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第2号 平成31年4月9日(火曜日)

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平成三十一年四月九日(火曜日)

    午後二時五十二分開議

 出席委員

   委員長 古本伸一郎君

   理事 小渕 優子君 理事 大岡 敏孝君

   理事 中山 展宏君 理事 八木 哲也君

   理事 山本ともひろ君 理事 阿久津幸彦君

   理事 吉良 州司君 理事 岡本 三成君

      井林 辰憲君    今枝宗一郎君

      今村 雅弘君    尾身 朝子君

      大隈 和英君    岡下 昌平君

      神谷  昇君    木原  稔君

      小泉 龍司君    杉田 水脈君

      竹本 直一君    谷川 弥一君

      渡海紀三朗君    馳   浩君

      宮下 一郎君    簗  和生君

      和田 義明君    櫻井  周君

      中谷 一馬君    山崎  誠君

      吉田 統彦君    青山 大人君

      古屋 範子君    畑野 君枝君

      井上 英孝君    重徳 和彦君

    …………………………………

   国務大臣

   (情報通信技術(IT)政策担当)

   (知的財産戦略担当)

   (科学技術政策担当)

   (宇宙政策担当)     平井 卓也君

   内閣府副大臣       左藤  章君

   内閣府大臣政務官     安藤  裕君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           吉田 郁子君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月九日

 辞任         補欠選任

  高井 崇志君     山崎  誠君

同日

 辞任         補欠選任

  山崎  誠君     高井 崇志君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

古本委員長 これより会議を開きます。

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 平井国務大臣から所信を聴取いたします。国務大臣平井卓也君。

平井国務大臣 情報通信技術政策担当大臣、また、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 IT政策については、社会全体のデジタル化の推進を通じた国民生活の質の向上を実現するため、デジタルガバメントの取組を進めます。

 また、世界最高水準の自動運転の社会実装に向けて、制度整備などの取組を進めてまいります。

 さらに、オープンデータやデータ流通の円滑化に向けた取組や、農業や港湾物流、健康医療分野のデータプラットフォームの構築により、データ利活用を促進します。加えて、シェアリングエコノミーを活用した地域課題の解決にも取り組んでまいります。

 知的財産戦略については、知的財産戦略ビジョンに掲げた価値デザイン社会の実現に向け、挑戦しやすくかつ失敗が適正に評価されることや、とがった才能が育ち、活躍するための環境整備などを進めます。

 また、関係省庁とともに、総合的な海賊版対策を推進します。

 科学技術イノベーション政策は、世界に先駆けた生産性革命や、これらを通じたGDP六百兆円経済を実現する重要な柱です。第五期科学技術基本計画や統合イノベーション戦略に基づき、ソサエティー五・〇の実現に向けて、誰もが人工知能を使いこなすための教育改革を始め、データトラスト、AI倫理を柱とするAI戦略の策定、世界に伍するスタートアップエコシステムの拠点形成、スマートシティーの推進、大学改革や若手研究者の活躍促進などに取り組みます。

 また、政府研究開発投資の対GDP比一%の達成を目指し、政府全体の科学技術関係予算の拡充に取り組むとともに、戦略的イノベーション創造プログラム、SIP及び官民研究開発投資拡大プログラム、PRISMを強力に推進します。さらに、より野心的な構想を掲げた挑戦的な研究開発を後押しするムーンショット型研究開発制度の推進に取り組みます。

 宇宙政策については、宇宙基本計画工程表に基づく取組を着実に推進します。特に、昨年から四基体制で運用を開始した準天頂衛星システム「みちびき」について、二〇二三年度を目途に七基体制の確立を図るとともに、さまざまな分野への利用拡大や、その他の衛星データを活用した新事業や新サービスの創出に向けて一層の取組を進めます。

 これらのほか、「原子力利用に関する基本的考え方」に基づく原子力政策などの政策を推進します。

 古本委員長を始め、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

古本委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成三十一年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。内閣府副大臣左藤章君。

左藤副大臣 内閣府副大臣の左藤章でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 平成三十一年度科学技術関係予算について、その概要を説明いたします。

 平成三十一年度の科学技術関係予算の総額は四兆二千三百七十七億円となっております。そのうち、一般会計が三兆四千百三十九億円、特別会計が八千二百三十七億円となっております。この一般会計のうち、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費が一兆三千五百九十七億円となっております。

 平成三十一年度科学技術関係予算の編成に当たっては、昨年六月に閣議決定した統合イノベーション戦略を確実に実行し、ソサエティー五・〇を実現すべく、総合科学技術・イノベーション会議を始めとするイノベーション関連の司令塔機能を強化するため、統合イノベーション戦略推進会議を立ち上げ、概算要求の段階から主導してきました。

 具体的には、総合科学技術・イノベーション会議が牽引し、府省や分野の枠を超え、基礎研究から社会実装までを見据えた研究開発等を推進する戦略的イノベーション創造プログラム、SIP及び官民研究開発投資拡大プログラム、PRISMの実施に必要な経費を内閣府において計上しております。

 また、大学改革や若手研究者の活躍促進などの科学技術イノベーション基盤の強化や、人工知能・IoT・ビッグデータ、安全・安心、持続的成長、地球規模課題といった重要課題の解決に向けた取組等の推進に必要な経費を関係府省において計上しております。

 以上で平成三十一年度科学技術関係予算の説明を終わります。よろしくお願いを申し上げます。

古本委員長 以上で説明は終わりました。

 次回は、来る十一日木曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後二時五十八分散会


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