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第1号 平成22年10月22日(金曜日)

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本国会召集日(平成二十二年十月一日)(金曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   理事 木内 孝胤君 理事 小宮山泰子君

   理事 空本 誠喜君 理事 中野  譲君

   理事 和田 隆志君 理事 小野寺五典君

   理事 赤松 正雄君

      浅野 貴博君    大山 昌宏君

      吉良 州司君    小平 忠正君

      齋藤  勁君    阪口 直人君

      末松 義規君    武正 公一君

      中津川博郷君    西村智奈美君

      萩原  仁君    浜本  宏君

      早川久美子君    藤村  修君

      松宮  勲君    秋葉 賢也君

      金田 勝年君    河井 克行君

      河野 太郎君    高村 正彦君

      松野 博一君    笠井  亮君

      服部 良一君

    ―――――――――――――

十月一日

 小平忠正君が議院において、委員長に補欠選任された。

平成二十二年十月二十二日(金曜日)

    午前九時四十一分開議

 出席委員

   委員長 小平 忠正君

   理事 吉良 州司君 理事 中野  譲君

   理事 中林美恵子君 理事 長島 昭久君

   理事 西村智奈美君 理事 秋葉 賢也君

   理事 小野寺五典君 理事 赤松 正雄君

      浅野 貴博君    小川 淳也君

      大泉ひろこ君    勝又恒一郎君

      菊田真紀子君    阪口 直人君

      首藤 信彦君    中津川博郷君

      浜本  宏君    伴野  豊君

      本多 平直君    松本 剛明君

      山花 郁夫君    若泉 征三君

      金田 勝年君    河井 克行君

      高村 正彦君    松野 博一君

      笠井  亮君    服部 良一君

    …………………………………

   外務大臣         前原 誠司君

   外務副大臣        伴野  豊君

   外務副大臣        松本 剛明君

   外務大臣政務官      菊田真紀子君

   外務大臣政務官      山花 郁夫君

   外務大臣政務官      徳永 久志君

   外務委員会専門員     細矢 隆義君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月一日

 辞任         補欠選任

  大山 昌宏君     小川 淳也君

  木内 孝胤君     大泉ひろこ君

  小宮山泰子君     勝又恒一郎君

  齋藤  勁君     菊田真紀子君

  末松 義規君     首藤 信彦君

  空本 誠喜君     中林美恵子君

  武正 公一君     長島 昭久君

  萩原  仁君     伴野  豊君

  早川久美子君     本多 平直君

  藤村  修君     松本 剛明君

  松宮  勲君     山花 郁夫君

  和田 隆志君     若泉 征三君

同月二十二日

 理事平沢勝栄君九月三十日委員辞任につき、その補欠として秋葉賢也君が理事に当選した。

同日

 理事木内孝胤君、小宮山泰子君、空本誠喜君及び和田隆志君同月一日委員辞任につき、その補欠として吉良州司君、中林美恵子君、長島昭久君及び西村智奈美君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

十月二十日

 普天間基地の無条件撤去に関する請願(志位和夫君紹介)(第一一号)

 普天間基地の無条件返還を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一二号)

 日本から米軍基地をなくすことに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第三二号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

小平委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、外務委員長を務めることに相なりました小平忠正であります。

 現在、我が国には解決すべき外交問題が山積をしており、本委員会の果たすべき役割はまことに重大であります。

 理事及び委員の皆様方の御指導、御協力をいただきまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存であります。

 何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。(拍手)

     ――――◇―――――

小平委員長 理事の補欠選任についてお諮りいたします。

 委員の異動に伴い、現在理事が五名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      吉良 州司君    中林美恵子君

      長島 昭久君    西村智奈美君

   及び 秋葉 賢也君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

小平委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 国際情勢に関する事項について、本会期中国政に関する調査を行うため、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

小平委員長 この際、前原外務大臣、松本外務副大臣、伴野外務副大臣、菊田外務大臣政務官、山花外務大臣政務官及び徳永外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務大臣前原誠司君。

前原国務大臣 おはようございます。

 外務委員会の開催に当たり、所信を申し述べます。

 私は、外交の目的は、国益を追求し、国力を高めることだと考えております。そうした目的を達成する際に前提となりますのが、盤石な安全保障体制であります。不安定、不確実性を抱え、厳しさが増す我が国周辺の安全保障環境に適切に対処するためにも、我が国自身の安全保障体制を強化するとともに、日米安保体制を中核とする日米同盟の一層の深化に努めてまいります。

 国益を追求し、国力を高める上で、私が特に重視する経済外交の推進について申し述べます。

 日本の経済活性化のため、FTA及びEPAを通じ、貿易・投資の自由化を進めてまいります。来月に開催を控えたAPEC首脳・閣僚会議では、ボゴール目標達成評価の土台に立ち、アジア太平洋の将来像を共有し、地域経済統合や成長戦略の具体化に関する議論をまとめます。

 また、資源、エネルギー、食料の安定供給の確保に向け、各国との連携を強化してまいります。さらに、先般、外務省に立ち上げたインフラ海外展開推進本部等のもとで、インフラの海外展開に関する情報、知見を集約し、ODAも積極的に活用しつつ、戦略的に対応いたします。

 次に、各国・地域との関係強化について述べます。

 日米同盟は、日本外交の基軸であり、日本自身の安全の基礎であって、アジア太平洋地域の平和と繁栄を支える共有財産であります。二十一世紀にふさわしい形で、安全保障、経済、文化・人材交流を三本柱として、日米同盟を一層深化させてまいります。普天間飛行場の移設につきましては、五月末の日米合意を踏まえて取り組むと同時に、沖縄の負担軽減にも全力を挙げて取り組んでまいります。アフガニスタン・パキスタン支援、イランの核問題、気候変動、核軍縮・核不拡散といった国際社会が直面する課題への対処におきましても、米国との連携を強化してまいります。

