三つです。

 一つ目は、宗教法人を所管とする文部科学大臣として、盛山大臣は明らかに不適格であるということです。

 盛山大臣は、二〇二一年の衆議院選挙において、旧統一教会、世界平和統一家庭連合の関連団体である世界平和連合から、公示二日前にこの団体が主催する国政報告会に出席し、推薦状を受け取っていたこと、そして、選挙の支援も熱烈に受けていたことが、報道などにより明らかとなりました。

 二月七日の衆議院予算委員会で、盛山大臣は、推薦状を受け取ったかどうかについて、報道があるまでは正直覚えていなかった、しかし、写真を見て、こういうことはあったのかなと薄々思い出したと答弁しました。推薦確認書については、地元の有権者から集会に来てくれと言われて行った、集会の最後に急にサインしてくれと言われたのかもしれない、十分に内容をよく読むことなくサインしたのかもしれない、軽率だったと答弁しました。

 多くの証言や証拠写真がありながら、このように曖昧で無責任な答弁に国民が納得すると思いますか。旧統一教会の解散命令について公正に審理を進める上で、宗教法人を所管する文部科学大臣と教団の間に一点の曇りも許されません。即刻の辞任を求めます。

 二つ目は、盛山大臣と旧統一教会の関係において、宗教行政や教育行政がゆがめられる大きな懸念があるということです。

 立憲民主党は、解散命令請求が出る前から、旧統一教会の被害者救済に取り組んでまいりました。延べ百人の被害者の方々、被害者を支援している弁護士の方からも、約七十回、党の会合にお越しいただき、お話を聞いてまいりました。その結果、やっと、文部科学省は解散命令を請求し、その審問が始まるところです。

 しかし、被害者救済には、もう一つの大きな懸念があります。それは、旧統一教会の財産保全です。解散命令が出る前に財産が隠されて、せっかく解散命令が出たのに賠償金は返ってこないというおそれがあります。果たして、盛山大臣によって、行政がゆがめられることなく、旧統一教会の財産が保全されるのか、不安でなりません。皆様もきっと同じ気持ちだと思います。

 旧統一教会の関連団体との推薦確認書には、教団側が推進する家庭教育支援法や青少年健全育成基本法の制定に取り組むとの約束や、LGBT問題、同性婚法制化に関しては慎重に扱うと記載があったことも、深刻に受け止めるべきです。宗教行政、教育行政の公平性を担保できない盛山大臣の姿勢は厳しく問われるべきであり、大臣を辞任するのは当然ではないでしょうか。

 三つ目に、盛山大臣は文部科学大臣として国民の信頼を失ったことです。

 昨日の毎日新聞によると、盛山大臣について、岸田首相は交代させるべきだと思うか尋ねたところ、交代させるべきだが七八%、およそ八割、交代させる必要はないの一〇%を大きく上回りました。産経、FNNの世論調査でも、盛山大臣について、辞任するべきが七二・六%、およそ七割。朝日新聞の世論調査においても、盛山大臣について、辞任するべきだが六六%、やはり、およそ七割に上りました。

 国民の信頼を失った盛山大臣は、このまま、国民生活に直結する文部科学行政の責任者である大臣の職に居座り続けるのでしょうか。国家国民のためを思うなら、即刻辞任すべきです。

 総理へ。盛山大臣の問題については、総理の任命責任も重いと言わざるを得ません。総理は、我が党の山岸一生議員の質問に対し、盛山大臣に説明責任を果たしてもらいたいと、人ごとのように答えられました。しかしながら、NHKの世論調査では、盛山大臣が説明責任を果たしていると思うか尋ねたところ、果たしていないが八四%、八割を超えています。一方、果たしているは僅か五%。総理は、国民への説明責任を果たすことができない盛山大臣を一刻も早く更迭すべきです。

 盛山大臣へ。旧統一教会との関係を隠していたという事実は許されるものではありません。関係ないと、うその回答をして文部科学大臣の職を得た。つまり、もしうそをつかなかったら大臣になれなかった、うそをついて大臣になったということです。うそつきは泥棒の始まりではなく、うそつきは大臣の始まりと子供たちに教えるのですか。学校教育をつかさどる大臣として、恥ずかしくないのですか。子供たちに範を示すためにも、自ら辞任すべきです。

