第2号 令和6年11月13日(水曜日)
令和六年十一月十三日(水曜日)―――――――――――――
議事日程 第二号
令和六年十一月十三日
午後一時開議
第一 常任委員の選任
第二 常任委員長の選挙
第三 憲法審査会委員の選任
第四 情報監視審査会委員の選任
第五 政治倫理審査会委員の選任
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○本日の会議に付した案件
日程第一 常任委員の選任
日程第二 常任委員長の選挙
日程第三 憲法審査会委員の選任
日程第四 情報監視審査会委員の選任
日程第五 政治倫理審査会委員の選任
東日本大震災からの復興・防災・災害に関する総合的な対策を樹立するため委員四十人よりなる東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)
政治改革に関する調査を行うため委員四十人よりなる政治改革に関する特別委員会、沖縄及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる沖縄及び北方問題に関する特別委員会、北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため委員二十五人よりなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会、消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる消費者問題に関する特別委員会、原子力に関する諸問題を調査するため委員三十五人よりなる原子力問題調査特別委員会及び地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会を設置するの件(議長発議)
永年在職の議員土屋品子君及び江渡聡徳君に対し、院議をもって功労を表彰することとし、表彰文は議長に一任するの件(議長発議)
午後一時二分開議
○議長(額賀福志郎君) これより会議を開きます。
――――◇―――――
日程第一 常任委員の選任
○議長(額賀福志郎君) 日程第一に入ります。
既に選任されました議院運営委員を除き、その他の常任委員の選任を行います。
衆議院規則第三十七条により、議長において、各会派から申出のとおり指名いたします。
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内閣委員
井野 俊郎君 井林 辰憲君
上野賢一郎君 神田 潤一君
工藤 彰三君 古賀 篤君
小森 卓郎君 鈴木 英敬君
高木 啓君 土田 慎君
冨樫 博之君 鳩山 二郎君
平井 卓也君 平沼正二郎君
星野 剛士君 牧島かれん君
簗 和生君 市來 伴子君
今井 雅人君 梅谷 守君
おおたけりえ君 下野 幸助君
橋本 慧悟君 藤岡たかお君
本庄 知史君 馬淵 澄夫君
水沼 秀幸君 山 登志浩君
山岸 一生君 阿部 司君
市村浩一郎君 三木 圭恵君
石井 智恵君 菊池大二郎君
田中 健君 河西 宏一君
山崎 正恭君 上村 英明君
塩川 鉄也君 緒方林太郎君
総務委員
石田 真敏君 金子 恭之君
川崎ひでと君 国光あやの君
武村 展英君 田所 嘉徳君
田中 良生君 田畑 裕明君
寺田 稔君 西田 昭二君
西野 太亮君 根本 幸典君
長谷川淳二君 鳩山 二郎君
葉梨 康弘君 古川 直季君
本田 太郎君 おおたけりえ君
おおつき紅葉君 岡島 一正君
岡本あき子君 奥野総一郎君
杉村 慎治君 高松 智之君
武正 公一君 西川 厚志君
福田 昭夫君 松尾 明弘君
道下 大樹君 山花 郁夫君
吉川 元君 黒田 征樹君
杉本 和巳君 守島 正君
福田 玄君 向山 好一君
竹内 譲君 中川 康洋君
山川 仁君 辰巳孝太郎君
法務委員
東 国幹君 五十嵐 清君
井出 庸生君 稲田 朋美君
英利アルフィヤ君 小泉 龍司君
笹川 博義君 中曽根康隆君
中野 英幸君 仁木 博文君
根本 拓君 平口 洋君
本田 太郎君 宮路 拓馬君
有田 芳生君 鎌田さゆり君
黒岩 宇洋君 篠田奈保子君
柴田 勝之君 寺田 学君
西村智奈美君 平岡 秀夫君
