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第1号 平成20年11月7日(金曜日)

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本国会召集日(平成二十年九月二十四日)(水曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 平沢 勝栄君

   理事 河野 太郎君 理事 三原 朝彦君

   理事 山中あき子君 理事 近藤 昭一君

   理事 武正 公一君

      逢沢 一郎君    猪口 邦子君

      小野 次郎君    小野寺五典君

      木原  稔君    篠田 陽介君

      柴山 昌彦君    鈴木 馨祐君

      中山 泰秀君    西村 康稔君

      松島みどり君    松浪健四郎君

      御法川信英君    山内 康一君

      山口 泰明君    篠原  孝君

      田中眞紀子君    野田 佳彦君

      鉢呂 吉雄君    松原  仁君

      上田  勇君    丸谷 佳織君

      笠井  亮君    照屋 寛徳君

    ―――――――――――――

九月二十九日

 平沢勝栄君委員長辞任につき、その補欠として河野太郎君が議院において、委員長に選任された。

平成二十年十一月七日(金曜日)

    午前九時三十一分開議

 出席委員

   委員長 河野 太郎君

   理事 小野寺五典君 理事 松島みどり君

   理事 松浪健四郎君 理事 三原 朝彦君

   理事 近藤 昭一君 理事 武正 公一君

   理事 上田  勇君

      逢沢 一郎君    越智 隆雄君

      木原  稔君    柴山 昌彦君

      鈴木 馨祐君  とかしきなおみ君

      中山 泰秀君    西村 康稔君

      広津 素子君    御法川信英君

      安井潤一郎君    山内 康一君

      篠原  孝君    野田 佳彦君

      松原  仁君    西  博義君

      笠井  亮君    照屋 寛徳君

    …………………………………

   外務大臣         中曽根弘文君

   外務副大臣        伊藤信太郎君

   外務副大臣        橋本 聖子君

   外務大臣政務官      柴山 昌彦君

   外務大臣政務官      西村 康稔君

   外務大臣政務官      御法川信英君

   外務委員会専門員     清野 裕三君

    ―――――――――――――

委員の異動

九月二十四日

 辞任         補欠選任

  木原  稔君     古川 禎久君

  中山 泰秀君     高市 早苗君

同月二十九日

 辞任         補欠選任

  高市 早苗君     中山 泰秀君

  平沢 勝栄君     原田 義昭君

  古川 禎久君     木原  稔君

十一月七日

 辞任         補欠選任

  猪口 邦子君     越智 隆雄君

  小野 次郎君     安井潤一郎君

  原田 義昭君     広津 素子君

  山口 泰明君   とかしきなおみ君

  丸谷 佳織君     西  博義君

同日

 辞任         補欠選任

  越智 隆雄君     猪口 邦子君

  とかしきなおみ君   山口 泰明君

  広津 素子君     原田 義昭君

  安井潤一郎君     小野 次郎君

  西  博義君     丸谷 佳織君

同日

 理事三ッ矢憲生君八月五日委員辞任につき、その補欠として松浪健四郎君が理事に当選した。

同日

 理事谷口和史君八月六日委員辞任につき、その補欠として上田勇君が理事に当選した。

同日

 理事高木毅君九月十九日委員辞任につき、その補欠として松島みどり君が理事に当選した。

同日

 理事河野太郎君九月二十九日委員長就任につき、その補欠として小野寺五典君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

十月十五日

 クラスター爆弾禁止条約の批准を国会承認しないことに関する請願(西村真悟君紹介)(第三〇号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

河野委員長 これより会議を開きます。

 このたび外務委員長に選任をされました河野太郎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

 九六年に初当選以来、かなり長い時間この外務委員会に座っておりました。その委員会の委員長に選任されたことは非常に光栄だと思っております。ぜひ、皆様の御協力をいただいて、スムーズに委員会の運営をしてまいりたいと思います。

 ことしの通常国会におきましては、理事の皆様そして委員の皆様の御協力をいただきまして、日本ASEANセンターの問題をしっかりこの外務委員会で提起をし、委員会で解決をすることができました。そうした活動をしっかりこれからもこの委員会で続けていきたいと思っております。