 自民党の皆様、与党の皆様へ。盛山大臣の不信任案に反対するということは、盛山大臣の政治姿勢やこれまでの言動を容認することです。都合が悪くなれば、うそをついたり、記憶にないと言えば済む、こんなことを許すのですか。今こそ、国民から負託を受けた国会議員としての矜持を示すときです。与党の一員としてではなく、一人の国会議員として御判断ください。この国のために何が正しいのか御判断ください。政治を、国会を、真っ当な議論の場、言論の府とするために御判断ください。国民が見ています。

 最後に、国民の皆様へ。政治家はうそばかり、信頼できない、もう政治に関わりたくないと、政治から距離を置きたくなるお気持ちもよく理解できます。しかし、それでは、政治の劣化は止まりません。

 自民党と旧統一教会の関係と、国民は増税、自民は脱税と厳しく指摘されている自民党と裏金の関係は、同じ構図です。裏金工作は、いつから、誰の指示で行われてきたのか、派閥や議員は何に使ったのか、全く説明責任が果たされていません。

 ごまかし答弁を繰り返す大臣、国会議員を一掃し、共に真っ当な政治に変えようではありませんか。自民党を下野させ、新たな政権を発足しようではありませんか。人へ、未来へ、真っ当な政治へ。私たち立憲民主党とともに、もっとよい未来を一緒につくりましょう。

 以上で、会派を代表しての賛成討論を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)

議長(額賀福志郎君) 金村龍那君。

    〔金村龍那君登壇〕

金村龍那君 日本維新の会の金村龍那です。

 教育無償化を実現する会との統一会派を代表して、立憲民主党から提出されました盛山文部科学大臣への不信任決議案に対し、反対の立場から討論いたします。(拍手)

 盛山大臣は、令和三年の衆議院議員選挙において、世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会の関連団体から選挙の支援を受け、また、政策協定を結んだとする疑惑が持たれています。

 公職選挙法のルールにのっとり、候補者が業界団体や宗教団体を始めとする各種団体から推薦や支援を受けることや、各種団体と政党や候補者が政策協定を結ぶことは、公序良俗に反しない限り、とがめられるものではありません。

 しかしながら、自民党が一昨年、旧統一教会との接点に関して、所属全議員三百七十九人に行ったアンケートにおいて、盛山大臣は、接点は関連団体での挨拶を行っただけと回答していたにもかかわらず、この年明けからの新聞や週刊誌などの報道によると、結果として、この回答が事実ではなかったという蓋然性が高まっています。

 自民党の内部調査がずさんであったことに加えて、今国会、盛山大臣は、一部野党の執拗な追及に対し、旧統一教会との接点について、覚えていない、薄々思い出してきた、サインをしていたのかもしれないなどと答弁の修正を重ねてきました。政府を代表して答弁に立つ大臣の対応としては、残念でなりません。

 ただでさえ、今国会は、前代未聞の自民党の派閥による裏金問題に端を発した政治改革は言うに及ばず、物価上昇を上回る賃上げや少子化対策、教育の無償化、社会保障制度改革、外交、安全保障、憲法改正など、取り組むべき重要な課題は山積しています。脇見をしているいとまはありません。盛山大臣は、十六日の記者会見で、旧統一教会側が揺さぶりをかけてきているということも十分考えられる、いいように弄ばれていると感じていると述べましたが、結果的に、大臣自身の迷走により、ほかの重要課題の審議の停滞が余儀なくされており、その点には真摯な反省を求めます。

 加えて、このようなずさんな内部調査を行った自民党に対しては、今回の政治と金の問題の調査結果についても、直ちに信頼することは極めて難しいと申し上げます。

 さて、文化庁によれば、旧統一教会は長年にわたって法令に違反し、多数の方々に多額の財産的損害や精神的犠牲を強いてきた経緯があります。私たちも政府の見解に同意しています。

