質問本文情報
平成十二年十一月三十日提出質問第六五号
「ホットピット」に関する質問主意書
提出者 原 陽 子
「ホットピット」に関する質問主意書
一九九五年一二月二二日付の米軍準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」において、六年間という期間と六百拾万ドルの費用をかけ、燃料貯蔵施設・厚木海軍航空基地燃料庫が完成したと報道されている。また厚木の補給担当将校ジョセフ・ボノモ中佐(当時)が、「『ホットピット』は現在の誘導路の中の一本の近くに造られるだろう」と語ったことが紹介されている。
航空機がエンジンをかけたまま給油できるシステムである「ホットピット」は、一九九五年まで、日本国内の米軍海軍基地では硫黄島にしかないNPL(夜間連続離発着訓練)用の施設であった。
以下、この「ホットピット」について、質問する。
(2) 「ホットピット」は「思いやり予算」で建設されたというのは事実か。また、その建設費はいくらか。
(3) エンジンをかけたまま給油を行うことには危険がともなうが、「ホットピット」の場合、従来の装置と比べて、どのような危険防止措置がとられているのか。とられている危険防止措置は米国の基準に適合するものか、または日本の基準に適合するものか。
(4) 厚木以外の在日米軍基地に「ホットピット」は存在するのか。存在する場合、どこに、何基、存在しているのか。また、それは「思いやり予算」で造られたものか。その建設費は、各々、いくらか。
(5) 航空自衛隊の基地にも同様の装置が存在するのか。もし存在するならば、どのような危険防止措置がとられているのか。
右質問する。