藤原 規眞君 松下 玲子君
米山 隆一君 阿部 弘樹君
うるま譲司君 金村 龍那君
小竹 凱君 円 より子君
西園 勝秀君 平林 晃君
本村 伸子君 吉川 里奈君
島田 洋一君
外務委員
勝俣 孝明君 黄川田仁志君
高村 正大君 島尻安伊子君
鈴木 貴子君 辻 清人君
西銘恒三郎君 平沢 勝栄君
深澤 陽一君 藤井比早之君
穂坂 泰君 宮路 拓馬君
向山 淳君 小熊 慎司君
亀井亜紀子君 源馬謙太郎君
篠原 豪君 鈴木 庸介君
竹内 千春君 武正 公一君
太 栄志君 渡辺 周君
青柳 仁士君 西田 薫君
和田有一朗君 西岡 秀子君
深作ヘスス君 浜地 雅一君
山崎 正恭君 阪口 直人君
財務金融委員
安藤たかお君 井上 貴博君
英利アルフィヤ君 大空 幸星君
大西 洋平君 大野敬太郎君
鬼木 誠君 岸 信千世君
斎藤 洋明君 坂本竜太郎君
鈴木 隼人君 瀬戸 隆一君
津島 淳君 福田かおる君
藤丸 敏君 古川 禎久君
宮下 一郎君 阿久津幸彦君
稲富 修二君 江田 憲司君
岡田 悟君 海江田万里君
川内 博史君 櫻井 周君
階 猛君 末松 義規君
長谷川嘉一君 原口 一博君
水沼 秀幸君 三角 創太君
矢崎堅太郎君 斎藤アレックス君
萩原 佳君 村上 智信君
岸田 光広君 田中 健君
中川 宏昌君 平林 晃君
高井 崇志君 田村 智子君
文部科学委員
石橋林太郎君 井出 庸生君
勝目 康君 岸 信千世君
小寺 裕雄君 小林 茂樹君
柴山 昌彦君 鈴木 貴子君
武部 新君 田野瀬太道君
永岡 桂子君 根本 幸典君
船田 元君 古川 直季君
三谷 英弘君 宮内 秀樹君
山田 賢司君 青山 大人君
阿部祐美子君 安藤じゅん子君
五十嵐えり君 亀井亜紀子君
小山 千帆君 坂本祐之輔君
佐々木ナオミ君 高橋 永君
辻 英之君 中谷 一馬君
波多野 翼君 眞野 哲君
吉川 元君 高橋 英明君
藤巻 健太君 前原 誠司君
美延 映夫君 西岡 義高君
日野紗里亜君 浮島 智子君
金城 泰邦君 大石あきこ君
厚生労働委員
上田 英俊君 大岡 敏孝君
大串 正樹君 勝目 康君
金子 容三君 川崎ひでと君
塩崎 彰久君 新谷 正義君
鈴木 英敬君 田所 嘉徳君
田畑 裕明君 田村 憲久君
中谷 真一君 仁木 博文君
福原 淳嗣君 堀内 詔子君
本田 太郎君 三谷 英弘君
吉田 真次君 池田 真紀君
井坂 信彦君 大塚小百合君
大西 健介君 岡本 充功君
酒井なつみ君 宗野 創君
堤 かなめ君 中島 克仁君
長妻 昭君 長谷川嘉一君
宮川 伸君 山井 和則君
柚木 道義君 早稲田ゆき君
阿部 圭史君 池下 卓君
猪口 幸子君 梅村 聡君
浅野 哲君 福田 徹君
森ようすけ君 沼崎 満子君
福重 隆浩君 八幡 愛君
田村 貴昭君
農林水産委員
東 国幹君 五十嵐 清君
井野 俊郎君 今枝宗一郎君
上田 英俊君 加藤 竜祥君
栗原 渉君 小寺 裕雄君
齋藤 健君 鈴木 憲和君
西野 太亮君 野中 厚君
古川 康君 御法川信英君
宮下 一郎君 簗 和生君
山口 壯君 石川 香織君
岡田 華子君 金子 恵美君
神谷 裕君 小山 展弘君
近藤 和也君 西川 将人君
野間 健君 福田 淳太君
緑川 貴士君 柳沢 剛君
山田 勝彦君 渡辺 創君
池畑浩太朗君 奥下 剛光君
林 佑美君 許斐亮太郎君
長友 慎治君 村岡 敏英君
庄子 賢一君 角田 秀穂君
八幡 愛君 北神 圭朗君
経済産業委員
岩田 和親君 大岡 敏孝君
加藤 竜祥君 国光あやの君
小泉進次郎君 小林 鷹之君
鈴木 隼人君 関 芳弘君
冨樫 博之君 松本 剛明君
松本 洋平君 宮内 秀樹君
宮崎 政久君 森下 千里君
山際大志郎君 山下 貴司君
吉田 真次君 東 克哉君
荒井 優君 大島 敦君
岡田 克也君 落合 貴之君
小山 展弘君 鈴木 岳幸君
田嶋 要君 福森和歌子君
山岡 達丸君 山崎 誠君
吉田はるみ君 東 徹君
黒田 征樹君 斉木 武志君
岡野 純子君 丹野みどり君
平岩 征樹君 大森江里子君
浜地 雅一君 佐原 若子君
辰巳孝太郎君 吉良 州司君
国土交通委員
あかま二郎君 大西 洋平君
尾崎 正直君 梶山 弘志君
加藤 鮎子君 小池 正昭君
國場幸之助君 小林 茂樹君
小林 鷹之君 小林 史明君
