衆議院

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第27号 令和8年6月25日(木曜日)

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令和八年六月二十五日(木曜日)

    ―――――――――――――

 議事日程 第二十三号

  令和八年六月二十五日

    午後一時開議

 第一 電気事業法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第二 科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第三 有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案(内閣委員長提出)

 第四 高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案(文部科学委員長提出)

 第五 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

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本日の会議に付した案件

 永年在職の議員小野寺五典君に対し、院議をもって功労を表彰することとし、表彰文は議長に一任するの件(議長発議)

 日程第一 電気事業法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第二 科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第三 有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案(内閣委員長提出)

 日程第四 高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案(文部科学委員長提出)

 日程第五 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)


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    午後一時二分開議

議長(森英介君) これより会議を開きます。

     ――――◇―――――

 永年在職議員の表彰の件

議長(森英介君) お諮りいたします。

 本院議員として在職二十五年に達せられました小野寺五典君に対し、先例により、院議をもってその功労を表彰いたしたいと存じます。

 表彰文は議長に一任されたいと存じます。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(森英介君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。

 表彰文を朗読いたします。

 議員小野寺五典君は衆議院議員に当選すること十回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた

 よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもってこれを表彰する

    〔拍手〕

 この贈呈方は議長において取り計らいます。

    ―――――――――――――

議長(森英介君) この際、小野寺五典君から発言を求められております。これを許します。小野寺五典君。

    〔小野寺五典君登壇〕

小野寺五典君 初めに、今朝発災いたしました青森県を中心とする地震の被害に遭われた北海道、東北地方の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 ただいま、院議をもって永年在職表彰を賜りました。議会人として大変光栄に存じ、心より厚く御礼申し上げます。

 地元の皆様、後援会の皆様、党の仲間や先輩諸君、特に、国政に携わってきました皆様、事務所スタッフ、そして、何より家族。振り返れば、本当に多くの方々のお支えがあって今日まで歩んでまいりました。改めて、心から感謝申し上げます。(拍手)

 私は、宮城県気仙沼市の小さな旅館の息子として生まれました。気仙沼は水産の町です。浜が魚の大漁に沸くと、町はにぎわい、旅館も繁盛。子供の頃は、漁船が沖へ向かう姿を岸壁から眺めるのが楽しみでした。

 私が政治を初めて意識したのは高校時代です。郷里気仙沼に、当時内閣総理大臣であった鈴木善幸先生がお見えになり、お会いする機会をいただきました。地方の一高校生だった私にとって、この陸の孤島と言われた三陸の地から総理大臣が誕生したことは、大きな喜び、驚きでありました。鈴木総理と握手をしていただいたときの緊張と高揚感は、今でも鮮明に覚えております。

 憧れもあり、私は、鈴木総理の母校であります東京水産大学に進み、卒業後は水産資源の調査研究に携わりました。しかし、当時は、二百海里規制により日本漁船が世界の海から締め出され続けた時代でありました。郷里の気仙沼においても、町のにぎわいが失われ、家業が倒産し、気仙沼を離れていく同級生の姿も多くありました。

 命を懸けて魚を捕り、家族や地域を支えている人たちが、国の政策や外交によって苦しい立場に置かれている。額に汗して真面目に働く人が報われない現実。この経験が、私が政治を志す原点となりました。

 その後、三十七歳で国政に送り出していただきましたが、私の政治人生は決して順風満帆ではありませんでした。初盆に、線香を手に地域を歩き、お世話になった方々のお宅を訪ねて回りました。感謝の思いではありましたが、このことが公職選挙法違反に問われ、私は、その責任を取り、議員辞職という判断をいたしました。応援してくださった皆様への申し訳なさは、今でも忘れることができません。

 辞職後は、再就職もままならず、アルバイトなどで過ごす日々が続きました。自分にはもう政治に携わる資格がない、そう思いながら塞ぎ込んだ日々を過ごしていたところ、同級生からこんな声をかけられました。五典、おまえは政治を諦めたのか、何でおまえは政治を志したんだ。そして同時に、私の弟と元秘書が、魚の行商をしながらかつての後援者を回り、私の再起のために頭を下げていることを知りました。

