衆議院

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第10号 令和7年3月18日(火曜日)

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令和七年三月十八日(火曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 浜田 靖一君

   理事 村井 英樹君 理事 田野瀬太道君

   理事 井出 庸生君 理事 井野 俊郎君

   理事 青柳陽一郎君 理事 道下 大樹君

   理事 吉田はるみ君 理事 中司  宏君

   理事 村岡 敏英君

      上田 英俊君    鬼木  誠君

      草間  剛君    鈴木 隼人君

      高木  啓君    森下 千里君

      五十嵐えり君    伊藤 俊輔君

      高松 智之君   長友よしひろ君

      三木 圭恵君    臼木 秀剛君

      吉田 宣弘君    山川  仁君

      塩川 鉄也君

    …………………………………

   議長           額賀福志郎君

   副議長          玄葉光一郎君

   事務総長         築山 信彦君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月十八日

 辞任         補欠選任

  深澤 陽一君     鬼木  誠君

  三谷 英弘君     草間  剛君

  金村 龍那君     三木 圭恵君

同日

 辞任         補欠選任

  鬼木  誠君     深澤 陽一君

  草間  剛君     三谷 英弘君

  三木 圭恵君     奥下 剛光君

同日

 辞任         補欠選任

  奥下 剛光君     金村 龍那君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部を改正する法律案起草の件

 国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正の件

 議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件

 衆議院憲法審査会規程の一部を改正する規程案起草の件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

浜田委員長 これより会議を開きます。

 まず、議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部改正の件、国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正の件、議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件についてでありますが、順次事務総長の説明を求めます。

築山事務総長 議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部改正の件等三件につきまして御説明申し上げます。

 まず、議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部改正の件は、国家公務員等の旅費に関する法律の改正に伴い、議院に出頭する証人等の旅費及び日当について所要の規定の整理を行おうとするものであります。

 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正の件は、議長、副議長及び議員が公務により国内に派遣された場合に支給する定額による旅費を廃止し、内閣総理大臣等が国内を旅行する場合に支給する旅費の例により、交通費及び宿泊費等を支給することとするとともに、外国に派遣された場合に支給する旅費を含め、所要の規定の整理を行おうとするものであります。

 次に、議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件は、議院に出頭する証人等について、旅費の種目及び内容を整理するとともに、昨年の人事院勧告に基づく政府の審議会等委員の手当額の改定に準じて、日当の額を改めようとするものであります。

 なお、各件は、いずれも本年四月一日から施行することとしております。

 以上でございます。

    ―――――――――――――

 議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部を改正する法律案

 国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部を改正する規程案

 議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部を改正する規程案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

浜田委員長 この際、発言を求められておりますので、これを許します。中司宏君。

中司委員 日本維新の会の中司宏です。

 国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正について意見を申し述べます。

 今回の改定は、四月から施行される国家公務員の旅費法改定に準じて、国会議員の旅費関連規程について改定するものであります。国内、海外共に定額旅費を廃止して、代わりに宿泊費等、宿泊手当を設けております。上限付実費への移行については一定合理的な側面はあるものの、その基準額の根拠を内閣総理大臣の宿泊費等に置いており、ホテル代が高騰しているとはいえ、庶民感覚とのずれは否めません。例えば、会議のために部屋のスペースの確保が必要な場合はきちんと明記するなど、誤解を招くことのないような運用が必要と考えます。

 いずれにしても、施行においては、お手盛りの改定と批判を招くことがないように、できる限り精査し、効率的な運用に徹することを求めておきます。

 なお、国会議員には、現在、透明性を高める議論を行っております調査研究広報滞在費が支給されておりますので、宿泊手当を支給する必要がないとの指摘もあります。

 以上、本改定に反対するものではありませんが、意見として申し述べます。

浜田委員長 それでは、まず、議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の法律案とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等支給規程の一部改正の件、議院に出頭する証人等の旅費及び日当支給規程の一部改正の件の両件につきましては、いずれもお手元に配付の案のとおり決定すべきものと議長に答申するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、ただいま本委員会提出とするに決定いたしました議院に出頭する証人等の旅費及び日当に関する法律の一部を改正する法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、衆議院憲法審査会規程の一部改正の件についてでありますが、事務総長の説明を求めます。

築山事務総長 衆議院憲法審査会規程の一部改正の件につきまして御説明申し上げます。

 本件は、憲法審査会における参考人の出頭について、オンラインによる出頭を含むものとする旨明記するものであります。

 よろしく御承認のほどお願い申し上げます。

    ―――――――――――――

 衆議院憲法審査会規程の一部を改正する規程案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

浜田委員長 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。

塩川委員 私は、オンライン参考人質疑に係る衆議院憲法審査会規程改正案について発言します。

 今回提案されている、情報通信技術を利用する方法、オンラインによる意見聴取を設けるための衆議院憲法審査会規程改正案は、出頭の概念に新たに情報通信技術を利用する方法による出頭を含めるものとしています。