小森 卓郎君 佐々木 紀君
高木 啓君 谷 公一君
長坂 康正君 中村 裕之君
福田かおる君 福原 淳嗣君
古川 康君 阿久津幸彦君
尾辻かな子君 城井 崇君
神津たけし君 小宮山泰子君
下条 みつ君 白石 洋一君
津村 啓介君 長友よしひろ君
伴野 豊君 松田 功君
馬淵 澄夫君 森山 浩行君
谷田川 元君 伊東 信久君
井上 英孝君 奥下 剛光君
徳安 淳子君 西岡 秀子君
鳩山紀一郎君 古川 元久君
斉藤 鉄夫君 山口 良治君
たがや 亮君 堀川あきこ君
福島 伸享君
環境委員
石原 宏高君 稲田 朋美君
井上 信治君 井上 貴博君
金子 容三君 草間 剛君
国定 勇人君 笹川 博義君
島田 智明君 中谷 真一君
堀内 詔子君 若山 慎司君
阿部 知子君 大河原まさこ君
川原田英世君 近藤 昭一君
齋藤 裕喜君 佐藤 公治君
篠原 孝君 馬場 雄基君
松木けんこう君 森田 俊和君
うるま譲司君 空本 誠喜君
仙田 晃宏君 中川 宏昌君
中川 康洋君 北野 裕子君
竹上 裕子君 中村はやと君
安全保障委員
江渡 聡徳君 大野敬太郎君
黄川田仁志君 木原 稔君
河野 太郎君 高見 康裕君
渡海紀三朗君 中曽根康隆君
藤丸 敏君 細野 豪志君
松島みどり君 松本 尚君
山本 大地君 新垣 邦男君
五十嵐えり君 伊藤 俊輔君
重徳 和彦君 篠原 豪君
下野 幸助君 升田世喜男君
松尾 明弘君 屋良 朝博君
池畑浩太朗君 岩谷 良平君
遠藤 敬君 橋本 幹彦君
平岩 征樹君 河西 宏一君
中川 宏昌君 赤嶺 政賢君
国家基本政策委員
麻生 太郎君 小野寺五典君
小渕 優子君 木原 誠二君
坂本 哲志君 佐藤 勉君
菅 義偉君 鈴木 俊一君
丹羽 秀樹君 葉梨 康弘君
平井 卓也君 福田 達夫君
森山 裕君 青柳陽一郎君
泉 健太君 大串 博志君
小川 淳也君 後藤 祐一君
小宮山泰子君 手塚 仁雄君
野田 佳彦君 笠 浩史君
馬場 伸幸君 藤田 文武君
玉木雄一郎君 佐藤 英道君
大石あきこ君 鈴木 敦君
島田 洋一君
予算委員
井出 庸生君 伊藤 達也君
井野 俊郎君 井上 信治君
上野賢一郎君 大野敬太郎君
上川 陽子君 木原 稔君
後藤 茂之君 齋藤 健君
島尻安伊子君 新藤 義孝君
田中 和徳君 土屋 品子君
中谷 真一君 平沢 勝栄君
藤丸 敏君 古屋 圭司君
本田 太郎君 牧島かれん君
宮路 拓馬君 安住 淳君
今井 雅人君 大島 敦君
大西 健介君 岡本あき子君
奥野総一郎君 神谷 裕君
川内 博史君 黒岩 宇洋君
近藤 和也君 酒井なつみ君
階 猛君 本庄 知史君
山井 和則君 米山 隆一君
早稲田ゆき君 青柳 仁士君
空本 誠喜君 前原 誠司君
三木 圭恵君 浅野 哲君
長友 慎治君 橋本 幹彦君
赤羽 一嘉君 角田 秀穂君
山崎 正恭君 櫛渕 万里君
田村 貴昭君 緒方林太郎君
決算行政監視委員
遠藤 利明君 小林 史明君
世耕 弘成君 高市 早苗君
棚橋 泰文君 中西 健治君
西村 康稔君 野田 聖子君
萩生田光一君 広瀬 建君
松野 博一君 三反園 訓君
向山 淳君 茂木 敏充君
森 英介君 山口 俊一君
山下 貴司君 青柳陽一郎君
池田 真紀君 井坂 信彦君
大河原まさこ君 後藤 祐一君
白石 洋一君 宗野 創君
堤 かなめ君 中谷 一馬君
馬淵 澄夫君 谷田川 元君
柚木 道義君 杉本 和巳君
中司 宏君 守島 正君
臼木 秀剛君 鈴木 義弘君
西園 勝秀君 福重 隆浩君
志位 和夫君 鈴木 敦君
河村たかし君 松原 仁君
懲罰委員
逢沢 一郎君 井出 庸生君
大野敬太郎君 岸田 文雄君
中谷 真一君 丹羽 秀樹君
葉梨 康弘君 藤丸 敏君
枝野 幸男君 逢坂 誠二君
小沢 一郎君 菊田真紀子君
後藤 祐一君 牧 義夫君
山井 和則君 浦野 靖人君
馬場 伸幸君 円 より子君
岡本 三成君
――――◇―――――
日程第二 常任委員長の選挙
○議長(額賀福志郎君) 日程第二に入ります。
既に選挙されました議院運営委員長を除き、その他の常任委員長の選挙を行います。
○井野俊郎君 各常任委員長の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。
