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   日本放送協会平成17年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書の概要

 

 本件は、日本放送協会の平成17年度決算であって、放送法第40条第3項の規定に基づき、会計検査院の検査を経たものであり、その主な内容は次のとおりである。

1 財産目録及び貸借対照表

  一般勘定は、資産総額7,203億2,830万4千円、負債総額2,584億1,808万1千円、資本総額4,619億1,022万2千円である。このうち当期事業収支差金は43億906万7千円である。

  受託業務等勘定は、資産総額610万3千円、負債総額610万3千円である。

2 損益計算書

  一般勘定は、経常事業収入6,749億4,669万6千円、経常事業支出6,660億8,993万3千円、経常事業収支差金88億5,676万3千円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金等を加えた当期事業収支差金は43億906万7千円であり、そのうち、37億1,900万円は資本支出に充当し、5億9,006万7千円は翌年度以降の財政安定のための財源として繰り越している。

  受託業務等勘定は、経常事業収入10億720万1千円、経常事業支出8億915万円、経常事業収支差金1億9,805万円である。この経常事業収支差金に経常事業外収支差金を加えた当期事業収支差金は1億5,490万3千円であり、これを一般勘定の経常事業収入へ繰り入れている。

 

 なお、本件には、「検査の結果、不当事項として「職員の不正行為による損害が生じたもの」、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項として「事業所等におけるテレビジョン受信機の設置状況を適切に把握するなどして、受信契約の締結を促進するよう改善させたもの」を平成17年度決算検査報告に掲記した。」との会計検査院の検査結果が添付されている。

 

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