 また、米国、インドの間の原子力協定のような、我が国に関する非常に重大な問題に関しましては、残念ながら国会で外務省から明確なお答えをいただくことがないままに、閉会中にNSGで政府がいろいろな立場を明確にしたということは、甚だ遺憾でございます。外務省におかれましては、今後このようなことがなきように、重大な問題につきましては、外務委員会において外務省がきちんとその立場を明確にして、この場で質疑をいただけるようお願いを申し上げたいと思います。

 また、先般指摘をされました居酒屋タクシーのような問題がございます。居酒屋はもうないと思いますが、国権の最高機関とはいえ、我々国会もきちっと無駄のない運営、審議をしなければならぬと思いますし、霞が関を初めとする関係各機関に無駄のないような仕事ぶりをしていただかなければならぬというふうに思います。

 特に、委員会におきまして、質問通告が直前になって官僚が徹夜をしなければならぬということが随分続いているようでございますが、これは明らかに国会が注意をすれば直すことができることであります。

 ぜひ、委員の皆様には、しっかりとそうした分野におきましても御協力をいただきまして、国権の最高機関とはいえ、配慮すべきところはきちっと配慮をする、主張するところはきちっと主張をしていく、そういう中で、この国の外交に関してどのような姿勢でいくのか、政府の立場を明確にしていただき、条約その他の審議を、この場をしっかりやっていきたいというふうに思います。ぜひ、そうした分野におきましては、委員の皆様の格別の御協力をいただけるようにお願いをしたいというふうに思っております。

 任期満了までになるか、解散までの短い間になるか、そこはわかりませんが、委員長の職責にある間、しっかり公正に委員会の運営に努めてまいりたいと思います。どうぞ皆様の御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、少し長くなりましたが、委員長のあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)

     ――――◇―――――

河野委員長 理事の補欠選任につきましてお諮りをいたします。

 委員の異動及び私の委員長就任に伴いまして、現在理事が四名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      小野寺五典君    松島みどり君

      松浪健四郎君 及び 上田  勇君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

河野委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 国際情勢に関する事項について、本会期中国政に関する調査を行うため、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

河野委員長 この際、中曽根外務大臣、伊藤外務副大臣、橋本外務副大臣、西村外務大臣政務官、御法川外務大臣政務官及び柴山外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務大臣中曽根弘文君。

中曽根国務大臣 外務委員会の開催に当たりまして、謹んでごあいさつを申し上げます。

 現下の国際社会におきまして、金融不安の払拭と世界経済の安定は最大の関心事でございます。これは、我が国国民の生活にも直結する問題でございます。今月十五日に米国で開催されます金融・世界経済に関する首脳会合の成功に向け、我が国は、金融危機を克服した経験を生かして、また、本年のG8議長国として、リーダーシップを発揮してまいります。

 国際社会では、今この瞬間もテロとの闘いは続いております。我が国は、海上自衛隊によるインド洋上の補給支援活動を通じ、国際社会のテロとの闘いの一翼を担ってまいりました。我が国の活動は各国や国連から高く評価されており、アフガニスタンを初めとする各国外相との会談におきましても、私自身に対し、謝意や継続の要請が表明されています。我が国の外交にとっても極めて重要な意義を有するこの活動を継続できるよう努力をしてまいります。

 また、アフガニスタンの復興支援に引き続き取り組むとともに、パキスタンによるテロ撲滅や経済安定化への取り組みを支援してまいります。

 米国では、今般、オバマ上院議員が次期大統領に選出されました。我が国としては、日米同盟の一層の強化に向けて、抑止力の維持と地元の負担軽減を図る米軍再編を着実に実施し、日米安保体制のさらなる強化に努めるとともに、グローバルな諸課題にともに積極的に取り組んでまいります。

 韓国とは、未来志向の成熟したパートナーシップ関係の構築に向け、協力してまいります。

 中国との関係では、就任直後の国連総会出席の際、ヨウケツチ外交部長と会談をいたしました。アジアと世界の平和と安定にともに貢献する戦略的互恵関係の構築を引き続き推進するとともに、食の安全などの諸課題に適切に対処してまいります。

 北朝鮮につきましては、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を実現すべく取り組んでまいります。

 六者会合において早期に検証の具体的枠組みに合意し、非核化プロセスを前進させると同時に、北朝鮮による拉致問題の調査のやり直しが早期に開始され、生存者の帰国につながるような成果が早期に得られるよう、引き続き鋭意取り組みます。