○議長(額賀福志郎君) 井野俊郎君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。
議長は、各常任委員長を指名いたします。
内閣委員長 星野 剛士君
〔拍手〕
総務委員長 竹内 譲君
〔拍手〕
法務委員長 西村智奈美君
〔拍手〕
外務委員長 勝俣 孝明君
〔拍手〕
財務金融委員長 津島 淳君
〔拍手〕
文部科学委員長 田野瀬太道君
〔拍手〕
厚生労働委員長 新谷 正義君
〔拍手〕
農林水産委員長 御法川信英君
〔拍手〕
経済産業委員長 宮崎 政久君
〔拍手〕
国土交通委員長 長坂 康正君
〔拍手〕
環境委員長 近藤 昭一君
〔拍手〕
安全保障委員長 遠藤 敬君
〔拍手〕
国家基本政策委員長 泉 健太君
〔拍手〕
予算委員長 安住 淳君
〔拍手〕
決算行政監視委員長 鈴木 義弘君
〔拍手〕
懲罰委員長 菊田真紀子君
〔拍手〕
――――◇―――――
日程第三 憲法審査会委員の選任
○議長(額賀福志郎君) 日程第三、憲法審査会委員の選任を行います。
衆議院憲法審査会規程第三条により、議長において、各会派から申出のとおり指名いたします。
―――――――――――――
憲法審査会委員
井出 庸生君 稲田 朋美君
井野 俊郎君 井上 貴博君
大串 正樹君 上川 陽子君
黄川田仁志君 小林 鷹之君
齋藤 健君 新藤 義孝君
寺田 稔君 中西 健治君
船田 元君 古川 禎久君
古屋 圭司君 細野 豪志君
松本 剛明君 三谷 英弘君
森 英介君 山下 貴司君
山田 賢司君 五十嵐えり君
枝野 幸男君 岡田 悟君
奥野総一郎君 重徳 和彦君
階 猛君 柴田 勝之君
武正 公一君 津村 啓介君
平岡 秀夫君 藤原 規眞君
松尾 明弘君 谷田川 元君
山花 郁夫君 吉田はるみ君
米山 隆一君 青柳 仁士君
阿部 圭史君 岩谷 良平君
馬場 伸幸君 浅野 哲君
平岩 征樹君 福田 徹君
河西 宏一君 浜地 雅一君
平林 晃君 大石あきこ君
赤嶺 政賢君 北神 圭朗君
――――◇―――――
日程第四 情報監視審査会委員の選任
○議長(額賀福志郎君) 日程第四、情報監視審査会委員の選任を行います。
衆議院情報監視審査会規程第三条の規定に基づき、情報監視審査会委員に伊藤達也君、田村憲久君、葉梨康弘君、岡田克也君、伊藤俊輔君、本庄知史君、中司宏君及び田中健君を選任するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、いずれも選任することに決まりました。
――――◇―――――
日程第五 政治倫理審査会委員の選任
○議長(額賀福志郎君) 日程第五、政治倫理審査会委員の選任を行います。
衆議院政治倫理審査会規程第七条により、議長において、各会派から申出のとおり指名いたします。
―――――――――――――
政治倫理審査会委員
井出 庸生君 井野 俊郎君
大野敬太郎君 田中 和徳君
中谷 真一君 葉梨 康弘君
藤丸 敏君 本田 太郎君
宮路 拓馬君 村井 英樹君
山田 賢司君 青柳陽一郎君
白石 洋一君 寺田 学君
中谷 一馬君 本庄 知史君
三角 創太君 谷田川 元君
山岸 一生君 米山 隆一君
馬場 伸幸君 前原 誠司君
石井 智恵君 臼木 秀剛君
河西 宏一君
――――◇―――――
特別委員会設置の件
○議長(額賀福志郎君) 特別委員会の設置につきお諮りいたします。
東日本大震災からの復興・防災・災害に関する総合的な対策を樹立するため委員四十人よりなる東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員会を設置いたしたいと存じます。これに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(額賀福志郎君) 起立多数。よって、そのとおり決まりました。
次に、
政治改革に関する調査を行うため委員四十人よりなる政治改革に関する特別委員会
沖縄及び北方問題に関する対策樹立のため委員二十五人よりなる沖縄及び北方問題に関する特別委員会