 そうした中で、盛山大臣は、昨年九月に就任するや、翌十月十三日には、宗教法人の所管大臣として、東京地裁に教団の解散命令請求を着実に行いました。あさっての二十二日には地裁で審問が始まる予定です。加えて、現時点では、盛山大臣と旧統一教会の癒着によって行政がゆがめられたという確証はありません。

 今、私たちが対峙しなければならないのは、盛山大臣その人ではなく、あまたの被害者を生み出してきた旧統一教会そのものであります。旧統一教会との関係をめぐる真偽不明の情報が流布、報道されるたびに、国会や行政府が周章ろうばいし、事実上の機能不全に陥れば、それこそ教団側の思うつぼであります。

 繰り返しになりますが、盛山大臣の答弁や自民党の調査が不適切であったとしても、旧統一教会に対する忖度により行政がゆがめられたとする事実は認識されていない上、宗教法人を所管する大臣としての職務姿勢も、現段階では、不信任に値する重大な瑕疵があるとまでは言えません。

 以上の理由により、私たちは、本決議案に賛成することはできません。

 日本国憲法四十三条では、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」と定められています。私たち国会議員は、特定の選挙区や団体、組織の代表ではなく、一人一人が全国民を代表します。いやしくも、特定組織の影が色濃い策動に、国務大臣の進退が左右されることはあってはなりません。盛山大臣自身には、論語の一節、民信なくば立たずという言葉をいま一度肝に銘じてもらうよう求め、反対討論といたします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)

議長(額賀福志郎君) 宮本岳志君。

    〔宮本岳志君登壇〕

宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)

 賛成の最大の理由は、文部科学大臣である盛山正仁君が統一協会と深い関係にあることであります。

 文部科学大臣は、宗教法人法に基づき統一協会の解散命令請求権を行使するなど、宗務行政を所管する文部科学省の長であり、宗教法人に対する公平で適正な姿勢が求められます。統一協会との関係で、一点の曇りもあってはならないのであります。

 今月には、統一協会の解散命令についての審理で、審問の手続に入るといいます。統一協会と深い関係にある盛山大臣が、公正な審問に当たることは到底できません。

 しかも、このように統一協会と深い関係があったにもかかわらず、一昨年九月の自民党の調査にさえ正直に答えることをせず、それを隠して文科大臣に就任いたしました。

 盛山文科大臣は、二〇二一年の衆議院総選挙が行われる直前に、神戸市内で統一協会関係団体の集会に参加したことをお認めになりました。その際に、推薦状を受け取り、推薦確認書に署名をしたことについて、記憶がないなどと言い逃れようとしてきましたが、朝日が報じた二〇二一年十月十七日の統一協会関係団体主催の国政を語る会では、何と式次第に推薦書授与と明記されているのであります。ましてや、推薦確認書は事実上の政策協定であり、これまで統一協会との関係を指摘され辞任した閣僚と比べても、極めて深刻な問題です。

 報道で明らかになって以降も、盛山大臣は、説明責任を果たさず、推薦状はもらったかもしれないとか、確認書については覚えていないなどと言を左右にし、不誠実な答弁を繰り返しているのは、誠に見苦しい限りだと言わねばなりません。

 教育基本法は、その前文で、真理と正義を希求し、公共の精神を貴び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を掲げており、うそと欺瞞にまみれた盛山正仁君に、教育を所管する文部科学大臣を務める資格は全くないと言わなければなりません。

 岸田首相の責任も極めて重大です。

 盛山大臣が統一協会から推薦状を受け取り、推薦確認書にサインしたことがここまで明らかになっても、首相は、現在は協会との関係は絶っていると強弁し、引き続き職責を果たしてもらいたいなどと擁護しています。しかし、たちまち、本日の新聞報道でも、大臣の地元事務所に、毎月、教団系月刊誌が無料で届けられ、先月も送られていたことが明らかになりました。即刻罷免すべきであるとともに、首相の任命責任は免れません。

 そもそも、この問題の本質は、自民党と統一協会との長年の深い関係にあります。

 統一協会は、反社会的で悪質な行為を長年にわたって行ってきました。その結果、多くの方に多額の財産的損害、精神的犠牲を加え、その親族を含む多数の方の生活の平穏を壊してきました。このような組織と長年深い関係を築き、広告塔となってきたのが自民党です。統一協会との関係を絶つことはもちろん、徹底解明と宗教法人法に基づく解散命令の発出、そして、全ての被害者に謝罪と補償をさせることが不可欠であります。