 もう一度だけ挑戦しよう、そう思いましたが、既に後援会はなく、当然マスコミの評価も厳しい。有権者の皆さんからのお叱りも覚悟しておりました。ところが、選挙が始まり選挙カーを走らせると、多くの皆さんが手を振り返してくれました。涙を浮かべて励ましてくれた方、中には、選挙カーを追いかけ転んでサンダルが脱げてもはだしで駆け寄ってくる方もおりました。その姿に接するたび、私は何度も救われました。地元の皆さんは、私を見放すことなく、もう一度挑戦する機会を与えてくれました。今日こうして国政の場で仕事をさせていただけるのは、あのとき支えてくださった皆さんのおかげです。

 今でも、朝、議員バッジをつけるたびに、思い出す言葉があります。初当選のとき、加藤紘一先生からいただいた言葉です。五典君、この議員バッジの裏にはたくさんの細い線がついている、その一本一本が地元の皆さん一人一人につながっている、議員バッジは地元の皆さんの声を国政に届けるための集音マイクなんだ。私は、今でもその言葉を大切にしております。

 そして、忘れることができないのは東日本大震災です。ふるさと気仙沼も、未曽有の被害を受けました。そこで目にしたのは、深い悲しみの中にあっても、互いを支え合い、前を向こうとする人々の姿でした。苦しい中でも誰かを気遣う心を忘れない人がいる、自ら被災しながら周囲を励ます人がいる。その姿に接するたびに、私自身が励まされ、政治の果たすべき役割を改めて考えさせられました。そして、地域を守り、この国を守り、人々の暮らしを守り抜かなければならない、その使命を改めて胸に刻みました。

 その後、防衛や外交を始め様々な分野で仕事をさせていただきました。政治とは、困難な課題から逃げず、人々の暮らしを守り、この国の将来に責任を果たすこと、平和で安全な日本を次の時代へ引き継ぐこと、その思いを胸に今まで歩んでまいりました。

 私の座右の銘は「一隅を照らす」であります。振り返れば、鈴木善幸先生との出会いも、加藤紘一先生からいただいた御指導も、地元の皆さんからいただいた励ましも、震災の中で出会った多くの方々の姿も、私の歩む道を照らしてくださいました。

 本日、永年在職表彰という節目を迎え、改めて思うことがあります。私が政治を志した原点は、額に汗して真面目に働く人が報われる社会をつくること。そのことを忘れず、これからも、一つ一つの仕事に誠実に向き合ってまいります。

 本日は誠にありがとうございました。(拍手)

     ――――◇―――――

 日程第一 電気事業法の一部を改正する法律案(内閣提出)

議長(森英介君) 日程第一、電気事業法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。経済産業委員長工藤彰三君。

    ―――――――――――――

 電気事業法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔工藤彰三君登壇〕

工藤彰三君 ただいま議題となりました法律案につきまして、経済産業委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、電力の安定的かつ安全な供給を図り、エネルギー安全保障の確保を推進するため、大規模送電線や大規模電源の整備の促進、電気事業の安定的かつ持続的な発展のための環境整備及び太陽電池発電設備等の安全性の向上に関する措置等を講ずるものであります。

 本案は、去る六月九日本委員会に付託され、翌十日に赤澤経済産業大臣から趣旨の説明を聴取いたしました。十二日に参考人に対する質疑を行った後、政府に対する質疑を行い、十九日に質疑終局後、採決を行った結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(森英介君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(森英介君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(森英介君) 日程第二とともに、日程第三は、委員長提出の議案でありますから、委員会の審査を省略し、両案を一括して議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(森英介君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 日程第二 科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

 日程第三 有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案(内閣委員長提出)

議長(森英介君) 日程第二、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案、日程第三、有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。