北朝鮮による拉致等に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため委員二十五人よりなる北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
消費者の利益の擁護及び増進等に関する総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる消費者問題に関する特別委員会
原子力に関する諸問題を調査するため委員三十五人よりなる原子力問題調査特別委員会
及び
地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する総合的な対策を樹立するため委員三十五人よりなる地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会
を設置いたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。
ただいま議決されました七特別委員会の委員は追って指名いたします。
――――◇―――――
永年在職議員の表彰の件
○議長(額賀福志郎君) お諮りいたします。
本院議員として在職二十五年に達せられました土屋品子君及び江渡聡徳君に対し、先例により、院議をもってその功労を表彰いたしたいと存じます。
表彰文は議長に一任されたいと存じます。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(額賀福志郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。
これより表彰文を順次朗読いたします。
議員土屋品子君は衆議院議員に当選すること九回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた
よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもってこれを表彰する
〔拍手〕
…………………………………
議員江渡聡徳君は衆議院議員に当選すること九回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた
よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもってこれを表彰する
〔拍手〕
この贈呈方は議長において取り計らいます。
―――――――――――――
○議長(額賀福志郎君) この際、土屋品子君及び江渡聡徳君から発言を求められております。順次これを許します。土屋品子君。
〔土屋品子君登壇〕
○土屋品子君 この度、院議をもって衆議院議員在職二十五年の表彰を賜りました。心より厚く御礼申し上げます。
とりわけ、私をこれまで支えていただいた地元後援会や支援者の皆様、そして、苦しいときも献身的に尽くしてくれた秘書や事務所スタッフに感謝いたします。(拍手)
私は、小選挙区制導入後初の総選挙に立候補したわけですが、実は平成五年の中選挙区制での初出馬に向けて準備を進めていました。ところが、両親を始め家族からの猛反対を受け、立候補するなら勘当だと言われ、出馬を一度は断念しましたが、諦め切れず、家を出て、次の選挙に向け、朝の駅頭や、支援者の輪を広げるべく様々な活動をし、三年の時を経て初当選をさせていただきました。(拍手)
私が国会議員を目指したのは、三十歳代に世界の女性指導者と会う機会があったことが大きく影響しています。
特に、先進国初の女性首相となった英国のサッチャー首相、世界初の民選国家元首であるアイスランドのフィンボガドゥテル大統領、そして、夫が暗殺された後、ニカラグア初の女性大統領となったチャモロ大統領の三人に政治家を志すよう助言をもらったことが強く私の気持ちを奮い立たせました。
フィンボガドゥテル元大統領には、ずっと娘のようにかわいがってもらい、今年の七月に日本・アイスランド友好議員連盟の会長として訪問した際には、復興大臣就任を我が事のように喜んでいただきました。
初当選以来、自分自身の信念である議員外交を積極的に展開してまいりました。これまでに世界九十三の国と地域を訪問し、多くの要人と会談を重ねてきました。世界情勢が不安定な中で、我が国を取り巻く安全保障環境も激変していますが、これまで培ってきた人脈を活用して、今後ともしっかり取り組んでまいります。