 盛山正仁君にはそれを行う資質も資格もないことは、火を見るより明らかではありませんか。盛山文部科学大臣の罷免はもちろん、国民の信を失った自民党、岸田内閣の即刻退陣を要求して、文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案への賛成討論といたします。(拍手)

議長(額賀福志郎君) これにて討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。

 氏名点呼を命じます。

    〔参事氏名を点呼〕

    〔各員投票〕

議長(額賀福志郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。

 投票を計算させます。

    〔参事投票を計算〕

議長(額賀福志郎君) 投票の結果を事務総長から報告させます。

    〔事務総長報告〕

 投票総数 四百五十二

  可とする者(白票)       百二十二

  否とする者(青票)       三百三十

議長(額賀福志郎君) 右の結果、文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案は否決されました。(拍手)

    ―――――――――――――

笠浩史君外十三名提出文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案を可とする議員の氏名

安住   淳君   阿部  知子君   青柳 陽一郎君   青山  大人君

荒井   優君   新垣  邦男君   井坂  信彦君   伊藤  俊輔君

石川  香織君   泉   健太君   稲富  修二君   梅谷   守君

江田  憲司君   枝野  幸男君   おおつき紅葉君   小川  淳也君

小熊  慎司君   小沢  一郎君   大河原まさこ君   大串  博志君

大島   敦君   大西  健介君   逢坂  誠二君   岡田  克也君

岡本 あき子君   奥野 総一郎君   落合  貴之君   金子  恵美君

鎌田 さゆり君   神谷   裕君   菅   直人君   城井   崇君

菊田 真紀子君   玄葉 光一郎君   源馬 謙太郎君   小宮山 泰子君

小山  展弘君   後藤  祐一君   神津 たけし君   近藤  和也君

近藤  昭一君   佐藤  公治君   坂本 祐之輔君   櫻井   周君

重徳  和彦君   階    猛君   篠原   豪君   篠原   孝君

下条  みつ君   白石  洋一君   末松  義規君   鈴木  庸介君

田嶋   要君   堤  かなめ君   手塚  仁雄君   寺田   学君

中川  正春君   中島  克仁君   中谷  一馬君   中村 喜四郎君

長妻   昭君   西村 智奈美君   野田  佳彦君   野間   健君

馬場  雄基君   原口  一博君   伴野   豊君   福田  昭夫君

藤岡  隆雄君   太   栄志君   本庄  知史君   馬淵  澄夫君

牧   義夫君   松木けんこう君   松原   仁君   道下  大樹君

緑川  貴士君   森田  俊和君   森山  浩行君   谷田川  元君

屋良  朝博君   山岡  達丸君   山岸  一生君   山崎   誠君

山田  勝彦君   山井  和則君   柚木  道義君   湯原  俊二君

吉川   元君   吉田  統彦君   吉田 はるみ君   米山  隆一君

笠   浩史君   早稲田 ゆき君   渡辺   周君   渡辺   創君

赤嶺  政賢君   笠井   亮君   穀田  恵二君   志位  和夫君

塩川  鉄也君   田村  貴昭君   高橋 千鶴子君   宮本  岳志君

宮本   徹君   本村  伸子君   浅野   哲君   鈴木  義弘君

田中   健君   玉木 雄一郎君   長友  慎治君   西岡  秀子君

古川  元久君   緒方 林太郎君   吉良  州司君   北神  圭朗君

福島  伸享君   大石 あきこ君   櫛渕  万里君   たがや  亮君

海江田 万里君   吉田  豊史君

否とする議員の氏名

あかま 二郎君   あべ  俊子君   逢沢  一郎君   青山  周平君

赤澤  亮正君   秋葉  賢也君   東   国幹君   畦元  将吾君

麻生  太郎君   甘利   明君   五十嵐  清君   井出  庸生君

井野  俊郎君   井上  信治君   井上  貴博君   井林  辰憲君

井原   巧君   伊東  良孝君   伊藤 信太郎君   伊藤  忠彦君

伊藤  達也君   石井   拓君   石川  昭政君   石田  真敏君

石破   茂君   石橋 林太郎君   石原  宏高君   石原  正敬君

泉田  裕彦君   稲田  朋美君   今枝 宗一郎君   今村  雅弘君

岩田  和親君   岩屋   毅君   上杉 謙太郎君   上田  英俊君

上野 賢一郎君   江渡  聡徳君   江藤   拓君   英利アルフィヤ君

