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第3号 平成23年3月25日(金曜日)

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平成二十三年三月二十五日(金曜日)

    午後零時三十分開議

 出席委員

   委員長 奥村 展三君

   理事 北神 圭朗君 理事 松宮  勲君

   理事 向山 好一君 理事 村上 史好君

   理事 鷲尾英一郎君 理事 江藤  拓君

   理事 古屋 圭司君 理事 竹内  譲君

      大谷  啓君    櫛渕 万里君

      熊田 篤嗣君    長尾  敬君

      萩原  仁君    花咲 宏基君

      早川久美子君    福島 伸享君

      室井 秀子君    本村賢太郎君

      小里 泰弘君    坂本 哲志君

      高木  毅君    永岡 桂子君

      笠井  亮君    中島 隆利君

    …………………………………

   外務大臣         松本 剛明君

   外務大臣政務官      菊田真紀子君

   衆議院調査局北朝鮮による拉致問題等に関する特別調査室長          綱井 幸裕君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月二十五日

 辞任         補欠選任

  谷田川 元君     早川久美子君

同日

 辞任         補欠選任

  早川久美子君     谷田川 元君


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     ――――◇―――――

奥村委員長 これより会議を開きます。

 議事に入るに先立ちまして、委員会を代表して一言申し上げます。

 このたびの平成二十三年東北地方太平洋沖地震によりお亡くなりになられた方々とその御遺族の方々に深く哀悼の意を表します。また、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 これより、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと思います。

 全員御起立をお願いいたします。――黙祷。

    〔総員起立、黙祷〕

奥村委員長 黙祷を終わります。御着席願います。

     ――――◇―――――

奥村委員長 この際、松本外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。外務大臣松本剛明君。

松本(剛)国務大臣 今般、外務大臣に就任いたしました松本剛明でございます。

 私からも、今回の地震によりましてお亡くなりになられた方々に心から御冥福を申し上げるとともに、御家族にお悔やみを申し上げ、また、被災された方々にはお見舞いを申し上げたいと思います。

 外務大臣といたしましては、諸外国、そして地域、また国際機関から多数の支援の申し出をいただき、また、多くの救助、支援をいただいていることを感謝申し上げながら、そのお力を生かし、また、政府といたしまして全力でこの震災の対応に当たる決意でございます。

 さて、衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、委員各位にごあいさつを申し上げ、所信の一端を申し述べます。

 北朝鮮は、昨年三月に韓国哨戒艦沈没事件を引き起こし、同年十一月には六者会合共同声明や国連安保理決議に違反するウラン濃縮計画の存在を公表し、さらに韓国・延坪島を砲撃するなど、挑発行為を繰り返しています。このように、朝鮮半島情勢は依然として緊迫しており、北朝鮮の動向は我が国を含む地域にとって重大な不安定要因となっています。

 北朝鮮は対話を求めていますが、六者会合は対話のための対話とすべきでなく、その再開のためには、まず北朝鮮が、非核化を初めとする六者会合共同声明におけるみずからの約束を完全に実施する意思があることを、具体的な行動によって示さなければなりません。また、北朝鮮のウラン濃縮活動に対して、国際社会の懸念が適切な形で示されることが六者会合を通じた問題解決のために重要であると考えます。そのような認識に立って、引き続き、国連安保理決議等に基づく措置の着実な実施を含め、米国及び韓国、さらには中国、ロシアといった関係国と緊密に連携していく考えです。

 日朝関係については、今後とも、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を図る方針です。

 特に、拉致問題は我が国の国家主権と国民の生命、安全にかかわる重大な問題であり、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現するため、全力を尽くします。二〇〇八年八月の日朝間の合意に従った全面的な調査のやり直しが早期に開始され、拉致被害者の方々の一刻も早い帰国につながるような成果が早期に得られるよう、引き続き北朝鮮側に強く求めていく考えです。先般のG8外相会合の際も、私より拉致問題解決の重要性を改めて指摘し、G8各国の外相から理解と協力が表明されました。

 我が国としては、北朝鮮との対話を拒むものではありません。北朝鮮が拉致、核、ミサイルといった諸問題の解決に向けた前向きかつ誠意ある対応を見せるのであれば、日米韓で緊密に連携しつつ、我が方としても同様に対応する用意があります。北朝鮮問題については、日米韓で緊密に連携して対応してきており、引き続きこのような連携を堅持する考えです。

 奥村委員長を初め、本委員会の皆様の御支援と御協力を心よりお願い申し上げます。

奥村委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時三十五分散会


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