 昨年六月、同様の改正を行った衆議院規則改正案に対して、出頭の概念を変更するやり方に我が党は反対しました。参考人や証人の出頭に関して、指定された場所に出席させ、意見聴取を行わせるという出頭の概念を変更した立法例は過去にありませんでした。

 他方、参考人や証人の出頭に加えて意見聴取を行う方法を追加した立法例として、一九八八年の議院証言法改正があります。議院に出頭に加えて、議院に出頭することが困難な場合に、議院外の指定する場所に出頭、証人の現在場所において証言を追加する法改正を行っています。

 この議院証言法改正に合わせ、国会法及び証人旅費日当法も改正されました。国会法第百六条では、「参考人の出頭を求めた」を「参考人が出頭し、又は陳述した」と改め、証人旅費日当法第一条では、出頭に加えて陳述を明記しています。

 このような立法例を踏まえ、出頭の概念を変更するのではなく、参考人質疑の意見聴取、陳述の方法として、出頭に加えて情報通信技術を利用する方法を追加するやり方を取るべきだと考えます。

 国会審議をより充実したものとするために、参考人等の意見聴取の在り方について丁寧で慎重な審議が必要であり、拙速な本規程改正案には同意できないことを申し上げて、発言を終わります。

浜田委員長 それでは、衆議院憲法審査会規程の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の規程案とするに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

浜田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、ただいま本委員会提出とするに決定いたしました衆議院憲法審査会規程の一部を改正する規程案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

浜田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律案、重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、両法律案の趣旨説明は、平国務大臣が行います。

 両法律案の趣旨説明に対し、自由民主党・無所属の会の國場幸之助君、立憲民主党・無所属の山岸一生君、日本維新の会の市村浩一郎君、国民民主党・無所属クラブの菊池大二郎君、公明党の河西宏一君、れいわ新選組の上村英明君、日本共産党の塩川鉄也君から、それぞれ質疑の通告があります。

 質疑時間は、國場幸之助君、河西宏一君は各々十分以内、山岸一生君、市村浩一郎君、菊池大二郎君は各々十五分以内、上村英明君、塩川鉄也君は各々七分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

浜田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、趣旨説明を聴取する議案の件

  重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律案(内閣提出)

  重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出)

   趣旨説明

      国務大臣 平  将明君(約十分)

   質疑通告     時間   要求大臣

 國場幸之助君(自民) 10分以内 総理、平国務(サイバー安保)

 山岸 一生君(立憲) 15分以内 総理

 市村浩一郎君(維新) 15分以内 総理

 菊池大二郎君(国民) 15分以内 総理、公安、平国務(サイバー安保)、防衛

 河西 宏一君(公明) 10分以内 総理

 上村 英明君(れ新) 7分以内 総理

 塩川 鉄也君(共産) 7分以内 総理

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

築山事務総長 まず、日程第一につき、井林財務金融委員長の報告がございまして、全会一致でございます。

 次に、日程第二につき、西村法務委員長の報告がございまして、れいわ新選組及び日本共産党が反対でございます。

 次に、日程第三は委員長提出の議案でありますので、議長から委員会の審査を省略することをお諮りいたします。次いで金子東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員長の趣旨弁明がございまして、全会一致でございます。

 次に、日程第四は委員長提出の議案でありますので、議長から委員会の審査を省略することをお諮りいたします。次いで井上国土交通委員長の趣旨弁明がございまして、れいわ新選組が反対でございます。

 次に、動議により、ただいま御決定いただきました証人等の旅費及び日当に関する法律の改正案及び衆議院憲法審査会規程改正案の両案を緊急上程いたしまして、浜田議院運営委員長の趣旨弁明がございます。採決は二回になります。一回目は証人等の旅費及び日当に関する法律の改正案で、全会一致でございます。二回目は衆議院憲法審査会規程改正案で、日本共産党が反対でございます。

 次に、サイバー安全保障確保推進法案及びサイバー安全保障確保推進法関係整備法案につきまして、平国務大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、七人の方々からそれぞれ質疑が行われます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第八号

  令和七年三月十八日

    午後一時開議

 第一 関税定率法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第三 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員長提出)

 第四 半島振興法の一部を改正する法律案(国土交通委員長提出)

    ―――――――――――――

浜田委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

浜田委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る二十一日金曜日午後零時十分から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、午前十一時三十分から委員会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時十分散会


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