衛藤 征士郎君   遠藤  利明君   小倉  將信君   小里  泰弘君

小田原  潔君   小野寺 五典君   小渕  優子君   尾崎  正直君

尾身  朝子君   越智  隆雄君   大岡  敏孝君   大串  正樹君

大塚   拓君   大西  英男君   大野 敬太郎君   奥野  信亮君

鬼木   誠君   加藤  鮎子君   加藤  勝信君   加藤  竜祥君

梶山  弘志君   勝俣  孝明君   勝目   康君   門山  宏哲君

金子  俊平君   金子  恭之君   金子  容三君   金田  勝年君

亀岡  偉民君   川崎 ひでと君   神田  憲次君   神田  潤一君

菅家  一郎君   木原  誠二君   木原   稔君   木村  次郎君

城内   実君   黄川田 仁志君   岸  信千世君   岸田  文雄君

工藤  彰三君   国定  勇人君   国光 あやの君   熊田  裕通君

小泉 進次郎君   小泉  龍司君   小島  敏文君   小寺  裕雄君

小林  茂樹君   小林  鷹之君   小林  史明君   小森  卓郎君

後藤  茂之君   河野  太郎君   高村  正大君   國場 幸之助君

佐々木  紀君   佐藤   勉君   齋藤   健君   斎藤  洋明君

坂井   学君   坂本  哲志君   櫻田  義孝君   笹川  博義君

塩崎  彰久君   塩谷   立君   柴山  昌彦君   島尻 安伊子君

下村  博文君   新谷  正義君   新藤  義孝君   菅   義偉君

杉田  水脈君   鈴木  英敬君   鈴木  馨祐君   鈴木  俊一君

鈴木  淳司君   鈴木  貴子君   鈴木  隼人君   瀬戸  隆一君

関   芳弘君   田所  嘉徳君   田中  和徳君   田中  英之君

田中  良生君   田野瀬 太道君   田畑  裕明君   田村  憲久君

平   将明君   高市  早苗君   高階 恵美子君   高木   啓君

高木   毅君   高木  宏壽君   高鳥  修一君   武井  俊輔君

武田  良太君   武部   新君   武村  展英君   橘  慶一郎君

谷   公一君   谷川  とむ君   津島   淳君   塚田  一郎君

辻   清人君   土田   慎君   土屋  品子君   寺田   稔君

冨樫  博之君   渡海 紀三朗君   土井   亨君   中川  貴元君

中川  郁子君   中曽根 康隆君   中谷   元君   中谷  真一君

中西  健治君   中根  一幸君   中野  英幸君   中村  裕之君

中山  展宏君   永岡  桂子君   長坂  康正君   長島  昭久君

二階  俊博君   丹羽  秀樹君   仁木  博文君   西田  昭二君

西野  太亮君   西村  明宏君   西村  康稔君   西銘 恒三郎君

根本   匠君   根本  幸典君   野田  聖子君   野中   厚君

葉梨  康弘君   萩生田 光一君   橋本   岳君   長谷川 淳二君

鳩山  二郎君   浜田  靖一君   林   幹雄君   林   芳正君

平井  卓也君   平口   洋君   平沢  勝栄君   平沼 正二郎君

深澤  陽一君   福田  達夫君   藤井 比早之君   藤丸   敏君

藤原   崇君   船田   元君   古川  直季君   古川   康君

古川  禎久君   古屋  圭司君   穂坂   泰君   星野  剛士君

細田  健一君   細野  豪志君   堀井   学君   堀内  詔子君

本田  太郎君   牧島 かれん君   牧原  秀樹君   松島 みどり君

松野  博一君   松本  剛明君   松本   尚君   松本  洋平君

三反園  訓君   三谷  英弘君   三ッ林 裕巳君   御法川 信英君

宮内  秀樹君   宮崎  政久君   宮澤  博行君   宮路  拓馬君

宮下  一郎君   武藤  容治君   務台  俊介君   宗清  皇一君

村井  英樹君   村上 誠一郎君   茂木  敏充君   盛山  正仁君

森   英介君   森山   裕君   八木  哲也君   保岡  宏武君

簗   和生君   柳本   顕君   山際 大志郎君   山口  俊一君

山口   晋君   山口   壯君   山下  貴司君   山田  賢司君

山田  美樹君   山本  左近君   山本ともひろ君   山本  有二君

吉田  真次君   義家  弘介君   和田  義明君   若林  健太君

若宮  健嗣君   鷲尾 英一郎君   渡辺  孝一君   渡辺  博道君

足立  康史君   阿部   司君   阿部  弘樹君   青柳  仁士君

赤木  正幸君   浅川  義治君   井上  英孝君   伊東  信久君

池下   卓君   池畑 浩太朗君   一谷 勇一郎君   市村 浩一郎君

岩谷  良平君   浦野  靖人君   漆間  譲司君   遠藤   敬君

