第4号 令和6年10月9日(水曜日)
令和六年十月九日(水曜日)正午開議
出席委員
委員長 浜田 靖一君
理事 丹羽 秀樹君 理事 鷲尾英一郎君
理事 大野敬太郎君 理事 中谷 真一君
理事 井出 庸生君 理事 青柳陽一郎君
理事 道下 大樹君 理事 遠藤 敬君
理事 吉田 宣弘君
井野 俊郎君 石原 正敬君
加藤 鮎子君 木村 次郎君
杉田 水脈君 本田 太郎君
三ッ林裕巳君 宮路 拓馬君
保岡 宏武君 山田 賢司君
若林 健太君 伊藤 俊輔君
源馬謙太郎君 馬場 雄基君
吉田はるみ君 中司 宏君
塩川 鉄也君 浅野 哲君
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議長 額賀福志郎君
副議長 海江田万里君
事務総長 築山 信彦君
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委員の異動
十月九日
辞任 補欠選任
木村 次郎君 保岡 宏武君
三ッ林裕巳君 杉田 水脈君
宮路 拓馬君 加藤 鮎子君
同日
辞任 補欠選任
加藤 鮎子君 宮路 拓馬君
杉田 水脈君 三ッ林裕巳君
保岡 宏武君 木村 次郎君
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本日の会議に付した案件
会期延長の件
石破内閣不信任決議案(笠浩史君外四名提出)の取扱いに関する件
本日の本会議の議事に関する件
正午開議(衆議院規則第六十七条の二による)
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○浜田委員長 これより会議を開きます。
会期延長の件についてでありますが、本日、立憲民主党の笠国会対策委員長、日本維新の会の遠藤国会対策委員長、日本共産党の穀田国会対策委員長、国民民主党の古川国会対策委員長から、会期を十月十日より十一月十五日まで三十七日間延長せられるよう議長においてお取り計らい願いたい旨の申入れがありました。
本件につきましては、先ほどの理事会において種々御協議願ったのでありますが、いまだ各党の意見が一致するに至っておりません。
また、本件につきましては、先ほど常任委員長会議が開かれ、議長から各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、常任委員長会議におきましても、意見は一致いたしておりません。
この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。青柳陽一郎君。
○青柳(陽)委員 お手元の紙にあるとおりでございますが、会期を三十七日間延長すべしということでございます。
能登半島を中心とする被災地復興支援の補正予算、物価高に対する補正予算をまず編成しなければいけないということ。
自民党の裏金議員、いまだ政倫審に出席していない議員が多数いらっしゃいますので、政倫審をしっかり開いて、国民に説明責任を果たすべきこと。
また、旧統一教会との関係も、牧原法務大臣の新たな事実も出てきております。これを再調査し、国会にしっかり報告をしていただくこと。
また、これは自民党の総裁選挙で石破総理がおっしゃられていた、予算委員会をしっかり開いて、新内閣ができたんですから、党首討論だけではなくて、予算委員会を開いて、国民の皆さんにしっかり判断材料を提供していただくこと。
また、公職選挙法も、不適切なポスター、この対応を講じなければいけないこと。
以上をもって、立法府の責任と役割を果たさなければいけない、このためには会期を延長することが必要であると思いますので、発言をさせていただきました。
以上です。
○浜田委員長 遠藤敬君。
○遠藤(敬)委員 青柳筆頭のおっしゃるとおりが全てであります。石破総理がおっしゃったことをそのまま実行していただくことが、国民にとっての理解の深まる議論、また真摯な対応ということになると思いますので。
そもそも我々は、こういった不信任にほぼほぼ賛同したことはありませんけれども、この度は、そういった理解が深められない中で、御本人がおっしゃったことを前言撤回されているということについて納得ができませんので、是非そこは、皆さんの常識ある判断をいただきたいと思います。
以上です。
○浜田委員長 塩川鉄也君。
○塩川委員 私は、日本共産党を代表して、第二百十四回国会の会期を十一月十五日まで三十七日間延長する動議に賛成の意見表明を行います。
賛成の理由の第一は、国会として喫緊の課題に対応するためです。
能登半島の地震と豪雨災害で大きな被害を受けている被災者に対して従来の枠を超えた支援策を直ちに行うために、今国会での補正予算の編成が必要です。
また、旧優生保護法に対する最高裁の違憲判決を受けた謝罪決議と被害者補償法を踏まえて、当事者の皆さんの声を聞き、真摯な反省の下に検証を行い、優生思想根絶の対策に取り組むことは、今国会の重要な責務です。
第二は、腐敗政治の全容解明は今国会の最重要課題だからです。