 委員長の報告及び趣旨弁明を求めます。内閣委員長山下貴司君。

    ―――――――――――――

 科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書

 有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔山下貴司君登壇〕

山下貴司君 ただいま議題となりました両法律案について申し上げます。

 まず、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の一部を改正する法律案について、内閣委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、特定先端技術に関する実用化研究開発に対する支援等を行うことにより、特定先端技術に関する研究開発の成果を活用した新たな事業の創出及びその成長発展を促進するための環境を整備し、もって我が国におけるイノベーション創出の活性化に寄与することを目的とする法人として、先端技術研究成果活用推進機構を設立し、その機関、業務の範囲等に関する事項を定めるものであります。

 本案は、去る六月十二日本委員会に付託され、同日小野田国務大臣から趣旨の説明を聴取いたしました。十七日から質疑に入り、同日午後にはグローバル・スタートアップ・キャンパス構想に係るフラッグシップ拠点建設予定地の視察を行い、十九日質疑を終局いたしました。

 二十四日、本案に対し、自由民主党・無所属の会、中道改革連合・無所属、日本維新の会、国民民主党・無所属クラブ及びチームみらいの共同提案により、先端技術研究成果活用推進機構に対する行政財産の貸付けを有償化することを内容とする修正案が提出され、趣旨の説明を聴取いたしました。

 次いで、討論を行い、採決いたしましたところ、修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、本案は修正議決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されました。

 以上、御報告申し上げます。

 次に、有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 本案は、我が国の領海、排他的経済水域等を適切に管理する必要性が増大していることに鑑み、特別措置法の有効期限を十年延長するとともに、都道県の責務に係る規定を定めるほか、滞在型観光の促進に関する規定の新設、特定有人国境離島地域の追加等の措置を講ずるものであります。

 本案は、昨二十四日の内閣委員会において、全会一致をもって委員会提出の法律案とすることに決したものであります。

 何とぞ速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(森英介君) これより採決に入ります。

 まず、日程第二につき採決いたします。

 本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(森英介君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。

 次に、日程第三につき採決いたします。

 本案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(森英介君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(森英介君) 日程第四は、委員長提出の議案でありますから、委員会の審査を省略するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(森英介君) 御異議なしと認めます。

    ―――――――――――――

 日程第四 高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案(文部科学委員長提出)

議長(森英介君) 日程第四、高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の趣旨弁明を許します。文部科学委員長斎藤洋明君。

    ―――――――――――――

 高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔斎藤洋明君登壇〕

斎藤洋明君 ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 本案は、近年における高等学校の定時制教育及び通信教育をめぐる状況に鑑み、その振興並びに適正な実施及び運営の確保を図るため、定時制の課程又は通信制の課程を置く高等学校の設置者の責務の規定を設けるとともに、文部科学大臣による通信教育に関する基本的な指針の策定、国及び地方公共団体の権限の適切な行使、国による調査研究の推進等について定めるものであります。

 本案は、昨六月二十四日、文部科学委員会において、全会一致をもって委員会提出の法律案とすることに決したものであります。

 何とぞ御賛同くださいますようお願い申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(森英介君) 採決いたします。

 本案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

議長(森英介君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。

     ――――◇―――――

 日程第五 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院送付)

議長(森英介君) 日程第五、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案を議題といたします。

 委員長の報告を求めます。法務委員長井上英孝君。

    ―――――――――――――

 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案及び同報告書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

    〔井上英孝君登壇〕

井上英孝君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

 本案は、自動車運転による死傷事犯の実情等に鑑み、事案の実態に即した対処をするため、危険運転致死傷罪の対象となる行為の明確化及び追加を行うとともに、酒酔い運転を行った者等に対する罰則の対象となる行為の明確化を行おうとするものであります。

 本案は、参議院先議に係るもので、去る六月十六日本委員会に付託され、翌十七日平口法務大臣から趣旨の説明を聴取し、昨二十四日、質疑を行い、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、本案に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。

 以上、御報告申し上げます。(拍手)

    ―――――――――――――

議長(森英介君) 採決いたします。

 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(森英介君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。

     ――――◇―――――

議長(森英介君) 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時二十四分散会

     ――――◇―――――

 出席国務大臣

       法務大臣    平口  洋君

       文部科学大臣  松本 洋平君

       経済産業大臣  赤澤 亮正君

       国務大臣    あかま二郎君

       国務大臣    小野田紀美君


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