遠藤  良太君   小野  泰輔君   奥下  剛光君   金村  龍那君

斎藤アレックス君   沢田   良君   杉本  和巳君   鈴木   敦君

住吉  寛紀君   空本  誠喜君   高橋  英明君   徳永  久志君

中嶋  秀樹君   中司   宏君   馬場  伸幸君   早坂   敦君

林   佑美君   藤田  文武君   藤巻  健太君   堀場  幸子君

掘井  健智君   前原  誠司君   三木  圭恵君   美延  映夫君

岬   麻紀君   守島   正君   山本  剛正君   吉田 とも代君

和田 有一朗君   赤羽  一嘉君   伊佐  進一君   伊藤   渉君

石井  啓一君   稲津   久君   浮島  智子君   大口  善徳君

岡本  三成君   河西  宏一君   北側  一雄君   金城  泰邦君

日下  正喜君   國重   徹君   輿水  恵一君   佐藤  茂樹君

佐藤  英道君   斉藤  鉄夫君   庄子  賢一君   高木  陽介君

竹内   譲君   角田  秀穂君   中川  宏昌君   中川  康洋君

中野  洋昌君   浜地  雅一君   平林   晃君   福重  隆浩君

古屋  範子君   山崎  正恭君   吉田 久美子君   吉田  宣弘君

鰐淵  洋子君   吉川   赳君

     ――――◇―――――

 国家公務員倫理審査会会長及び同委員任命につき同意を求めるの件

 総合科学技術・イノベーション会議議員任命につき同意を求めるの件

 再就職等監視委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件

 公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件

 行政不服審査会委員任命につき同意を求めるの件

 電波監理審議会委員任命につき同意を求めるの件

 日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件

 中央更生保護審査会委員任命につき同意を求めるの件

 公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの件

 労働保険審査会委員任命につき同意を求めるの件

 中央社会保険医療協議会公益委員任命につき同意を求めるの件

 社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの件

 調達価格等算定委員会委員任命につき同意を求めるの件

 運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件

 公害健康被害補償不服審査会委員任命につき同意を求めるの件

議長(額賀福志郎君) お諮りいたします。

 内閣から、

 国家公務員倫理審査会会長及び同委員

 総合科学技術・イノベーション会議議員

 再就職等監視委員会委員長及び同委員

 公正取引委員会委員

 行政不服審査会委員

 電波監理審議会委員

 日本放送協会経営委員会委員

 中央更生保護審査会委員

 公安審査委員会委員

 労働保険審査会委員

 中央社会保険医療協議会公益委員

 社会保険審査会委員

 調達価格等算定委員会委員

 運輸審議会委員

及び

 公害健康被害補償不服審査会委員に

次の諸君を任命することについて、それぞれ本院の同意を得たいとの申出があります。

 内閣からの申出中、

 まず、

 国家公務員倫理審査会会長に秋吉淳一郎君を、

 再就職等監視委員会委員長に若園敦雄君を、

 同委員に木野綾子君を、

 中央更生保護審査会委員に小野正弘君を、

 公害健康被害補償不服審査会委員に奥村二郎君を

任命することについて、申出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。

 次に、

 国家公務員倫理審査会委員に山下良則君を、

 総合科学技術・イノベーション会議議員に梶原ゆみ子君、佐藤康博君及び菅裕明君を、

 再就職等監視委員会委員に鍋島美香君、橋爪隆君及び原田久君を、

 行政不服審査会委員に吉開正治郎君を、

 電波監理審議会委員に笹瀬巌君を、

 日本放送協会経営委員会委員に古賀信行君、尾崎裕君及び不破泰君を、

 労働保険審査会委員に甲斐哲彦君を、

 中央社会保険医療協議会公益委員に小塩隆士君を、

 社会保険審査会委員に石丸順子君を、

 調達価格等算定委員会委員に秋元圭吾君を

任命することについて、申出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。

 次に、

 国家公務員倫理審査会委員に山田久君を、

 総合科学技術・イノベーション会議議員に伊藤公平君を、

 電波監理審議会委員に長田三紀君を、

 日本放送協会経営委員会委員に坂本有芳君を、

 社会保険審査会委員に中森正二君を、

 調達価格等算定委員会委員に安藤至大君及び松村敏弘君を、

 公害健康被害補償不服審査会委員に志田原信三君を