 ロシアとは、本年七月に行われた北海道洞爺湖サミットの際の日ロ首脳会談において一致した平和条約交渉に関する共通の認識に従い、北方領土問題を解決すべく交渉を進めるとともに、幅広い分野での関係を進展させます。この点については、五日の日ロ外相会談においても合意したところでございます。

 インドや豪州との間でも、安全保障や経済連携を含め、幅広い分野で関係を発展させていきます。

 ASEAN諸国との関係を強化し、メコン地域開発などを通じ、その統合と発展を力強く支援してまいります。また、東アジア首脳会議、アジア太平洋経済協力、アジア欧州会合などの枠組みを活用し、地域共通の課題に取り組んでまいります。

 気候変動問題については、北海道洞爺湖サミットの成果を踏まえ、すべての主要経済国が責任ある形で参加する枠組み構築に向け、リーダーシップを発揮してまいります。また、途上国の温室効果ガス排出削減等の取り組みに積極的に協力をいたします。

 重要な外交手段であるODAを積極的に活用し、途上国の安定と発展や地球規模課題の解決に貢献することは、我が国自身の国益にかなうものであり、戦略的な国際協力の実施に一層努めてまいります。

 また、国際的な軍縮、不拡散体制の維持強化に取り組みます。

 来年一月から、国連安保理非常任理事国としての役割をしっかりと果たすとともに、我が国の常任理事国入りを含む安保理改革の早期の実現を目指します。

 また、WTO交渉や経済連携協定の交渉に取り組み、同時に資源・エネルギー外交を進めます。

 最後に、山積する外交課題に適切に対処するために、外交実施体制の抜本的強化が不可欠であり、国民の皆様の御理解を得ながら、積極的に取り組んでまいります。

 河野委員長を初め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

河野委員長 次に、外務副大臣伊藤信太郎君。

伊藤副大臣 外務副大臣の伊藤信太郎でございます。

 河野太郎委員長初め委員各位にごあいさつ申し上げます。

 我が国の安全と繁栄を確保することは、外交に課せられた最も重要な使命でございます。

 中曽根大臣を補佐し、直面する外交課題に全力で取り組み、我が国が国際社会においてリーダーシップを発揮するように努めてまいります。

 また、国際社会の責任ある一員として、テロとの闘いの一翼を引き続き担うべく、インド洋における海上自衛隊の補給活動の継続を含め、全力で取り組んでまいります。

 河野委員長初め委員の先生方の御指導と御協力をいただきますように、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

河野委員長 次に、外務副大臣橋本聖子君。

橋本副大臣 外務副大臣の橋本聖子でございます。

 河野委員長初め委員の皆様方にごあいさつを申し上げさせていただきたいと思います。

 我が国の安全と繁栄を確保することは、外交に課せられた重要な使命であります。

 中曽根大臣を補佐し、北朝鮮の拉致、核、ミサイルといった諸懸案の解決や、アジア各国との関係強化、テロとの闘い、そして国民の皆様に安心と安全を提供しなければいけない食品の安全等、直面する諸課題に積極的に取り組んでまいる所存でございます。

 河野委員長初め委員の先生方の御指導と御協力を心からお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)

河野委員長 次に、外務大臣政務官西村康稔君。

西村大臣政務官 外務大臣政務官の西村康稔でございます。

 河野太郎委員長初め委員各位にごあいさつ申し上げます。

 外務大臣政務官として、国民の皆様の期待にこたえ、我が国の安全と繁栄の確保に向けて外交を推進するため、中曽根外務大臣を補佐し、全力を尽くして取り組む決意でございます。

 なお、三人の政務官の中では、私が主に本委員会を担当することになっております。委員長初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

河野委員長 次に、外務大臣政務官御法川信英君。

御法川大臣政務官 外務大臣政務官の御法川信英でございます。

 河野委員長初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 中曽根大臣の指導のもと、外務大臣政務官として、我が国の安全と繁栄の確保に向け、また、日本としての国際貢献のあり方を追求しながら外交に取り組んでまいります。

 河野委員長初め本委員会の皆様の御指導、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

河野委員長 次に、外務大臣政務官柴山昌彦君。

柴山大臣政務官 外務大臣政務官の柴山昌彦でございます。

 激動する時代の中で、外交上の諸案件に外務大臣政務官としての全力を尽くしてまいる所存でございます。

 河野委員長初め委員各位の皆様方の御指導と格段の御協力をお願い申し上げます。

 ありがとうございます。(拍手)

河野委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十六分散会


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