石破総理は、政治資金問題で失われた政治への信頼を取り戻すと言いますが、裏金を誰が、いつから、何のために始めたのか、その真相究明は全く棚上げです。石破派、麻生派の裏金疑惑や堀井学前衆議院議員による裏金を原資にした香典配りなど、新たな問題が出てきています。
石破総理は、新しい事実が出てくれば再調査すると言ってきました。今国会で徹底解明を行うべきです。裏金議員の政治倫理審査会出席は不可欠です。そして、金権腐敗の大本にある企業・団体献金の禁止と政策活動費の廃止を今国会で実現すべきです。
また、牧原法務大臣を始め石破内閣の閣僚の十二人が統一協会と関わりがあることも明らかになりました。反社会的団体である統一協会と自民党の癒着の徹底解明も欠かすことはできません。
第三は、国政の重要課題について、予算委員会を始めとして国会で真摯な議論を行うことで、国民に審判を仰ぐ総選挙の争点を明確にするためです。
石破総理がこれまで述べてきた金融所得課税の強化や選択的夫婦別姓、全国一律最低賃金、保険証廃止時期の見直し、原発利用はゼロに近づけていくといった政策は、総理になってから、ことごとくほごにされました。本当のやり取りは予算委員会だと言いながら、手のひら返しで逃げ回る。これでは国民の納得と共感は得られません。
前言を翻す石破総理の政治姿勢をただすとともに、生活苦をもたらした経済失政、日米軍事同盟絶対の政治、気候危機打開、ジェンダー平等といった国政の重要課題について徹底した議論を行うことこそ、総選挙を前にした今国会の最大の責務です。
以上、三十七日間の会期延長を求め、発言を終わります。
○浜田委員長 浅野哲君。
○浅野委員 私は、国民民主党を代表して、ただいま提出をされました会期延長に関する申入れについて、賛成の立場から発言をさせていただきます。
賛成の理由の第一は、やはり、現在も被災地の地域で一日も早い復旧復興を願っている国民の皆様がいることを踏まえて、国会の責務として、一日も早い補正予算編成と、そして復旧復興に向けた道筋をつけること、この責任を果たしていくべきと考えるからであります。
二点目は、先ほどから出ております政治資金の問題を始め、現在、政治に対する国民の信頼が著しく損なわれている現状を鑑みて、政治資金規正法の改正や公職選挙法の改正、また、国会内でこれまで累次にわたって議論が進められてきた旧文通費や政策活動費の在り方についてなど、今早急に結論を出すべき課題が山積をしております。
また、物価高の中で、国民生活を向上させ、それを安定化させるためにも、今国会でしっかりとした熟議を行い、その結論を国民に示していくこと、これこそが国民に信を問う本来の筋だろうと思っております。
その立場から、この会期延長には賛成の立場を取るものであります。
○浜田委員長 それでは、採決いたします。
会期を十月十日より十一月十五日まで三十七日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○浜田委員長 挙手少数。よって、会期は延長しないものと議長に答申することに決定いたしました。
この際、休憩いたします。
午後零時七分休憩
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午後三時三十分開議
○浜田委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、本日、笠浩史君外四名から、立憲民主党・無所属、日本維新の会・教育無償化を実現する会、日本共産党、国民民主党・無所属クラブの四会派共同提案による石破内閣不信任決議案が提出されました。
本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の小川淳也君が行います。
討論につきましては、自由民主党・無所属の会の丹羽秀樹君、公明党の吉田宣弘君から、それぞれ反対、立憲民主党・無所属の青柳陽一郎君、日本維新の会・教育無償化を実現する会の遠藤敬君、日本共産党の塩川鉄也君、国民民主党・無所属クラブの浅野哲君から、それぞれ賛成討論の通告があります。
討論時間は、丹羽秀樹君、青柳陽一郎君、遠藤敬君、吉田宣弘君は各々十五分以内、塩川鉄也君、浅野哲君は各々十分以内とするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行います。
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○浜田委員長 この際、御報告申し上げます。
今国会、本委員会に参考のため送付されました陳情書は、お手元に配付のとおり一件であります。
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○浜田委員長 それでは、本日の本会議は、午後三時五十分予鈴、午後四時から開会いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後三時三十一分散会