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第2号 平成23年3月11日(金曜日)

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平成二十三年三月十一日(金曜日)

    午後零時二十分開議

 出席委員

   委員長 小平 忠正君

   理事 吉良 州司君 理事 首藤 信彦君

   理事 長島 昭久君 理事 西村智奈美君

   理事 山口  壯君 理事 秋葉 賢也君

   理事 小野寺五典君 理事 赤松 正雄君

      大泉ひろこ君    勝又恒一郎君

      菊田真紀子君    阪口 直人君

      中津川博郷君    中野渡詔子君

      萩原  仁君    浜本  宏君

      早川久美子君    伴野  豊君

      山尾志桜里君    山岡 達丸君

      北村 茂男君    松野 博一君

      笠井  亮君    服部 良一君

    …………………………………

   外務大臣         松本 剛明君

   外務副大臣        伴野  豊君

   外務副大臣        高橋 千秋君

   外務大臣政務官      菊田真紀子君

   外務委員会専門員     細矢 隆義君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月九日

 辞任         補欠選任

  松本 剛明君     萩原  仁君

同月十一日

 辞任         補欠選任

  浅野 貴博君     山岡 達丸君

  道休誠一郎君     中野渡詔子君

  河井 克行君     北村 茂男君

同日

 辞任         補欠選任

  中野渡詔子君     道休誠一郎君

  山岡 達丸君     浅野 貴博君

  北村 茂男君     河井 克行君


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     ――――◇―――――

小平委員長 これより会議を開きます。

 この際、松本外務大臣及び高橋外務副大臣から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務大臣松本剛明君。

松本(剛)国務大臣 今般、外務大臣を拝命いたしました松本剛明でございます。就任に際しまして、所信を申し述べます。

 これまで、前原大臣のもとで、外務副大臣としてさまざまな外交課題に取り組んでまいりました。我が国及び日本国民の安全と繁栄を確保することが政府の最大の責務です。引き続き外交課題は山積しており、我が国を取り巻く安全保障環境も厳しさを増しています。就任に当たり、外務大臣としての重責をしっかりと受けとめ、我が国の国益を追求するため、諸政策の実現に全身全霊で取り組んでいく決意です。

 最近のニュージーランド地震や中東・北アフリカ情勢の例が示すとおり、邦人保護は大変重要な任務の一つであり、みずから先頭に立って取り組んでまいります。

 政策課題としては、まず、日米同盟は、我が国の外交、安全保障の基軸であり、我が国及び日本国民の安全と繁栄に不可欠な役割を果たしています。本年前半に予定される総理訪米に向け、安全保障、経済、文化・人材交流を三本柱として、日米同盟をさらに深化、発展させます。

 同時に、強固な日米同盟を基軸として、中国、韓国、ロシアを初めとする近隣諸国との協力関係を推進し、さまざまな懸案の解決にも力を入れます。

 北朝鮮問題に関しては、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図ります。

 また、ASEAN各国や豪州、インド等の地域諸国との協力を進めると同時に、APEC、EAS、ARF等の地域協力の枠組みを活用し、開かれたネットワークを重層的に発展させていきます。

 次に、日本が国際的に役割を果たしていく上で、一層の国力充実が必要であると認識しています。このような観点から、自由な貿易体制の推進、オール・ジャパンでのインフラ海外展開、資源外交、観光立国の推進、ジャパン・ブランドの発信を中心に、経済外交についても引き続き取り組んでまいります。

 ODAについては、MDGs達成への貢献、平和への投資、持続的な経済成長の後押しを引き続き重視するとともに、経済外交推進への積極的活用を特に重視します。アフリカやアフガニスタン、パキスタンへの支援も引き続き積極的に行います。

 気候変動問題を初めとする環境分野でも、昨年の成果を踏まえ、一層前進するよう努力します。

 核軍縮・不拡散については、国際社会の議論を主導し、国際平和維持活動や平和の定着支援にも力を入れます。

 これらのグローバルな課題を解決するため、G8、G20等における議論に積極的に参加します。国連が果たす役割を重視し、その実効性を高めるべく、国連の組織改革と機能強化を積極的に推進します。特に、安全保障理事会が今日の国際社会を反映した正統性を備えた機関となるよう、安保理改革の早期実現及び我が国の常任理事国入りにも全力を尽くします。

 来週には英国訪問が予定されているほか、フランスでG8外相会合が行われ、十九日には京都で日中韓外相会議を開催する予定です。国会の御理解を賜りながら、これら外交行事に出席し、我が国としての外交姿勢をしっかり発信していく所存です。

 小平委員長を初め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。

小平委員長 次に、外務副大臣高橋千秋君。

高橋副大臣 外務副大臣に就任しました高橋千秋でございます。

 変化の激しい国際社会において、日本外交はさまざまな課題に直面をしております。我が国の国益を追求するため、それらの外交課題に全力で取り組んでまいります。

 松本大臣を補佐し、日米同盟の深化と経済外交を中心とした外交政策を推進し、我が国及び日本国民の安全と繁栄を確保していくため、力を尽くします。

 小平委員長を初め委員各位の御支援と御協力をいただきますようお願い申し上げます。

小平委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十四分散会


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