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第1号 令和4年10月27日(木曜日)

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衆議院情報監視審査会規程第二十九条第四項に基づく会議録

    ―――――――――――――

本国会召集日(令和四年十月三日)(月曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   会長 小野寺五典君

      田村 憲久君    松本 剛明君

      伊東 良孝君    長妻  昭君

      おおつき紅葉君    和田有一朗君

      大口 善徳君

令和四年十月二十七日(木曜日)

    午前九時四十一分開議

 出席委員

   会長 小野寺五典君

      田村 憲久君    松本 剛明君

      伊東 良孝君    大西 健介君

      鈴木 庸介君    和田有一朗君

      大口 善徳君

    …………………………………

   議長           細田 博之君

   副議長          海江田万里君

   国務大臣         高市 早苗君

   衆議院情報監視審査会事務局長           寳寺  浩君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月三日

 長妻昭君及びおおつき紅葉君が委員を辞任した。

同日

 大西健介君及び鈴木庸介君が議院において、委員に補欠選任された。

    ―――――――――――――

十月三日

 次の本審査会委員は、衆議院情報監視審査会規程第四条第一項により宣誓した。

      大西 健介君    鈴木 庸介君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 行政における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する件(特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する報告)


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     ――――◇―――――

小野寺会長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 行政における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する件について調査を進めます。

 この際、去る六月七日に提出されました特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する報告につきまして、政府から説明を聴取いたします。高市国務大臣。

高市国務大臣 おはようございます。

 令和四年六月七日に国会に提出いたしました特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況に関する報告について御説明申し上げます。

 第一に、報告の趣旨ですが、毎年、特定秘密の指定等の状況を政府が取りまとめ、それに有識者の意見を付して国会に報告するとともに、公表するものです。

 第二に、対象期間ですが、令和三年一月一日から同年十二月三十一日までとなっております。

 第三に、特定秘密保護制度における書面・押印等の見直しについては、特定秘密保護制度について、書面により行うこととされている手続及び署名・押印を求めている手続について見直しを行い、特定秘密保護法施行令の一部改正、特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準の一部変更等を行いました。

 第四に、特定秘密保護法における行政機関は、昨年末時点で二十八機関であり、第五に、特定秘密の指定権限を有する行政機関は、昨年末時点で二十機関となっております。

 第六に、対象期間中における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況です。

 対象期間中、八行政機関において四十九件の特定秘密が指定される一方、一行政機関において一件の特定秘密の指定の有効期間が満了し、九行政機関において四十二件の特定秘密の指定の有効期間が延長されました。また、一行政機関において二件の特定秘密の指定を解除しております。

 適性評価の実施の状況ですが、対象期間中、政府全体で二万七千六百二件の適性評価が実施されました。評価対象者が実施について同意をしなかった件数は、政府全体で三件でした。

 第七に、対象期間末時点における特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施の状況ですが、対象期間末時点において、十二行政機関で六百五十九件の特定秘密が指定されております。

 特定秘密が記録された行政文書の保有状況については、政府全体で五十七万四千百七十八件となっております。

 また、対象期間末時点において、適性評価を経て特定秘密の取扱いの業務を行うことができる者の数は、全体で十三万四千二百九十七人となっております。

 第八に、内閣府独立公文書管理監及び情報監視審査会への対応です。

 内閣府独立公文書管理監による検証・監察が行われた結果、三件の是正の求めがあり、当該省庁において必要な措置が講じられました。

 令和三年中の情報監視審査会への対応についてですが、特定秘密の指定等の実施の状況に関する調査や審査会からの御意見、御指摘につき、関係行政機関が説明、報告を行いました。

 令和四年六月七日に衆議院議長に提出された衆議院情報監視審査会令和三年年次報告書には、政府に対する意見が記載されております。政府としては、これらの御意見を重く受け止め、その趣旨を十分に踏まえ、必要な措置を講じたり、対応について検討を行っております。政府の対応状況の詳細については、別途の機会に政府参考人から説明させることといたします。

 第九に、内閣府独立公文書管理監からの意見ですが、特定秘密を取り扱う者に対し、実効的な研修を実施し、特定秘密保護法等の内容の十分な理解や特定秘密の保護措置の的確な実施といった取扱者の責務について再認識させるなどにより、特定秘密保護法のより一層適正な運用に努められたい旨の意見がありました。

 第十に、有識者からの意見ですが、第十一回情報保全諮問会議に際し、本報告に関して御意見がありましたので、必要な修正を行いました。特定秘密保護法の運用等についても御意見をいただいております。

 以上が本報告の概要です。政府は今後とも、法律の適正な運用を積み重ねていく中で、常にその改善に努め、特定秘密の取扱いの客観性と透明性の一層の向上を図ってまいります。

小野寺会長 以上で説明は終わりました。

 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十七分散会


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