任命することについて、申出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。

 次に、

 公正取引委員会委員に泉水文雄君を、

 行政不服審査会委員に下井康史君及び村田珠美君を、

 中央更生保護審査会委員に山脇晴子君を、

 労働保険審査会委員に塚田弥生君を、

 調達価格等算定委員会委員に新山由美子君及び大石美奈子君を、

 運輸審議会委員に吉田可保里君を

任命することについて、申出のとおり同意を与えるに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも同意を与えることに決まりました。

 次に、

 公安審査委員会委員に小松夏樹君を

任命することについて、申出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、同意を与えることに決まりました。

     ――――◇―――――

 日程第一 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(額賀福志郎君) 日程第一、地方税法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。総務委員長古屋範子君。

    ―――――――――――――

 地方税法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔古屋範子君登壇〕

古屋範子君 ただいま議題となりました法律案につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、令和六年能登半島地震災害の被災者の負担の軽減を図るため、令和六年能登半島地震災害により住宅や家財等の資産について損失が生じたときは、令和六年度分の個人住民税において、その損失の金額を雑損控除の適用対象とすることができる特例を設けようとするものであります。

 本案は、去る二月十六日本委員会に付託され、同日、松本総務大臣から趣旨の説明を聴取した後、質疑を行い、これを終局いたしました。次いで、採決いたしましたところ、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第二 令和六年能登半島地震災害の被災者に係る所得税法及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の臨時特例に関する法律案(内閣提出)

議長(額賀福志郎君) 日程第二、令和六年能登半島地震災害の被災者に係る所得税法及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の臨時特例に関する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。財務金融委員長津島淳君。

    ―――――――――――――

 令和六年能登半島地震災害の被災者に係る所得税法及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の臨時特例に関する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔津島淳君登壇〕

津島淳君 ただいま議題となりました法律案につきまして、財務金融委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、令和六年一月に発生した能登半島地震災害により住宅や家財等の資産について損失が生じたときは、令和五年分の所得において、その損失の金額について雑損控除の適用を可能とする等の特例措置を講ずるものであります。

 本案は、去る十六日当委員会に付託され、同日、鈴木財務大臣から趣旨の説明を聴取し、質疑に入り、質疑を終局いたしました。次いで、採決いたしましたところ、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(額賀福志郎君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(額賀福志郎君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時二十一分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       総務大臣   松本 剛明君

       法務大臣   小泉 龍司君

       財務大臣   鈴木 俊一君

       文部科学大臣 盛山 正仁君

       厚生労働大臣 武見 敬三君

       経済産業大臣 齋藤  健君

       国土交通大臣 斉藤 鉄夫君

       環境大臣   伊藤信太郎君

       国務大臣   自見はなこ君

       国務大臣   高市 早苗君

       国務大臣   林  芳正君


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