この間に取り組んだ法律の中で印象に残っているのは、議員立法で成立させた臓器移植法です。国会議員として最初に所属したのが厚生委員会で、十年以上も継続審議や廃案を繰り返し、成立を見ることがなかった法案でした。当時、日本は海外に臓器を買いに行っているという非難が外交問題に発展する様相を見せていた時期で、提案議員として、議連のメンバーと手分けをして賛同者を募り、党議拘束を外しての採決で法案が成立いたしました。
また、介護保険法の成立にも深く関わりました。与野党伯仲の中、無所属だった私の一票が決め手となり、委員会を通過しました。その後、介護現場の実態を知るためにホームヘルパー二級の資格を取ったのも、よい思い出です。
選挙では一度だけ苦杯をなめたこともありました。旧埼玉十三区の皆様に励まされ、再度国会に送ってもらったことが、自分自身の成長にもつながったと感じています。
今回の区割りで新設された新十六区でも、半分以上も選挙区が変わる中、小選挙区で九回目の当選をさせていただき、支えてくださった皆様には、感謝してもし切れません。
昨年の九月から今年の十月まで、復興大臣として現場主義を貫いてまいりましたが、今日この日を一つの区切りとして、座右の銘である飛耳長目を実践していくことを肝に銘じ、我が国の繁栄のため真摯に働いていくことをお誓いして、謝辞といたします。
本日は誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(額賀福志郎君) 江渡聡徳君。
〔江渡聡徳君登壇〕
○江渡聡徳君 この度、院議をもって永年在職議員表彰の栄誉を賜りましたこと、誠に身に余る光栄であり、心より感謝を申し上げます。
そして、私を支え、これまで育てていただいた我が郷土青森県の皆様、苦楽を共に味わい、長年活動に付き添ってくれた同志の皆様、何より、献身的に努め、私とこれまでの人生、議員生活を共に歩んでくれた妻、そして、私を支えてくれた亡き母と亡き姉たちに、心より感謝を申し上げます。(拍手)
私は、平成八年、四十歳で、小選挙区制となった衆議院議員総選挙に立候補し、地元十和田市から四十年ぶりとなる衆議院議員となりました。
今は亡き父が政治家だったこともあり、物心ついた頃には政治家になりたいとの夢を抱き、当時、自由民主党青森県連の会長であった元衆議院議長の大島理森先生の後押しもあって、今日に至っております。
しかし、これまでの議員生活は平たんな道のりばかりではありませんでした。
二期目に挑戦した総選挙において、初めて苦杯をなめました。この経験を受け、徹底して地域を回り直し、もっともっと努力をしなければと思い、より一層、地に足のついた政治を目指すように、心に誓いました。
それ以降、地域で支えてくれる方々への感謝の気持ちを忘れないことを心がけ、常に大切にしております。
国会において思い出に残る出来事といえば、平成二十七年九月に成立した、平和安全法制関連二法があります。
当時、与党筆頭理事として、国会での長い審議時間や各党との調整は大変苦労いたしましたが、現在の国際社会情勢を鑑み、今日の日本の安全保障において礎となったと思っており、今となっては、成立してよかったと思っております。
共に苦労をした各党の先生方や、当時、民主党の筆頭理事であった長妻昭先生にも、この場をおかりいたしまして感謝を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
私の政治理念として、医療並びに社会福祉において、いつでも、どこでも、誰でもが必要なときに必要なサービスを受けることのできる社会の充実があります。この思いが、私自身、政治の世界に身を投じたきっかけであり、常に政治は国民のためのものでなければならないと、そのように確信しております。
本日いただいた栄誉におごることなく、国家国民のため、そして郷土のために一身をささげ、これからも微力ながら尽力してまいりたいと存じます。
本日は誠にありがとうございました。(拍手)
――――◇―――――
○議長(額賀福志郎君) 本日は、これにて散会いたします。
午後一時二十一分散会