 日中関係は、アジア太平洋地域、ひいては世界全体にとっても重要な関係です。一方、中国による透明性を欠いた国防力の強化や海洋活動の活発化には懸念を有しています。東シナ海に領土問題は存在いたしません。我が国の固有の領土である尖閣諸島については、現に我が国はこれを有効に支配しており、今後ともしっかりと取り組んでいく所存であります。これらを踏まえつつ、ハイレベル交流の実施等を通じ、引き続き戦略的互恵関係を推進いたします。

 日韓関係につきましては、先般の総理大臣談話を踏まえ、未来志向の関係を構築いたします。

 北朝鮮については、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的解決を図り、不幸な過去を清算し、国交正常化を追求いたします。

 ロシアとの間では、アジア太平洋地域におけるパートナーとしてふさわしい関係を構築したいと考えます。そのためにも、政治と経済を車の両輪として進めつつ、最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決して平和条約を締結すべく、精力的に取り組んでまいります。

 続いて、地球規模の課題に対する取り組みについて述べます。

 十八日から開催中の生物多様性条約第十回締約国会議、COP10では、世界共通の行動目標の設定と、遺伝資源の利用と利益配分に係る新たな国際ルールの策定が大きな課題であります。会議の成功に向けて、議長国としての役割を果たしてまいります。

 気候変動問題につきましては、すべての主要国が参加する公平かつ実効性のある国際枠組みを構築すべく、年末のCOP16の成功に向けて、国際交渉を主導してまいります。

 先月、国連総会の機会に、豪州とともに、核軍縮・不拡散に関する外相会合を主催いたしました。核兵器のない世界を実現する途上における核リスクの低い世界の創出に向け、核兵器の数、役割の低減などにつきまして、志を共有する関係国と議論を深めつつ、国際社会による取り組みを主導してまいります。

 途上国支援につきましては、貧困削減、平和への投資、持続的な経済成長の後押しを三本柱として、戦略的、効果的にODAを実施してまいります。また、教育・保健分野の菅コミットメントを着実に実施をし、ミレニアム開発目標、MDGsの達成と人間の安全保障の推進に貢献してまいります。

 アフリカ支援につきましては、TICAD4の公約を着実に実行し、支援を継続強化するとともに、スーダン、ソマリア等における平和の定着を支援してまいります。さらに、アフガニスタン及びパキスタンの平和と安定のため、治安能力向上、貧困対策等で支援を継続いたします。

 これらの課題を解決するために、日本は国連を積極的に活用してまいります。そのためにも、日本の常任理事国入りを含む安全保障理事会改革の早期実現に取り組んでまいります。

 小平委員長を初め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。(拍手)

小平委員長 次に、外務副大臣松本剛明君。

松本副大臣 外務副大臣の松本でございます。

 我が国の国益を追求し、周辺諸国と連携し経済外交を推進するとの大臣の方針に基づいて、大臣を補佐し、直面する外交課題に全力で取り組んでまいる所存でございます。

 担当は、北米、中南米、アフリカ諸国、安全保障や軍縮、不拡散、そして経済外交でございます。また、海外への情報発信や文化交流にも取り組んでまいります。

 小平委員長を初め委員各位の御支援、御協力を賜りますように、よろしくお願いをいたします。(拍手)

小平委員長 次に、外務副大臣伴野豊君。

伴野副大臣 皆様、おはようございます。外務副大臣を拝命しております伴野豊でございます。

 改めて申し上げるまでもなく、外交課題は山積しております。国益をしっかりと見据えながら、一つ一つ誠意を持って、さらに情熱もあわせ持って、前原大臣を補佐し、全力で取り組んでまいる覚悟でございます。

 特に、担当のアジア大洋州、南部アジア、欧州、中東諸国との関係強化に努めるとともに、ODAを活用した国際協力や、環境、気候変動などの地球規模の課題への取り組みを進めてまいります。当然のことながら、海外における日本人の保護にも努めてまいります。

 小平委員長を初め理事、委員各位の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。(拍手)

小平委員長 次に、外務大臣政務官菊田真紀子君。

菊田大臣政務官 皆様、おはようございます。外務大臣政務官の菊田真紀子でございます。

 国民の期待にこたえる外交を実現するために、政務三役が一体となってさまざまな外交課題に誠意を持って対応してまいります。

 特に、担当でありますアジア大洋州や南部アジア、アフリカ諸国との関係を強化してまいります。また、経済外交に力を注いでいきます。

 小平委員長を初め委員各位の御支援と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

小平委員長 次に、外務大臣政務官山花郁夫君。

山花大臣政務官 おはようございます。外務大臣政務官の山花郁夫でございます。

 国民のためになる外交を実現するために、前原大臣のもとで一丸となって山積する外交課題にしっかりと取り組んでまいります。

 特に、担当であります中南米や北米諸国との関係強化に努めるとともに、人権、人道に関する問題や、ODAを活用した国際協力、環境等の地球規模の問題に取り組んでまいります。

 小平委員長を初め委員各位の御支援と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。(拍手)

小平委員長 次に、外務大臣政務官徳永久志君。

徳永大臣政務官 おはようございます。外務大臣政務官を拝命いたしました参議院議員の徳永久志でございます。

 前原大臣を先頭に、政務三役力を合わせ、国民の理解と共感を得た形で、開かれた国益を追求すべく頑張ってまいりたいと存じます。

 特に、担当であります中東及びヨーロッパ、それから安全保障やインフラ輸出について頑張ってまいりたいと思います。

 どうか先生方の御指導、小平委員長を初めとして御鞭撻賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

小平委員長 次回は、来る二十七日水曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時五十四分散会


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